田辺青蛙のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今回のテーマは「愛」。
うすぐら~い印象になりますね、怪談のテーマが愛だと。そういう印象持つのは、愛っていうハッピーなイメージと同じぐらいに、どろどろした憎しみのイメージがあるからでしょうね。
そんな恋愛したことないですが。
全話通じて、過ぎたるは及ばざるが如し、っていうのが思い浮かびます。なんかもう、気持ち悪いさが酷い。
怪談って、怖さなんだけども、今回は気持ち悪さです。
そういうお話になるきっかけの心の動き自体は、理解できないものではなかったりするので、余計に。
行き過ぎた愛欲の気持ち悪さ。異性・同性・家族・他人問わず。
「犬小屋のこと」が一番怖く。
「ある姉妹」「隣のベッド」で人の -
Posted by ブクログ
生き屏風からはじまるシリーズ最終章で、連作短編集です。
前作で「道の主」との約束が縁に陰を落とします。
夢中でした約束だったけれど、恐れを感じてしまい
ふらりと旅に出ては戻る生活を続ける縁。
約束の時はあっさりとやってきます。
突然消えた縁の気配を感じて皐月とねねは旅立ちますが
約束の内容を考えると切ないです。
ある意味究極の選択的な話だとも思う。
約束の内容を知らないから、縁を探し続けられるんだろうけど
約束の内容を知っていたら?
もしくは、約束がなかったとしたら?
人間である縁と共に暮らし、老いて死んでいくのをみるのも
やはり辛いことなんだと思ってしまう。
本作では、シリーズで出てきた -
Posted by ブクログ
【サンマイ崩れ】
主人公が鬱病やパニック障害を患っているのだが自身の病症を冷静に捉え分析しているため心理描写がそこまで重苦しくのしかかる感じではない。
キーマンとなるワタナベさん、田舎のヤンチャな若者っぽさもありつつ消防団の仕事はそつなくこなすアキやんとまっちゃんなど脇役にもリアリティを感じられて面白かった。
【鼻】
エピソードが入り組んでいる割には収束感が物足りなく、オチも少し弱いかな?と感じた。悲惨なディストピアは幻なのかもしれないが、後味の悪さはきちんと残るホラーだった。
【トンコ】
ホラー要素はほぼないけれど、ブタ視点の世界の見え方に哀切を覚える。
【生き屏風】
心温まる伝奇ファンタジ