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Posted by ブクログ 2023年04月26日
新渡戸稲造氏が1900年に英語で出版したBushidoを、1938年に矢内原忠雄氏が日本語に訳したものですが、本書ほど欧米における日本理解を促進させた本はないのではないかと思われるほど重要な本だと思います。新渡戸氏は主要読者が英米国人ということ、かつ本人がキリスト教徒ということもあって、武士道の考え...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年04月17日
義理の解説に納得するものです。
キリスト教文化圏の人が「愛」を動機として為すべき、と教えられ身に付けている家族や隣人への行為を、
日本人は、たとえ愛が不足している場合でも「義理」を感じて実践する事が出来る。
と、僕は理解しました。
逆に言うと、日本人に「愛」を求めるのには無理があると思いました...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年03月07日
この本は新戸部が、日本に宗教教育はないのに日本人はどのように道徳を学ぶのか問われたことに対して書いたもの
武士が当時の日本人の道徳的模範となっていた
知識は学んだものの心に同化して初めて真の知識
義に過ぐれば固くなる、仁に過ぐれば弱くなる
義理は正義の道理であり第二義的、礼儀作法は精神的規律の単なる...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年02月16日
まとめ&感想かいてみました
☆成り立ち
武士道は儒教思想や神道、仏教から忠臣愛国の精神や死を受け入れる諦観さ、長幼の序などの各思想の影響を受けていること
☆武士道の内容
義、忠、礼、勇など※それぞれの関係は整理できてない
☆武士道が与えた影響
→武家の女子。進んで自らの人生を自分の家庭に捧げる...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年09月05日
日本の道徳の規範はなんであったか?
その精神の源流に迫るという意味では、日本人として一読はしたい一冊。「緒言」を読むだけでも日本人であることに誇りを持てる。新渡戸が紙幣の顔になったことにも自然と頷ける。
ただここで注意したいのは、その精神はずーっと変わらず民族の中にあるのだと新渡戸は言う。
ここ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月12日
新渡戸稲造が、38歳の歳1899年に書いた本。
海外に向けて日本のことを紹介する意で書いたので、この本はその英文の日本語訳になる。
読んでいて最も驚くのは歴史上の人物名の引用の数。
その数100名を超える。
これだけの歴史上の人物の偉人・哲人・賢人のことに精通しており、日本の様々な事象や在り...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年10月08日
1899年、新渡戸稲造が日本人の道徳感を形成する根幹にあるものとして、海外に英語で提示した書。
文明開化からまだそう経たない時期であるが、すでに義理という言葉は本来の道義の理屈という意味から放れて使われていたというような逸話がある。著者は、明治となり西洋化する日本社会において過去の日本人が持ってい...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年12月18日
あらゆる情報の嵐とそれに伴う明文律の氾濫。明文律は、えてして書いてないことは守らなくても良いという考えとセットになっている。そして不文律はいつしか守らなくてもいいものの如く扱われている。今、忘れ去られつつある不文律の原則を当時、それら日本の規範の基礎を知らない外国へ向けて新渡戸稲造が英語で明文化した...続きを読む
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