新渡戸稲造のレビュー一覧

  • 武士道

    Posted by ブクログ

    新渡戸稲造「武士道」について書く。今回読んだのは1899年にアメリカで出版された新渡戸稲造「武士道」"BUSHIDO The soul of japan"の現代語訳だ。訳者は人間学の講師を生業とする岬龍一郎氏だ。本書の正式なタイトルは「いま、拠って立つべき"日本の精神" 武士道」であって、日本の精神が強調されているのは原著の題名にある"The soul of japan"を訳したものだと思われる。本書が描かれた歴史的背景だが、明治維新から30年程度の年月が経過して、日本の国際的地位が固められる最中だった。しかし永続主義や封建主義を続け

    0
    2024年11月27日
  • 武士道

    Posted by ブクログ

    いにしえのSAMURAI(武士)が残した日本の美しい文化(曖昧で不文律)を見事にまとめ上げたのがかの新渡戸稲造先生であった。武士とは何たるかを世界に示し、これを一つのきっかけにして、JAPANESE SAMURAIが世界に名を轟かすことになるのだと考えると非常に感慨深い。私も日本男児(などというと右翼臭いが)の一員として、この美しく儚い文化を後世に語り継いでいきたい。

    0
    2024年10月18日
  • 武士道

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本人の心の根底にある武士道。新渡戸稲造が宗教教育のない日本にどうやって道徳教育をしているのかを尋ねられた際に、行き着いた結論。武士道の構成要素は仏教や神道、儒教など様々な宗教や教え。そして7つの徳によって構成されている。義、勇、仁、誠、礼、名誉、忠義。この7つは、今の日本人の心にも息づいている。国際社会と言われる。今だからこそ、日本人としてのより良い生き方を模索すること、古来の優れた考えを見つけておく事は重要。武士道があるおかげで、個人が全体を支えると言う日本の社会システムが成り立っているかもしれない。

    0
    2024年08月17日
  • 武士道 いま人は何を考え、どう生きればいいのか

    Posted by ブクログ

    <読み始めた背景>
    最近話題になったディズニー作品の『SHOUGUN 将軍』きっかけで、「武士道」とは何なのか。当時大事にされていた考え方や価値観はどのようなものなのか気になり読み始めました。

    <内容>
     本著は、1899年に新渡戸稲造が英文で出版したものを翻訳して出版された本です。
     西欧の騎士道やキリスト教、儒教や陽明学など他の宗教の教義や行動規範とを比較しながら武士道の根源と封建制度との関わり、そして日本社会に及ぼした影響などが書かれています。

    <特徴(少しネタバレ)>
     この本は1世紀以上前に書かれた英語原文を翻訳しているため、少々古い言葉や難しい単語が使われています。それを調べな

    0
    2024年06月15日
  • 武士道

    Posted by ブクログ

    封建制が先か、武士道が先かは分からないけど、封建制が無くなり民主主義が採られる時代になった今では、武士道の形骸化した部分だけが残っている。これを読むことで、今でも存在する、違和感を覚えるような伝統や慣習の解像度が上がった。

    0
    2024年04月30日
  • 武士道 いま人は何を考え、どう生きればいいのか

    Posted by ブクログ

    序文で読んだ内容で刺さった箇所が僕には十分だった。ベルギーのラヴレー氏との会話が宗教の話題に及んだ。「あなた方の学校では宗教教育というものがない、とおっしゃるのですか」と尋ねられた。私が「ありません」という返事をすると、氏は驚きのあまり突然歩みをとめられた。そして容易に忘れがたい声で、「宗教がないとは。一体あなた方はどのようにして子孫に道徳教育を授けるのですか」と繰り返された。
    これを読んで日本人である自分の大学で一単位だけ学んだキリスト教学の判定が良であったことを思い出した。
    最近この国では宗教がさまざま現れて、寧ろ超えられないと感じる。
    武士道からだ著者が学んだことをこれから暇暇に呼んでい

    0
    2024年05月17日
  • 武士道

    Posted by ブクログ

    武士道とは何か、日本の武士道精神そのものと、それが日本人の心や動作に浸透してきた背景が理解できる。著者が明治維新後30年くらいで外国人向けに書いたという視点で意識して読むと良いと思った。
    時代が違うので当然価値観も違うが、少なくとも今でも日本人の心に受け継がれてきているものもたくさんあり、またそれは武士道の元になっている神道や仏教、儒教から今に受け継がれているものも多い。そういった先人の教えを武士道の視点から学べることはためになる。

    学びメモ
    ・知識というものは、これを学ぶものが心に同化させ、その人の品性に表れて初めて真の知識になる。知識はそれ自体が目的とはならず、あくまで知恵を得るための手

    0
    2023年12月09日
  • 武士道

    Posted by ブクログ

     今日の会話の中で私たちは、「彼は侍だ」とか”大和魂”という言葉を使うことがある。しかし、それが何を示すのか明確な定義を教わることはなく、経典のようなものも少ない。だから、著者である新渡戸稲造はこれらを日本人に受け継がれる精神”武士道”として、まとめたのである。

     孔子の教えである「五常の徳(仁・義・礼・智・信)」または「八つの徳(忠・孝・悌)」が武士道の基盤となっている。義は人の心、礼は礼儀作法・所作を指し、仁や義を型として表すことである。仁は人の良心、慈悲の心のことを言う。伊達政宗は「義に過ぎれば固くなる。仁に過ぎれば弱くなる。」の言葉を遺している。仁義のバランスを取ることが大事であると

    0
    2023年12月04日
  • 武士道

    Posted by ブクログ

    外国人に向けて日本の武士道を解説する内容なので、海外と日本の比較する場面で分からない例えがあった。
    日本人のオリジナリティでもある武士道について、体系的に説明されていた。

    0
    2023年12月01日
  • 武士道

    Posted by ブクログ

    武士道を体系的に解説している。だいたい儒教の解説。現代でも大和魂・侍魂などと称されるものがこの武士道精神だと思う。
    将来的に物質面での成功を求める功利主義と道徳はキリスト精神のみ生き残ると予想している。実際功利主義は完全に現代社会の大前提の思想となっている。キリスト教は力を徐々に失い無神論者が増えている。現代の道徳を担っているのはどこなのか自分は知らない。

    0
    2023年07月12日
  • 武士道

    Posted by ブクログ

    儒学の立場から武士道を確立。山鹿素行『武家時紀ぶけじき』1673

    毎朝毎夕、いつも死ぬつもりで行動し、いつも死身になっていれば、武道に自由を得、一生落度なく家職をまっとうすることができる。武士道というは死ぬこととみつけたり。山本常朝つねとも『葉隠』1716 ※佐賀藩士

    武士道とは、戦士階級がもつ高貴な身分に伴う義務・戦士の掟である。卑怯や不正な行動ほど恥ずべきものはない。信実と誠実なくしては、礼儀は茶番であり芝居である。礼節をわきまえ、惻隠の情(同情心)を失わず、私心を捨てる。武士道が重んじるのは行動であり、知識ではない。新渡戸稲造『武士道』1899
    ※ベルギーの学者の疑問「日本の学校では

    0
    2024年05月15日
  • 武士道

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    仏教は、運命を受け入れ、危険や災難を目にしてもストイックに落ち着き、生に執着せず、死に親しむ心をもたらした。
    サムライ"義“は、自分の身の処し方を、道理に従い、ためらわず決断する心をいう。
    死すべき時に死に、討つべきときに討つこと
    勇敢な人は優しい人
    愛のある人は勇敢な人
    礼は、長い苦難にも耐え忍び、親切で妬みの心を持たず、誇らず、おごらず、非礼を行わず、自分の利を求めず、憤らず、慢心しない
    人を泥棒呼ばわりすれば、彼は泥棒となる
    「つまらないものですが」は、つまらないものをあなたに贈る、という物目線の言葉ではなく、
    「あなたはいい人だからどんなものであってもあなたにふさわしいといっ

    0
    2023年05月14日
  • 武士道

    Posted by ブクログ

    武士道とはなんなのかを知ることができる。
    なかなか一回では理解できないところもあるので読み返す必要あり。

    0
    2025年12月27日
  • 武士道

    Posted by ブクログ

    戦後、日本人から失われつつある日本の精神。
    この世界的難局において日本人がもう一度立ち返るべき規範だと感じる

    0
    2023年01月16日
  • 武士道

    Posted by ブクログ

    「武士道」には、日本人の国民性の特徴が詰まっているなと感じた。美化しすぎな印象はありつつも、理想を追い求めたものだからこそか。
    比較対象として、騎士道、ドイツのゲミュート、英国のジェントルマン、フランスのジャンティオムなどが挙げられているところでフムフムと思った。
    武士道を形成する様々な概念について言語化されたものを読む機会はあまり無いので、あらためて文章にされたものを読むと、なるほど納得できるものがあった。
    漢字一文字でいうと「義」に集約されるものが特徴的かな。

    0
    2023年01月13日
  • 武士道

    Posted by ブクログ

    知行合一という普遍的道徳を説いた言葉があり、武士道精神の本質的原理と一致するらしい。

    その精神は日本が近代化を果たす原動力となり、現代では役目を終えて消える灯心となる。

    何事も終えるタイミングを誤らなければ美徳化され残り続けるだろう。

    0
    2022年12月30日
  • 武士道

    Posted by ブクログ

    日本人が日本人観を客観的に学べる。5年に1回くらいで一生そばには置いておきたい。海外でも知られている本なので、知っておくとなぜ日本人は他の国と違うんだ?という問いに答えられる。

    0
    2022年12月24日
  • 武士道

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本人とはナニモノか。西洋思想に半端にかぶれてしまった今、まさに再学習するのに良い。
    武士道の根本はノブリス・オブリージュにある。なるほど言われてみるとそうである。昨今嘆かわしい事態が引き起こされている。ネットでのヒトの振る舞いもなかなか酷い。
    武士道精神を学び直し、現代の社会様式に合わせて更新する。これが必要だと痛感する。

    0
    2022年10月16日
  • 武士道

    Posted by ブクログ

    冒頭の教授との対話の中で「宗教なくして如何にして道徳を学べるのか」という価値観の違いに、なるほど日本固有の道徳観というものが語られるのだと悟る。
    昔の武士と言えば、野蛮なイメージを持たれがち(特に当時の時代背景を踏まえ、その時代の外国の方から見れば尚更)と思うのだが、弁明するでなく堂々たる文体で描かれている本書は、日本人としては一度読んでおくべきと言われても納得
    新戸部博士の思慮深さもよく伝わってくる。5千円札の人物は伊達じゃなかった()

    0
    2022年10月02日
  • 武士道

    Posted by ブクログ

    この本は、「武士道を体系化した思想書」です。
    武士道を西洋文化、キリスト教等と比較しながら、丁寧に考察している本であり「日本人の元!」が、ここにあるように思いました。
    ぜひぜひ読んでみて下さい。

    0
    2022年06月30日