新渡戸稲造のレビュー一覧
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ネタバレ1938出版。文章も当時のままで書かれたものなので読みにくいのではあるが、あえて当時の文体で読むことで、武士道の当時の捉え方が伝わってくる。
新渡戸稲造が英文に→英語を 矢内原 忠雄が日本語に訳すと言う、ラウンドトリップなのであるが、太平洋戦争前なので、この武士道思想が日本の軍国主義に大きな影響を与えたのはやぶさかでないだろう。
切腹や仇討ちついての詳細な記述もあり、読んでいると時代劇のシーンはフィクションではなく、150年前ぐらいまではあのような切腹があったということで、そんなに前の話でもないのだな、とぞっとしてしまった。明らかに精神性は今の日本人と武家では異なっていたのだ。 -
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武士道という士農工商の士だけが持つ思想をあたかも日本人全体が持っているように書いている。さすがに、日本人共通の観念とすると無理がある。1899年刊行とすると黄禍論の頃か。野蛮な黄色人種ではなく知性ある文明人としての日本人を紹介したかったからこのような文章になったのだろうか。賛美に恥ずかしくていたたまれない気分になる。四民平等になり、1877年の西南戦争で武士は農民に敗れた。それも集団行動も駆け足も行進もできなかった農民兵にだ。農民が日本の大多数なら農民が持つ思想こそ、日本の思想として紹介すればいいのに。でも当時の外国人受けを狙った本としてはこれでよかったのかもしれない。
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本書の持つ歴史的意義は、少なくとも2つある。1つは、サムライが往来で兇器となる刀を差しやみくもに人を斬る好戦的で野蛮だと思われていた当時の西洋人の誤解を解消したこと、そしてその武士道論を通じて日本的思考の枠組みを日本人として初めて英語で世界に問うた日本文化論だという点である。
新渡戸は、武士道の体系を義、勇、仁、礼、信(誠)、名誉、忠義の順で解説。各徳目の詳細は本書に譲るが、それぞれの関係性は、智仁勇が義を支え、信が礼を支え、義と礼が忠を支える構造となっており、徳目の最上位にくる忠は武士自身の名誉と恥を重視する他律的な行動規範が基本となる。
さらに本書では、武士の教育、切腹と仇討ち、刀、女性の -
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■感想
仏教とか神道とか興味ありますね
絶対と自分を調和させる、いいですね
座禅やってみたいです。体験してみたいですね。
汝自身を知れって真理過ぎるだろ
知識というものは、これを学ぶものが心に同化させその人の品性に表れて初めて真の知識となる、ということ
→その通り過ぎる、知識として手に持ってるんじゃなくて、自分の自然の行動として表れて初めて意味を持つ敵なことだよね。
息をするようにできるってことだよな。
知行合一
高校生の時もこれってマジ大事!って思った気がする
絶対思ってたわ
貴族(力あるもの)を商業から離しておくことはある程度ごうりてきなのかもしれないな
お金持っている人が強い社会