田辺青蛙のレビュー一覧

  • 魂追い

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    読み終わって、続編であったことを知る。

    2012.7.21 start→2012.7.23 fin
    きっかけ: 魂追いとはなにかが気になったから。
    ライトノベル調というか、緩く淡々とした書き方で一気に読めた。
    物語全体のどこか無感情な描写が好ましい。
    途中、誰が話しているのか分からず迷子になりかけることもあったけど、登場人物がそれぞれ奇妙で良かった。人とあやかしの境界が曖昧な点も好ましく、主人公の一人である『魂追い』という職業設定が魅力的であった。

    続編をたまにのんびりした気持ちで読み続けたいなあと思う一冊。
    ということで前作である『生き屏風』を読みたいと思う。

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    2012年07月24日
  • 皐月鬼

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    皐月鬼シリーズの最終章。
    意外な終わり方でしたが、妖の物語らしい終わり方で私は好きでした。
    優しいお話、優しい文体なので、学校の推薦図書にならないかな?と思う。

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    2012年03月20日
  • 生き屏風

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    全く怖くない妖怪短編集。

    大きな事件が起こる訳でもなく
    人と妖怪がなんとなく交わりながら

    でもお互いに深入りしないよぅに暮らしてる

    そんな世界のお話です。

    淡々としてて
    不思議な雰囲気があって

    もぅちょっと長い作品が読みたくなる。

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    2012年02月13日
  • 魂追い

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    短編でありながら、全体が繋がっている、読みやすい作品。
    妖怪や不思議な物が好きな人に進めたい作品です。

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    2012年02月03日
  • 皐月鬼

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    皐月シリーズの三作目で、最終章になります。

    皐月は、魂追いの少年、縁と、生まれ変わった河童のネネとの3人で、里の家で暮らし始めますが、以前とは異なり、不気味な事件が起こったりします。
    そんな中、前作で、川の主と交わした約束の時が来て、縁は突然、消えてしまいます。

    皐月とネネは、縁を探す旅に出るのですが、再び会える日は来るのでしょうか…。

    今回は、妖狐や、皐月の母、雪に変化した次郎の秘密も少し明かされ、また一段と物語の世界が近く感じられましたが、やはり、猫先生が一番好きかな。

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    2012年02月02日
  • 魂追い

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    シリーズ2作目、連作4編。
    シリーズだけれど、別物。
    変わらないのはゆるゆるとした流れ。
    身を任せて読み進むとどうしても眠たくなる。
    皐月が寝足りてないから?

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    2011年08月15日
  • 生き屏風

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    ■村はずれで暮らす妖鬼の皐月に、奇妙な依頼が持ち込まれた。病で死んだ酒屋の奥方の霊が屏風に宿り、夏になると屏風が喋るのだという。屏風の奥方はわがままで、家中が手を焼いている。そこで皐月に屏風の話相手をしてほしいというのだ。嫌々ながら出かけた皐月だが、次第に屏風の奥方と打ち解けるようになっていき―。しみじみと心に染みる、不思議な魅力の幻妖小説。第15回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作。

    ■■柔らかく優しい、そして少し切ない。妖怪をテーマにした短編集。

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    2011年06月29日
  • 生き屏風

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    作者の名前、読めるかね? 私しゃ思いっきり「タナベ アオガエル」と読んでおった
    シャレで付けた名前かの~とか思ったもんでの(ハハハハハハ)

    どうやら京田辺市に在住し、蛙好きってことで決定したペンネームらしい
    本来「タナベ セイア」と読むそうな~(笑)絶対に読めん!(ハハハハハ)
    ちなみに…女性だそうな。


    村はずれに人間に良く似た妖鬼の「皐月」が住んでおる。
    村に悪い気や物の怪が入ってこないようにと、目を光らせておる。

    ある日、村にある大きな酒屋から使いが来る。
    「死んだはずの奥方が…あの世から舞い戻り、家の屏風に取り付いた」と言うのだ。

    へ~~~~~~。そりゃ~見てみたい!っと思った

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    2010年08月04日
  • 魂追い

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    妖怪と人間が普通に暮らしてるって世界
    というか、昔の日本って感じの世界で
    ロードムービー。

    なんでホラー文庫なのかはいまだに不明。

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    2010年02月06日
  • 生き屏風

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    とくになにかが起こるわけでもないのでどういうことかと思いながら読んだが、孤独と友情について書かれているのだとわかった。

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    2009年11月13日
  • 生き屏風

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    第15回の日本ホラー小説大賞短編賞受賞作。

    ホラーといっても妖怪とかファンタジックな要素があるからそう分類されているだけで、別に怖いわけではなく、「癒し系幻想小説」とでも言うべき内容だった。人とつかず離れずの微妙な距離感で暮らす妖たちの日常。

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    2009年10月04日
  • 生き屏風

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    ホラーというより昔話風のなにか。ホラーじゃないだろうこれ。言われてみれば「手のひら怪談」にこの名前があった気がする。
    つまらないほどでもないですが全体的にあっさりしててもうちょっと。

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    2009年10月07日