田辺青蛙のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ祖父母の山寺を継いで引っ越してきたユキオ。
寺の庭にある池の水を抜いたら、そこにいたのは白い人魚の男だった。
ユキオと人魚のうお太郎の奇妙な共同生活。
山で祖父が採掘していた不思議な力を持つ石のこと。
幽霊を閉じ込めた石、命を引き換えに土砂崩れからユキオを助けてくれた魚の石
天狗との駆け引き、ミイラになった姉を助けると言って瀕死の状態で戻ってきたうお太郎。
自分自身を見失いそうになり、琵琶湖に住むうお太郎を追って、寺で起きていた本当の出来事を知ることになる。
人魚は禍を呼ぶと警告されながらも、
うお太郎と一緒にいることをユキオはやめることはなかった。
祖父が残した日記を発見し、
祖母が石に封じ込めた記憶を垣間見ることで
幼少期の寺で過ごした楽しい思い出が、本当は残酷な記憶でいっぱいだったこと。
怪奇的で妖怪じみた、人の理からかけ離れているそれら。
もっとホラーかなと思ったけど、
大丈夫だった。私でも。怖いけどねー。
石の力を求めてやってきた女の人魚と関係を持ってしまった祖父。
それを嫉妬して人魚を殺した祖母。
人魚と人間の間に生まれたうお太郎。
次々と起こる殺人事件と、隠蔽するために使われた石。
最後、やっぱり人魚は禍を呼ぶのね、、、、 -
Posted by ブクログ
あらすじ
↓
村の酒屋の死んだはずの奥方が、あの世から戻ってきて家の屏風に取り付いてしまった。
「村はずれに住む妖鬼の皐月」は、屏風の奥方の相手をして、
退屈を紛らわしてほしいと頼まれ、しぶしぶ出かけていったのだが――。
↑
あらすじ終了
「村はずれに住む妖鬼の皐月」←これ重要
だって、この娘が主人公の話だから(他の短編も、この先も)
物語に登場する者達は怪異側の生き物ですが、
話自体はもの悲しさを感じる話です
怖くは無い
むしろ、登場する人間の方が恐ろしいかなと
屏風の方に感情移入してしまいますよ
ただ、この皐月の寝方が……
グロいというか、不可思議と言うか
作者の方の文書で理解は出来るのですが、本当に合ってるのか納得出来ない……
是非、そこは読んで欲しい
ちなみに、続刊として、
「魂追い」「皐月鬼」が出てます
全3部作になっているようなので、続きも読む予定 -
Posted by ブクログ
読み終わって、続編であったことを知る。
2012.7.21 start→2012.7.23 fin
きっかけ: 魂追いとはなにかが気になったから。
ライトノベル調というか、緩く淡々とした書き方で一気に読めた。
物語全体のどこか無感情な描写が好ましい。
途中、誰が話しているのか分からず迷子になりかけることもあったけど、登場人物がそれぞれ奇妙で良かった。人とあやかしの境界が曖昧な点も好ましく、主人公の一人である『魂追い』という職業設定が魅力的であった。
続編をたまにのんびりした気持ちで読み続けたいなあと思う一冊。
ということで前作である『生き屏風』を読みたいと思う。