【感想・ネタバレ】[新訳]自警 自分の理想に近づくために知っておいてほしいことのレビュー

あらすじ

世界に日本人が誇れる名著『武士道』の著者・新渡戸稲造が懇切丁寧に書き記して、大正・昭和初期のベストセラーとなった『自警』。現在は『自警録』として知られ、知る人ぞ知る名著である。本書は、その名著の現代語抄訳本である。ほんとうに強い人とはどういう人か。世間で生きていくには、どうした心構えが必要なのか。報酬への考え方とは。職業を選択するにあたり、どう考えたらいいのか。いつまでも若くいるために、なにをしたらいいか。自分の「理想」とどう対峙するべきか。「理想」に近づき、実現をするための方法とは……。自らの体験をベースにしつつ、当時の人間観・生き様を簡明に記したこの本には、日本人が世界標準レベルで生きるために必要なことが網羅されている。ますますグローバル化が進む現代日本においても、その内容はまったく古びることはない。人生を着実に、しかも確実に前進させていくための生き方の「処方箋」が、ここにある。

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Posted by ブクログ

新渡戸先生は、博学であるだけではなくおもしろいのだ。古今東西の箴言を紹介しながら、ぐいぐいと読ませていく。おかしい小話もたくさん。沙翁はシェークスピアだったのか。

先生は現実をみつめながらも、非常にポジティブである。理想とはなかなか手が届かないから、われわれは理想に向かって走り続けるのであるから、どうせ手が届かないのなら走らなければいいのではないかと言及する。それでも、届かない理想に一歩でも近づこうとするところに人間の成長があるという。先生の弟子になります!

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2013年01月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

昔の人は良かった。新渡戸稲造のように、人の在り方を問う言葉を吐いてくれる人いたから。今は何を自身のバックボーンにして世の中を生きていけばよいかわからない時代だと思う。小手先のテクニックを使ってうまく生きる方法を書いた本は多くあるが、またそういう本が売れているのも事実だが。報酬以上の務めとういう章にこう書かれている「世の中を生きていくには報酬以上の仕事を行う心がけなければ報酬分の仕事はできないと思う。つまり金を払ってもできないくらいの仕事を行う物でなければ、払った金も多すぎるような気がする」真摯に仕事に取り組む事の重要さを教えてくれる。

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2011年08月21日

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