致死量の友だち

致死量の友だち

1,870円 (税込)

9pt

3.2

一緒にあいつらに復讐しましょう。

凄惨な虐め、離散同様の家族――「死」を覚悟したとき、傍らでささやく美しいクラスメイト。
彼女は毒を隠し持つ麗しい女王蜂だった。

「別に、生きていて欲しい人なんていない……」
学校で苛烈な虐めをうける宇打ひじり。死をも考え始めてしまうような状態の中、美しいクラスメイトの夕実から一緒に復讐しようと誘われる。夕実も校内で悍ましい仕打ちをうけていたのだ。夕実に誘われるまま、毒を使って仕返しを考えるようになったひじりは、彼女から毒の知識を得ていくが、美しい彼女へ憧れや恋に似た依存を強めていく。そんな中、ひじりが絶望に打ちひしがれる事態が起こり、思わぬ事件に発展してしまう。その悲劇の裏にひそむ悪意にひじりは動揺しながらも、クライメイトとともに事件を探るようになるが、ついには学園中を巻き込んだ大きな惨劇が発生してしまう。
――その裏には驚きの事実が待ち受けていた。

「そう、なら皆殺しでいいのね」

...続きを読む

致死量の友だち のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年03月11日

    続編強く希望!続き気になる終わり方で…
    とりあえず妄想しておきます。
    ネタバレになるから、言えないけど後半が『うわ。マジかぁ。』って思いました。
    本当に帯通りの美しい女王蜂でした。

    0

    Posted by ブクログ 2023年06月18日

     確かミステリとして発売されたと思うのだが、個人的にホラー要素のほうが濃いと思う。「ノックスの十戒」を破っているからだ。なので、ホラー作品として語る。
     とにかく予想もしていないことが次々と起こる。しかも超常的な力によるものではなく、明らかに誰かが行っている。それがわからない。その点では十分に楽しむ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年04月25日

    いじめのターゲットになり、学校でも家でも悲惨な、食べる事にも苦労している様子がリアル。よくも悪くもない。読みやすかった。

    0

    Posted by ブクログ 2023年02月18日

    一冊、丸ごと毒にまみれた不快感100%作品。

    主人公は学校で苛烈ないじめを受け、家族からも疎まれている宇打ひじり。
    自殺を決意した日に、美しいクラスメイト・夕実に声を掛けられ、いじめ加害者を毒で殺害する事を持ち掛けられる。

    美しい夕美にどんどん惹かれ、恋に似た感情が高まり、彼女に言われるがまま僕...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年06月08日

    ❇︎
    学校という閉ざされた空間の中での虐め。
    積極的な首謀者と傍観者という名の共犯たち。
    見て見ぬふりをする教師。
    家族はバラバラで家にも居場所なんてない。

    苦痛ばかりの毎日から逃げ出し、全てを
    終わらせたいと思ったひじりは、偶然
    同じように虐めに合っているクラスメイトの
    夕実から声をかけられる。...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年04月26日

    日々、凄惨なイジメに耐えるだけの高校生ひじりに、美少女の夕実だけが近づき、ある日、クラス全員を殺さない?と持ちかける。劇薬の農薬や自然界にある毒物に詳しい夕実は、毒による殺害を提案。夕実の妖しい魅力と、イジメの復讐という提案の虜になったひじりは、夕実への依存度を強めていく。
     女生徒二人による犯罪計...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年04月24日

    まず最初に読む前に思ったことはタイトルにある”致死量”という単語。最初にこの単語を見て感じたことは”毒”だった。

    Wikipediaによると摂取、被爆すると死に至る量。急性毒性試験や、中毒事例などに求められる。とある。

    言葉の通り、とあるものを死に至る量を摂取すると、それが毒と呼ばれるようになる...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年03月21日

    主に毒を使った殺人、言葉通り致死量であるから死んでいった校友たち、それに対してのタイトルは「致死量の友だち」。何が致死量なのかをずっと考えながら読んでいた。スッキリ終わった感じのしない終わり方でまるで続編があるかのよう、致死量の読みは外した。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年01月19日

    終盤になってタイトルの意味が分かって、そういう事か〜とひとり納得した


    個人的にミステリー(と思われる)小説ではガッカリだなと思う犯人と動機だったので残念だった

    0

致死量の友だち の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    二見書房
  • ページ数
    320ページ
  • 電子版発売日
    2022年10月01日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    3MB

閲覧環境

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