奈良本辰也の一覧
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作品一覧
2022/08/05更新
ユーザーレビュー
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日本人の精神性や美学は武士道にもとづいていることを知ることができます。多岐にわたる引用や宗教学的な分析は明治時代に書かれたとは信じられないくらい示唆に富みます。
自分の国を知ることは、自分の自己を知るために不可欠。自分を知るための一冊。Posted by ブクログ -
新渡戸稲造の豊かな知識に、まず驚かされる。
今のように、スマホがあれば調べたいことがすぐにヒットする時代ではない。明治から大正にかけてのあの時代で、縦にも(時系的に)横にも(地理的に)ここまで博識な人はいただろうか。
さまざまな事例を挙げて、キリスト教や騎士道などと比較しながら武士道について説明し...続きを読むPosted by ブクログ -
武士道は中学生の頃に一度読んだがよく理解できなかった。
ので、十数年ぶりに再読するためにこちらを購入した。
非常に読みやすく、今回はとりあえず理解できた(はず)。
武士道はすばらしく美しい構造を持っているが、
これを現代で貫こうとするのはやはり困難である。
単純で稚拙な感想かもしれないけど、
むし...続きを読むPosted by ブクログ -
原文だけでなく、語釈、現代語訳もあるので読みやすいです。
目次
解説 松陰の人と思想
留魂録
要駕策主意
幽因録
対策一道・愚論・続愚論
回顧録
急務四条
書簡
留魂録の 「至誠にして動かざるものは未だこれ有らざるなり」を大切にしたいと思います。
しかし、「誠」の境地に至ることは...続きを読むPosted by ブクログ -
2021/09/09
道徳が価値をなさなくなった、などと耳にすることがある。果たしてそうだろうか、と考え直す契機となる一冊だ。
新渡戸稲造が生きた時代は、現代同様に大きな荒波に揉まれるような状況にあった。そんな中で彼は「武士道」について、多様な西洋思想と比較しながら検討した。
訳版ということもあり、...続きを読むPosted by ブクログ