田辺青蛙のレビュー一覧

  • 大阪怪談

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    大阪らしいクスッと笑える怪談から結局一番怖いのは生きている人間系の怪談まで色んなジャンルの怪談が楽しめた。大阪市内を自転車で彷徨くのが趣味だが何だかここ気になるなぁと感じてた場所が本書にいくつかあってやはり曰く付きの場所だったのかと。付近を通るときよく観察したいようなしたくないような。

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    2021年06月12日
  • 人魚の石

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    ネタバレ

    祖父母の山寺を継いで引っ越してきたユキオ。

    寺の庭にある池の水を抜いたら、そこにいたのは白い人魚の男だった。

    ユキオと人魚のうお太郎の奇妙な共同生活。

    山で祖父が採掘していた不思議な力を持つ石のこと。
    幽霊を閉じ込めた石、命を引き換えに土砂崩れからユキオを助けてくれた魚の石
    天狗との駆け引き、ミイラになった姉を助けると言って瀕死の状態で戻ってきたうお太郎。

    自分自身を見失いそうになり、琵琶湖に住むうお太郎を追って、寺で起きていた本当の出来事を知ることになる。

    人魚は禍を呼ぶと警告されながらも、
    うお太郎と一緒にいることをユキオはやめることはなかった。

    祖父が残した日記を発見し、
    祖母が石に封じ込めた記憶を垣間見ることで
    幼少期の寺で過ごした楽しい思い出が、本当は残酷な記憶でいっぱいだったこと。

    怪奇的で妖怪じみた、人の理からかけ離れているそれら。
    もっとホラーかなと思ったけど、
    大丈夫だった。私でも。怖いけどねー。

    石の力を求めてやってきた女の人魚と関係を持ってしまった祖父。
    それを嫉妬して人魚を殺した祖母。
    人魚と人間の間に生まれたうお太郎。
    次々と起こる殺人事件と、隠蔽するために使われた石。

    最後、やっぱり人魚は禍を呼ぶのね、、、、

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    2020年11月15日
  • 京都怪談 神隠し

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    実録っぽい怪談の特徴として
    オチのない理不尽な感じが
    ぞわっとさせて面白いですね
    ただし その分 印象が薄くなって
    後々まで残らないことが多くて勿体ない
    しかし いつまでも頭に残ると
    それはそれで怖いので ぞわっとを一瞬楽しむのがよい

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    2020年09月11日
  • 関西怪談

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    大阪・京都の具体的な地名がでてくるので、土地勘のある人は興味深く読めると思う。

    (著者の特徴として)著者視点で物語を解説する話が多いので、好みが分かれるかもしれない。

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    2020年03月16日
  • モルテンおいしいです^q^

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    夫で作家の円城塔とのアメリカ旅行記
    シカゴ、大陸横断列車、サンフランシスコでの暮らし
    アメリカでの生活の雰囲気やナパバレーの魅力などが伝わってくる

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    2018年11月23日
  • モルテンおいしいです^q^

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    著者が夫婦で訪れた米国滞在記。
    前半はSF大会のあったシカゴ。そこから2泊3日の鉄道の旅、そして3か月のサンフランシスコ滞在。
    滞在中に挙げていなかった結婚式を二人だけで挙げたり…。
    写真も多く、夫婦の会話となっているところもあり楽しく読みました。

    青蛙さんは、よく知らずに表紙の雰囲気で手に取って見ました。ホラー作家なんですね。私は不得意なジャンルだった。夫は円城塔さんなんですね。まだまだ知らないことだらけだ。

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    2017年10月08日
  • 生き屏風

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    県境で里を守る妖鬼の皐月と、そのまわりの妖や人との関わりを描いた、耽美で静かな物語。
    連作短編のような3つのお話。

    妖や霊などホラーの要素はあるけれど、怖さは一切なく、どちらかというとやさしいお話。すこし、主人公の皐月がうすい気がした。シリーズを重ねればもっと皐月も魅力的になるかしら。

    ふたつめの「猫雪」がよかった。

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    2016年06月19日
  • 怪談実話系/愛 書き下ろし怪談文芸競作集

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    やっぱり生霊の話が一番怖いな。今回はまさかの高野秀行さんが寄稿されていたので、私にとっては二度おいしい本でした。

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    2016年06月12日
  • 生き屏風

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    あらすじ
    ↓
    村の酒屋の死んだはずの奥方が、あの世から戻ってきて家の屏風に取り付いてしまった。
    「村はずれに住む妖鬼の皐月」は、屏風の奥方の相手をして、
    退屈を紛らわしてほしいと頼まれ、しぶしぶ出かけていったのだが――。
    ↑
    あらすじ終了

    「村はずれに住む妖鬼の皐月」←これ重要
    だって、この娘が主人公の話だから(他の短編も、この先も)
    物語に登場する者達は怪異側の生き物ですが、
    話自体はもの悲しさを感じる話です
    怖くは無い
    むしろ、登場する人間の方が恐ろしいかなと
    屏風の方に感情移入してしまいますよ

    ただ、この皐月の寝方が……
    グロいというか、不可思議と言うか
    作者の方の文書で理解は出来るのですが、本当に合ってるのか納得出来ない……
    是非、そこは読んで欲しい

    ちなみに、続刊として、
    「魂追い」「皐月鬼」が出てます
    全3部作になっているようなので、続きも読む予定

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    2014年03月28日
  • 怪談実話系/愛 書き下ろし怪談文芸競作集

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    辻村深月さん目当てで購入しました。涙と戦慄なしには読めない愛の怪談ということなのですが、期待したほどではないような・・・ もっとドロドロしたものかと思いましたが 意外とそうでもなかったです。

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    2014年03月20日
  • 魂追い

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    魂を追う不思議な職業の少年 縁と
    馬の中で眠る鬼 皐月の旅のお話し。

    イロイロあって旅をする。

    この人のお話は面白いんやけど
    何かもぅ一つ足りない感じ!
    勢い??かな・・・

    でも世界観は好きです。
    このシリーズも好き^^

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    2013年05月31日
  • 魂追い

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    生き屏風の続編というか、シリーズ第2弾になります。
    県境守として暮らす皐月の生活や人間に頼まれた
    厄介ごとや、妖たちの思い出話やなどがメインだったのだが、
    今回はそこに魂追い(たまおい)の縁(えにし)が加わります。
    魂魄が漂う“道”に入り込んでしまったことで体調に
    異変が生じ、それを治す為に火の山に向かうことになった二人。
    頼りない二人の旅は目的地に到着しても終わらない。
    皐月の治療中にとんでもないことになっていた。
    縁がした約束の為に、悲しい結末が待っていると思わせる終わり方。
    緩くて優しすぎる二人が大好きだぁ~
    続きも読もう。

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    2013年03月02日
  • 生き屏風

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    優しい妖怪もの。

    馬の首で眠る皐月という少女の鬼は村境に住み、わるいものの侵入を防いでいる。
    村人からのお供えをもらったり、依頼を受けたりして暮らしている。
    ある日、亡くなったおかみさんが屏風に憑いて、その話相手をして欲しいとの依頼があり…「生き屏風」

    作者は遠野物語や民俗学、妖怪ものが大好きなんだなあ、と思った。
    妖怪と人間がつかず離れずで暮らしている、のほほんとした世界観でした。

    続編がありますが、表紙はこちらが一番雰囲気があって好きです。

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    2013年01月23日
  • 魂追い

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    読み終わって、続編であったことを知る。

    2012.7.21 start→2012.7.23 fin
    きっかけ: 魂追いとはなにかが気になったから。
    ライトノベル調というか、緩く淡々とした書き方で一気に読めた。
    物語全体のどこか無感情な描写が好ましい。
    途中、誰が話しているのか分からず迷子になりかけることもあったけど、登場人物がそれぞれ奇妙で良かった。人とあやかしの境界が曖昧な点も好ましく、主人公の一人である『魂追い』という職業設定が魅力的であった。

    続編をたまにのんびりした気持ちで読み続けたいなあと思う一冊。
    ということで前作である『生き屏風』を読みたいと思う。

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    2012年07月24日
  • 皐月鬼

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    皐月鬼シリーズの最終章。
    意外な終わり方でしたが、妖の物語らしい終わり方で私は好きでした。
    優しいお話、優しい文体なので、学校の推薦図書にならないかな?と思う。

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    2012年03月20日
  • 生き屏風

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    全く怖くない妖怪短編集。

    大きな事件が起こる訳でもなく
    人と妖怪がなんとなく交わりながら

    でもお互いに深入りしないよぅに暮らしてる

    そんな世界のお話です。

    淡々としてて
    不思議な雰囲気があって

    もぅちょっと長い作品が読みたくなる。

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    2012年02月13日
  • 魂追い

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    短編でありながら、全体が繋がっている、読みやすい作品。
    妖怪や不思議な物が好きな人に進めたい作品です。

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    2012年02月03日
  • 魂追い

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    シリーズ2作目、連作4編。
    シリーズだけれど、別物。
    変わらないのはゆるゆるとした流れ。
    身を任せて読み進むとどうしても眠たくなる。
    皐月が寝足りてないから?

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    2011年08月15日
  • 生き屏風

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    ■村はずれで暮らす妖鬼の皐月に、奇妙な依頼が持ち込まれた。病で死んだ酒屋の奥方の霊が屏風に宿り、夏になると屏風が喋るのだという。屏風の奥方はわがままで、家中が手を焼いている。そこで皐月に屏風の話相手をしてほしいというのだ。嫌々ながら出かけた皐月だが、次第に屏風の奥方と打ち解けるようになっていき―。しみじみと心に染みる、不思議な魅力の幻妖小説。第15回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作。

    ■■柔らかく優しい、そして少し切ない。妖怪をテーマにした短編集。

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    2011年06月29日
  • 生き屏風

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    作者の名前、読めるかね? 私しゃ思いっきり「タナベ アオガエル」と読んでおった
    シャレで付けた名前かの~とか思ったもんでの(ハハハハハハ)

    どうやら京田辺市に在住し、蛙好きってことで決定したペンネームらしい
    本来「タナベ セイア」と読むそうな~(笑)絶対に読めん!(ハハハハハ)
    ちなみに…女性だそうな。


    村はずれに人間に良く似た妖鬼の「皐月」が住んでおる。
    村に悪い気や物の怪が入ってこないようにと、目を光らせておる。

    ある日、村にある大きな酒屋から使いが来る。
    「死んだはずの奥方が…あの世から舞い戻り、家の屏風に取り付いた」と言うのだ。

    へ~~~~~~。そりゃ~見てみたい!っと思ったのは私だが…(ハハハハハ)

    使いの者が「奥方の相手をし、退屈を紛らわせてほしい」っと頼んで来たのを
    皐月は、ちょっと嫌がる。

    村を守っているハズの「皐月」に対し、酒屋から来た使いの者は恐れる風もなく
    また、あり難がる風もなく、むしろちょっとした「こずるい人間」を出してくる
    「ガオ~~!」と脅して人間を撃退するかと思いきや
    皐月は渋々と出かけて行くことにする。

    死んだ奥方が、家の屏風に乗り移り「酒を持ってこい」とか「美味いもん食わせろ」だとか
    あ~だ、こ~だと家人をこき使う(笑)
    いっそのこと屏風を縄で縛って押入れにでも入れたらエエのに、とも思ったが
    それが出来ない「家庭の事情」とかがあるらしい(笑)

    さても妖しとしては若い「皐月」は、どうするんじゃろう??ってなお話しと

    皐月の先任者であった猫に化けた妖怪が、人間の男に一瞬の夢を与えた「猫雪」
    ホレ薬を作って欲しいと言う少女に、恋多き狐の妖怪を紹介する「狐妖の宴」
    など、3編が収録されておる。

    リズミカルでノホホ~ンとした文体に、怖さは微塵も感じられないが
    そこそこ気持ちが安らぐのはナゼだろうか。
    人と妖しがこうも巧く付き合える世界なら、少し参加してみたくなる(笑)

    私が育った北海道の地にも妖怪は沢山居た。
    元はアイヌ民族の伝承なので、日本語の妖怪という言葉が当てはまるかどうかは解らん
    有名ところで言えば「コロポックル」。
    アイヌの人達が北海道に移住してくる以前に住んでいた先住民族だったらしい

    さて、それとは別に先に住んでいたアイヌ民族に疱瘡を司る神と共に訪れた我等和人。
    沢山のアイヌの人々が疱瘡で死ぬのを見たアイヌの神が疱瘡神と戦い
    最後の最後に打ち勝った神が、水死して生まれたのが「ミンツチ」と言う妖怪である。

    私が育った地域の、そばに流れる石狩川に住んでいた。

    形状はカッパと変わりない。北海道全域に広がる河童伝説の「祖」じゃないかと思う(笑)

    豊漁も司るが、年に数人川へ引きずり込み水死させるので困ったもんじゃと考えた人々が
    「もそっと、上流へ行ってくれねぇ~べか」とお願いしたところ
    あっさりと上流へ引っ越してくれたそうだが、それと同時に魚も採れなくなったらしい

    確かに私が生まれた頃には「ミンツチ」は既に引っ越した後だったようで
    生活用水に汚染された石狩川には、魚の影なんぞまったく居なかった(笑)

    それでも川は氾濫し、年に数人死亡者を出していたもんで
    上流にデッカイダムを作り、高い堤防も作り、生活用水を浄化し
    私が成人するころには、人が溺れることもなく、シャケが遡上する綺麗な川となっていた

    多分…世界中で一番信用の置けない私の父が言うことだから、まったく当てにはならないが

    石狩川の堤防がまだ低く土で出来ていたころ
    氾濫した川の様子を見に行った父が、川の真ん中あたりで濁流をものともせず
    ボ~っと立っておる人影を見たとか言っておったことがある。

    その後その人影は、ジャボジャボと川を渡り向こう岸へ渡ったかっと思ったら…
    フっと消えたそうな。

    バー様を筆頭に家族全員「そりゃアンタ。誰か溺れてたんだべさ」と考えたが
    行方不明になった人は居なかったそうだ。

    だいたい、河が氾濫しそうじゃっと聞くと…わざわざ危険な川へ出かけていく男性がおるが
    こういう時こそ「ミンツチ」がテグスネ引いて待っておるのかもしれん(笑)

    あんまし最近暑いもんで、川にまつわる妖怪の話をしてみたが…
    はて、涼しくなったかの?(ハハハハハ)

    私が育った頃は、既に妖怪の類は奥地へ引っ越してしまった後だったが
    それでも時々は里へ現れておった(笑)
    今、彼らは何処でどうしておるんじゃろう? なんて思っていたら
    しっかりと人間に混じって会社経営しておる(ブワハハハハハ)

    まさか、そんな会社に就職するとは思いもせなんだがの~~~(笑)

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    2010年08月04日