二木真希子のレビュー一覧
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前回のお話の続きで。アスラという少女が危険に追い込まれるとき、どこからともなく風がふいて神が降りてきて人を殺してしまう。下巻は離れ離れにされていた兄チキサにやっと会えるが、そこはロタ王国で、シハナのわなにまんまと嵌められてしまう。その罠とはタルの民は隠れるように暮らしていかなければならない!それに納得できないシハナとイアヌは命をかけての大勝負に出る、アスラにカミサマが宿るように・・・アスラはまんまとその罠に嵌ってしまい最後は意識はあるものの目覚めなくなってしまった。この話はこれで7巻まできているけれど本当に面白い。児童書とは思えないほどの内容となっているのが凄くよい!!
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これ、やばいですっ!
このシリーズ、完璧にはまりましたっ!
こんなにはまるとは・・私の何に触れたのでしょう・・・・
もう、麻薬のように次が読みたくなる・・
なんとも魅力的な世界@私にとって・・
私の大好きがいっぱい!満載ですっ!
これ・・児童書なのですが、勿体無い!!大人だって読め読めです(^_-)☆
前回、文庫化は待てない!と、軽装版を2冊、注文したのですが、一冊はまだ着てない@9月発刊のはず・・
もう、たまらなくって、また3冊、注文しちゃいました。
もう美もなんも気にしてらんない^_^;
内容は上記データベースを読んでいただくとして、これ、きっと実写化するんじゃないかなぁ・・
アニメ化だ -
Posted by ブクログ
「精霊の守り人」の作者とは思えない拙い文章…SFで近未来を書きたいのか知らないけど、主人公達の説明口調がひどい。「あら料理してくれたの?」「クッカーが作ってくれたものを並べただけさ」じゃなくて、クッカー(自動料理機)でよくないか?、逃げている途中なのに敵に向かって説明しすぎではないか?などひっかかる部分はあり半ばまでは我慢しながら読んでいた。
でも、後半はグングン惹きつけられたし最後にはどうしようもなく胸を打たれてジワーッと泣いてしまった。(でも文で今何がどうなってるのか分かりにくい部分はあった…!!)
デビュー作だったのか…!
うーーん!!!!!読みにくいのにおもしろかった…!!うーーーーん -
Posted by ブクログ
ネタバレバルサがジグロと共に、追手から逃れて暮らしていた頃が描かれている短編集。
タイトルのとおり、村や家族から疎まれたり、離れてしまったりした流れ者が描かれる。
タンダの親戚のおじちゃんオンザ、老女賭事師のアズノ、年老いた護衛士スマル・・・
これは児童文学の域を超えている。私だって、正確に読み取れたかどうか(読書に「正確さ」もないとは思うけれど)自信がない。「ん?」と立ち止まって、上橋さんの意図をくみ取ろうとしたこと数回。
人間の良い面も悪い面も上橋さんの手にかかってしまえば、フラットに描かれ、一度しか登場していない人物も人間としての温度を持ったひとりの人となり、読者の心に住み着いてしまう。 -
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ネタバレチャグムとバルサは、カンバル王に会うために北へ向かう。
タルシュの刺客に追われ、追いつかれ、カシャルに助けられ、牧童たちに助けを請い・・・
これまでの物語で出てきた人たちが再び登場して、チャグムとバルサに関わってくる。こんな楽しさはこのシリーズが長く、壮大だからこそ。
絶大な力を誇るタルシュに北の国々はどう立ち向かっていくのか。もう八方ふさがりか、枝国になるのが最善でなくても生き残る道なのか、ハラハラしながら読み進めた。
まるで歴史小説のようだったところに、異なる世界ナユグの影響がこちらの世界にも大きな影響を及ぼすことがわかってくる。絶妙なタイミングで上橋ファンタジーが・・・!
北から -
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ネタバレいよいよラスト三部作に突入。
前作「蒼路の旅人」で海に飛び込んだチャグムを追ってバルサが動き出した。
チャグムの計画は、たくさんの複雑な各国の事情や、チャグム自身が新ヨゴ皇国ですでに死んだ者として扱われている事実、また、予想以上のタルシュの力の及び方を前に思ったようには進まない。
なんと、カンバル王側近にもタルシュの息がかかっていた・・・!
誰にどんな思惑があって、どことどこがつながって・・・あぁ、もう混乱!
私の頭では一度さらっと読むだけでは、あちこちにほころびがあって、読みながら頼りない記憶をさぐる、読み進める、一度頭の中で整理してみる、読み進める、記憶をさぐる、頭の中で整理・・・んあ -
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ネタバレ上橋さんの頭の中はいったいどうなっているのか。
新ヨゴ皇国、サンガル王国、カンバル王国と出てきて、今度はロタ王国という国がでてきた。
どの国にも独自の王家の歴史と伝統、そして伝説や伝承があり、同じ(かどうかも定かではないけれど)異界を、「ナユグ」、「ナユーグル」、「ノユーク」とそれぞれの言葉で表わす、などという、見事にリアルな世界観で物語が成り立っている。一体どうしてひとりの人が、こんな壮大な世界を考え出せるのだろう。
冒頭のシンタダン牢獄の惨劇や、スファルが鷹に魂を乗せて空からバルサを追うシーンなどからは、「鹿の王」を少し思い起こした。
本作でバルサが守ることになる、アスラ、チキサ達「タ -
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ネタバレ守り人シリーズ、3作目。
これまでの2作と違い、そんなに血生臭い感じはしない。バルサの槍も今回はそんなに活躍しない。
今回は、トロガイ師やタンダの生い立ちもわかってくる。
これまでよりもっともっと異質な世界の幻想的なお話。
正直なところ、私の想像力がついていかないところがあって、
何度も頭の中に疑問符が浮かび、「えっと、で、この人は、何だっけ?どんな役目?」と、何度も立ち止まってしまっては、やはりよくわからず読み進め、そんなことを繰り返しているうちに読み終わってしまった感じ。
夢に囚われて現実世界に魂が戻ってこない。そんな世界を描いているという捉え方は端的に言い過ぎだろうか。タンダは、夢の世