二木真希子のレビュー一覧

  • 守り人シリーズ電子版 2.闇の守り人

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    めっちゃおもしろかった。
    サラサラサラ〜っと読めた。
    気づいたらもう残りわずかで。
    『精霊の守り人』もおもしろかったけど、その数倍おもしろかった。
    死んだジグロ(ヒョウル)と冒頭から槍で舞うシーンが好き。
    ヒョウルの正体はその冒頭から分かってはいたけど、『山の王』や『最後の扉』が気になり過ぎて最後まで飽きなかった!
    ヒョウルの存在意義がすごいよくできてる。
    国を守るため、また世代交代というか、きちんと弔われることもいい。
    『オコジョを駆る狩人』、や『牧童』という不思議な存在にもわくわくしたし、洞窟の中の深い川や儀式などの神秘的なところも印象的。

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    2025年09月14日
  • 守り人シリーズ電子版 炎路を行く者

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    ヒョウゴの物語。胸がいっぱいに切なくなるいい話だった。

    正直、あとがきで15のバルサがヒョウゴを救った…ということは読み解けなかった。

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    2025年08月18日
  • 守り人シリーズ電子版 11.守り人短編集 流れ行く者

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    ネタバレ

    浮もみ なんだか切なくて涙が滲むような短編

    ラフラ 
    アズノの心より機微について、最後まで付き添われてないからこそ想像こそ余地があり、思いを馳せてしまう物語だった。
    読み解けているかわからないが、きっとアズノにとってターカヌとの勝負は金銭も、人の目も絡まない純粋で大切な勝負だったのだろう、というのが私の解釈だった
    合っているかはわからない。ただ、わかったつもりでこうだ、と言ってしまうのも嫌だな。また読みたい。

    流れゆくもの
    バルサの初めての人殺しの話。重い。

    あとがきも含めてとても好きだった。ため息をつくほど胸が切なくなる短編集。

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    2025年08月16日
  • 守り人シリーズ電子版 10.天と地の守り人 第三部

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    読み終わってしまった…!!!!
    学生の頃何度も何度も読み返した作品に、30歳になってまた出会い直して完結していることを知ってまた1から読んだ
    本当に本当に素晴らしい作品

    まだまだ読みたい気持ちでいっぱい…

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    2025年08月01日
  • 守り人シリーズ電子版 8.天と地の守り人 第一部

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    三部作のスタートを切る作品
    スルッと読めた
    できたらみんなあとがきまで読んでほしい、そしてみんなもこれから始まるたびに心を躍らせてほしい

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    2025年08月01日
  • 守り人シリーズ電子版 1.精霊の守り人

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    面白かった!!
    ファンタジーなのに歴史物語のような、自分の知っている世界の神話や伝説のような…物語だった。
    登場人物たちがとてもいきいきとしている。
    チャグムの成長、バルサの心が解けてゆく過程、とても読み応えがあった。
    第三章の「サアナンの風とナージの翼」は手に汗握る臨場感がすごかった。
    他の守り人シリーズも読んでみたい。

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    2025年05月14日
  • 守り人シリーズ電子版 2.闇の守り人

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    ネタバレ

    ユグロの口のうまさが本当にすごい。そして、自分のことしか考えてない人の方が迷ったりせずハッキリと物事を言えるし進めるので周りの人は流されるんだろうなぁと思った。断定する人に人は騙されやすい。気をつけよう…。
    そして、最後のお別れ。驚いたのは、「辛かった。それでもバルサを育てて幸せだった」みたいなことを告げずに、バルサを守るために友を殺さなければいけないことへの憎しみが伝わって怒りながら育ての親を刺した後、バルサが哀しみと共に寒い中自分を包んで守ってくれたことを思い出し、ジグロが消えてゆくという…。いい意味で予定調和ではなく、ただひたすら、「憎んでいた、それでも守り抜いた」というジグロの現実を置

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    2025年05月02日
  • 守り人シリーズ電子版 1.精霊の守り人

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    初めからラストまで一気読み、胸を打ちつける名作。精霊に卵を産みつけられ産み出すまで皇子を護衛する話。
    いつか自分が子どもを産む時はこの話を読みたい。
    12歳なのに世の中と折り合いをつけてどんどん大人になっていくチャグムの切なさと
    バルサの愛情深さ、タンダの優しさ、トロガイの飄々としたかっこいいおばあちゃんぶりが最高なんだよな…。主人公のバルサ、今年30になるんだ、私もそうだよ…。30歳になる今年読めて本当によかった

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    2025年04月25日
  • 守り人シリーズ電子版 1.精霊の守り人

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    匂いや触感、感情の機微が豊富に表現されている。知らない世界の話なのに、見知った場所に立っていて、登場人物と同じ感覚を追体験できるようなリアル感がある。

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    2025年02月22日
  • 守り人シリーズ電子版 2.闇の守り人

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    (小6女子)『闇の守り人』は、守り人シリーズの二巻目だ。一巻目である『精霊の守り人』では分からなかった主人公の過去が明らかになる。『闇の守り人』を読む前に『精霊の守り人』も読んでみてほしい。私は以前、自分の本当の気持ちを外に出すのが苦手だった。私と同じように、主人公と育ての親も、怒りや憎しみなどを隠し続けてきた。しかし、この本の最後でついに、今まで言えなかった感情をお互いにぶつけあう。だから私は、この場面が一番好きだ。誰にでもいつか、本当の気持ちを言える日がくることを私はこの本から学んだ。私は特に、自分の気持ちを外に出せていない人にこの本を読んでもらいたい。

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    2024年12月03日
  • 守り人シリーズ電子版 1.精霊の守り人

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    ドラマが好きで、原作本をいつか読みたいと思っていた。やっと読めて満足。チャグムの成長がいいよね。そしてバルサがカッコいい。そういう人に私は成りたかった(無理)。

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    2024年05月04日
  • 守り人シリーズ電子版 3.夢の守り人

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    シリーズ、二と三 一気読み。
    『花』に囚われた、一の后、タンガ、そして
    チャグム。
    あれから成長をみせたチャグムの皇太子としての
    生き様も頼もしい。
    バルサの苦悩も闘いもまだまだ続く。
     

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    2023年10月28日
  • 守り人シリーズ電子版 2.闇の守り人

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    再読。過去の傷と向き合うバルサ、現実は美しくはないけれど、向き合い切ってだんだん気持ちが解れていく。大人でも楽しく読める児童文学。

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    2023年10月22日
  • 守り人シリーズ電子版 1.精霊の守り人

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    もう10年以上前、小学生か中学生の時にお小遣いで買った大好きな作品を再読。
    上橋菜穂子さんの作品に出てくる食べ物ってすごく美味しそうで魅力的。独特の甘辛い香辛料で煮付けた魚、タレがしみたご飯、読んでるだけで口の中に唾がたくさんわいてくる。
    これは全10巻のシリーズの第1巻目。新ヨゴ王国第二皇子のチャグムが、目には見えないもう一つの世界の水の精霊の卵を身に生み付けられていて、ひょんなことから女主人公の用心棒・バルサがチャグムを守ることになる話。当時2巻目の『闇の守り人』から読み始めた私的に、シリーズものだけど1話完結的な楽しみ方もできると思う。
    呪術師のおばあさんトロガイ、その弟子タンダ、宮に仕

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    2023年08月31日
  • 守り人シリーズ電子版 3.夢の守り人

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    チャグムがゆめに閉じ込められてしまったりいつもバルサが活躍していたがこの本ではタンダが活躍していてナユグの事も沢山しれて色んなことがあきらかになってドキドキしました。

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    2023年04月20日
  • 守り人シリーズ電子版 1.精霊の守り人

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    小学生の頃から何度も読んでいる大好きな本。数年ぶりにチャグム達に会いたくなって再読。はじめて読んだ時はチャグムよりも幼かったのに今ではバルサと十しか離れていない。時の流れる速さに驚いた。
    今回は、突然母と離されたり、父である帝に暗殺を企てられたり、よくわからん異界の生き物に卵を産み付けられたりと大変なチャグムの心情に着目して読んだ。チャグムが、バルサ達に感情をぶつける所でバルサとタンダはチャグムに安心を与える存在になれたんだなと実感できた。

    上橋菜穂子の作品を読むのは1年ぶりだが、文章の読みやすさですぐに話に入れた。バルサ達と共に旅をするのはやはり楽しい

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    2023年03月04日
  • 守り人シリーズ電子版 1.精霊の守り人

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    チャグムのことと卵をラルンガから守り卵を無事孵すまでいろいろな人が冒険をする話です。冒険は大好きなので面白かったです

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    2022年11月24日
  • 守り人シリーズ電子版 2.闇の守り人

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    守人シリーズ2作目。心の傷と過去にしっかり向き合うため、バルサは故郷カンバル王国へと戻る。捻じ曲げられた過去、ルイシャ〈青光石〉贈りの儀式の秘密、ヒョウル〈闇の守人〉とは何者なのか?
    息をつかせない展開で最後まで一気読必至。バルサとジグロの槍舞いのシーンはもう涙なしには読めない、、

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    2022年11月12日
  • 守り人シリーズ電子版 炎路を行く者

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    ネタバレ

    あのヒュウゴの少年時代の物語。タルシュ国密偵アラユタン・ヒュウゴ。やたらと気になる存在だったあのヒュウゴ。
    バルサやチャグムにとって、敵対する関係のはずなのに、完全な敵ではない。
    ラウルを説き伏せた能力の持ち主。

    なぜ、あんなにもヒュウゴという人物が心に残ったのか、本作の上橋さんのあとがきで納得。ヒュウゴのこの少年時代の物語は、ヒュウゴが登場した時点で出来上がっていたとのこと。だから、ヒュウゴがあんなにも、登場人物の中でも際立つ存在となっていたのだ。

    本作は守り人シリーズのスピンオフみたいな位置づけなのだろうけど、もはやひとつの物語として完璧に出来上がっている気がする。
    ヒュウゴが家族全員

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    2022年08月29日
  • 守り人シリーズ電子版 10.天と地の守り人 第三部

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    「感無量」、「感慨にふける」・・・
    あぁ、この読後感をどう表現してよいのやら。

    ついに、終わってしまった。バルサとチャグムの長い長い物語が。
    この「天と地の守り人」は三部作で、タルシュ王国の北への侵攻を前に、第1部と第2部で、様々な戦略、駆け引き、思惑があって、そういったものがあったからこそ、最後のこの第3部は話の展開も早く、ページをめくる手が止まらないとはこういうことか、というほど早く読み終えてしまった。そして、「守り人」シリーズでは私としては初めて、何度も涙が溢れた。

    戦争や、歴史上の戦など、これまで何度も映像で見聞きしたけれど、これまでで一番と言っても過言でないほど、チャグムとともに

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    2022年08月09日