新渡戸稲造のレビュー一覧

  • 運命を拓きゆく者へ 理想を携え、道は一歩ずつ

    Posted by ブクログ

    ■マインド
    1.意志を鍛える上で心得るべき3つ。無私無欲であること。広くおおらかな度量を持つこと。大概のことをは我慢して、時間をかけて意志を貫くこと。
    2.自己の発展とは、自己の内部の善性を高め、悪性を矯正することだ。断じて自己の勢力を拡大したり、財産を増やしたりすることではなかろう。
    3.心配のしだめと飯の食いだめは役に立たない。
    4.脳は沈黙でなければ思想を生まない。

    0
    2012年02月14日
  • 逆境を越えてゆく者へ 爪先立ちで明日を考える

    Posted by ブクログ

    新渡戸稲造の名著『修養』『自警』から、苦難の時をいかに生きるか、困難をいかに克服するか、に焦点を絞り再編集。原著はおよそ100年前のものだが色褪せない。

    0
    2011年09月15日
  • 武士道

    Posted by ブクログ

    100年以上前の明治時代に英文で発表され、世界的なベストセラーとなった本書。
    それまで、なんとなく日本人が持っていた考え方を、分かりやすく解説しています。
    これこそ、本書の副題にもある「The Soul of Japan」日本の魂(大和魂)だと思いました。

    0
    2025年11月06日
  • 武士道 新渡戸稲造のことば

    Posted by ブクログ

    まず日本人で良かったと思ったし、
    武士道というのは私たち日本人の中に強く根付いているのだなと思った。
    また、時代が移り変わり男女の役割が変わっていく中で、これまでのそれぞれの役割がどんなものだったのかを知れたのも良かった。

    0
    2025年10月06日
  • 現代語訳 武士道

    Posted by ブクログ

    ●武士道とは何か、武士道の源泉は何か、といったことを述べるとともに、武士道の体系を、義・勇・仁・礼・信(誠)・名誉・忠義の順で解説している。

    0
    2025年07月19日
  • 武士道

    Posted by ブクログ

    名著と呼ばれるから、読んでみた。
    切腹の描写。
    かがみの孤城を読んでいたから「知識でなく品性が、頭脳ではなく霊魂が琢磨啓発の素材として選ばれる時、教師の職業は神聖たる性質を帯びる」は、なるほどなと思った。

    また「けだし女性の心の直感的な動きは男性の「算術的な悟性」の理解を超ゆるが故である、も、印象に残った。読んでおいてよかった。そして、大学生の時に読んだ方が良い本。

    0
    2024年12月29日
  • 武士道

    Posted by ブクログ

    新渡戸稲造「武士道」について書く。今回読んだのは1899年にアメリカで出版された新渡戸稲造「武士道」"BUSHIDO The soul of japan"の現代語訳だ。訳者は人間学の講師を生業とする岬龍一郎氏だ。本書の正式なタイトルは「いま、拠って立つべき"日本の精神" 武士道」であって、日本の精神が強調されているのは原著の題名にある"The soul of japan"を訳したものだと思われる。本書が描かれた歴史的背景だが、明治維新から30年程度の年月が経過して、日本の国際的地位が固められる最中だった。しかし永続主義や封建主義を続け

    0
    2024年11月27日
  • 現代語訳 武士道

    Posted by ブクログ

    春に一気に咲き誇り、潔く散りゆく桜を見るたびに、読み返したくなるのではないかと思います。

    本書を手に取ったきっかけは、本村凌二さんの『教養としての「世界史」の読み方』の中にあった「古代地中海世界に一〇〇〇以上あった都市国家の中で、なぜローマだけが大帝国になり得たのか。十九世紀後半、欧米列強が植民地化を進めるアジアで、なぜ日本だけが植民地支配を免れ独立を保つことができたのか。」という問いです。その問いに対する一つの仮説として「ローマでは「父祖の遺風」、日本では「武士道」という、精神の柱とでも言うべきものがあったからではないか」と提示されており、興味を持って手に取りました。

    また、新渡戸稲造が

    0
    2024年11月14日
  • 武士道

    Posted by ブクログ

    いにしえのSAMURAI(武士)が残した日本の美しい文化(曖昧で不文律)を見事にまとめ上げたのがかの新渡戸稲造先生であった。武士とは何たるかを世界に示し、これを一つのきっかけにして、JAPANESE SAMURAIが世界に名を轟かすことになるのだと考えると非常に感慨深い。私も日本男児(などというと右翼臭いが)の一員として、この美しく儚い文化を後世に語り継いでいきたい。

    0
    2024年10月18日
  • 現代語訳 武士道

    Posted by ブクログ

    多様性とか言われている現代ではあるが日本人の美徳はこれだよなと感じる。さすがに武士道は究極な状況だが、名誉を高める観点は共感する。
    また、外国人から見た日本人の奇妙さも捉えられるので、敢えて知った上で接するとコミュニケーションが上手く取れる印象。

    0
    2024年08月22日
  • 武士道

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    日本人の心の根底にある武士道。新渡戸稲造が宗教教育のない日本にどうやって道徳教育をしているのかを尋ねられた際に、行き着いた結論。武士道の構成要素は仏教や神道、儒教など様々な宗教や教え。そして7つの徳によって構成されている。義、勇、仁、誠、礼、名誉、忠義。この7つは、今の日本人の心にも息づいている。国際社会と言われる。今だからこそ、日本人としてのより良い生き方を模索すること、古来の優れた考えを見つけておく事は重要。武士道があるおかげで、個人が全体を支えると言う日本の社会システムが成り立っているかもしれない。

    0
    2024年08月17日
  • 武士道 いま人は何を考え、どう生きればいいのか

    Posted by ブクログ

    <読み始めた背景>
    最近話題になったディズニー作品の『SHOUGUN 将軍』きっかけで、「武士道」とは何なのか。当時大事にされていた考え方や価値観はどのようなものなのか気になり読み始めました。

    <内容>
     本著は、1899年に新渡戸稲造が英文で出版したものを翻訳して出版された本です。
     西欧の騎士道やキリスト教、儒教や陽明学など他の宗教の教義や行動規範とを比較しながら武士道の根源と封建制度との関わり、そして日本社会に及ぼした影響などが書かれています。

    <特徴(少しネタバレ)>
     この本は1世紀以上前に書かれた英語原文を翻訳しているため、少々古い言葉や難しい単語が使われています。それを調べな

    0
    2024年06月15日
  • 武士道

    Posted by ブクログ

    封建制が先か、武士道が先かは分からないけど、封建制が無くなり民主主義が採られる時代になった今では、武士道の形骸化した部分だけが残っている。これを読むことで、今でも存在する、違和感を覚えるような伝統や慣習の解像度が上がった。

    0
    2024年04月30日
  • 武士道 いま人は何を考え、どう生きればいいのか

    Posted by ブクログ

    序文で読んだ内容で刺さった箇所が僕には十分だった。ベルギーのラヴレー氏との会話が宗教の話題に及んだ。「あなた方の学校では宗教教育というものがない、とおっしゃるのですか」と尋ねられた。私が「ありません」という返事をすると、氏は驚きのあまり突然歩みをとめられた。そして容易に忘れがたい声で、「宗教がないとは。一体あなた方はどのようにして子孫に道徳教育を授けるのですか」と繰り返された。
    これを読んで日本人である自分の大学で一単位だけ学んだキリスト教学の判定が良であったことを思い出した。
    最近この国では宗教がさまざま現れて、寧ろ超えられないと感じる。
    武士道からだ著者が学んだことをこれから暇暇に呼んでい

    0
    2024年05月17日
  • 現代語訳 武士道

    Posted by ブクログ

    日本人は宗教なしに道徳をどう学ぶのか。まずはこの一文にとてつもなく惹かれました。

    もう散々使われた例えだと思いますが、日本人を桜に例えた語りが好きでした。
    毎年桜が咲けばなんだかうれしい気持ちになって、毎年桜を見に行ってしまうよな〜と思いながら読んでいました。

    武士道の美しいと思う部分、さすがに病的だと思う部分、どちらもありますが、現代にふさわしい武士道…的なものを持てるように頑張って生きようと思える一冊でした。

    0
    2024年03月17日
  • 現代語訳 武士道

    Posted by ブクログ

    武士道は武士だけでなく日本人全体の文化である。
    武士道は無くなるのではなく変容して受け継がれていく。

    0
    2024年01月04日
  • 武士道

    Posted by ブクログ

    武士道とは何か、日本の武士道精神そのものと、それが日本人の心や動作に浸透してきた背景が理解できる。著者が明治維新後30年くらいで外国人向けに書いたという視点で意識して読むと良いと思った。
    時代が違うので当然価値観も違うが、少なくとも今でも日本人の心に受け継がれてきているものもたくさんあり、またそれは武士道の元になっている神道や仏教、儒教から今に受け継がれているものも多い。そういった先人の教えを武士道の視点から学べることはためになる。

    学びメモ
    ・知識というものは、これを学ぶものが心に同化させ、その人の品性に表れて初めて真の知識になる。知識はそれ自体が目的とはならず、あくまで知恵を得るための手

    0
    2023年12月09日
  • 武士道

    Posted by ブクログ

     今日の会話の中で私たちは、「彼は侍だ」とか”大和魂”という言葉を使うことがある。しかし、それが何を示すのか明確な定義を教わることはなく、経典のようなものも少ない。だから、著者である新渡戸稲造はこれらを日本人に受け継がれる精神”武士道”として、まとめたのである。

     孔子の教えである「五常の徳(仁・義・礼・智・信)」または「八つの徳(忠・孝・悌)」が武士道の基盤となっている。義は人の心、礼は礼儀作法・所作を指し、仁や義を型として表すことである。仁は人の良心、慈悲の心のことを言う。伊達政宗は「義に過ぎれば固くなる。仁に過ぎれば弱くなる。」の言葉を遺している。仁義のバランスを取ることが大事であると

    0
    2023年12月04日
  • 武士道

    Posted by ブクログ

    外国人に向けて日本の武士道を解説する内容なので、海外と日本の比較する場面で分からない例えがあった。
    日本人のオリジナリティでもある武士道について、体系的に説明されていた。

    0
    2023年12月01日
  • 武士道

    Posted by ブクログ

    武士道を体系的に解説している。だいたい儒教の解説。現代でも大和魂・侍魂などと称されるものがこの武士道精神だと思う。
    将来的に物質面での成功を求める功利主義と道徳はキリスト精神のみ生き残ると予想している。実際功利主義は完全に現代社会の大前提の思想となっている。キリスト教は力を徐々に失い無神論者が増えている。現代の道徳を担っているのはどこなのか自分は知らない。

    0
    2023年07月12日