「皐月はいつも馬の首の中で眠っている」
この書き出しで、掴まってしまった。
主人公は妖鬼の皐月。
県境で余所の土地から好くないモノ(病とか)が
来ないように守っている妖である。
この作品世界では、人が妖の存在を認めていて、
ほどよい距離を保ちながら生活している。
人と妖がそれぞれに振り返る思い出や想いは
淡々と語られながらもどこか滑稽で切なくて、
それでいて結末が優しい気持ちになれるのがいい。
飲み食いのシーンがもの凄くそそられます。
癒し系ホラー?というか「家守綺譚」のような
ファンタジーだと思う。
楽しませていただきました。