西村京太郎のレビュー一覧
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○伊勢神宮を守らんとする子供たちの物語を読む
七十年ぶりに伊勢参りをすることになった野々村は、孫とともに特急「しまかぜ」に乗って、友人の木島と阿部に会うことになった。野々村は戦時中に伊勢に彼らと住んでいて、実際に焼夷弾で燃え盛る伊勢の街を見ているが、終戦を機に上京し、その後古代史の研究者として活躍することになる。
野々村は数々の遺構を巡る中で七十年前の様子を脳裏に浮かべるが、もう一人いた加藤という男のことも同時に思い出す。すると、その加藤の弟が現れ、体験談を集会で話してほしいと依頼をうけ、話す。その後本の賞を受けた後、謎の脅迫状が届くようになり…
結局殺人事件が起こるまでの間が長く、終始伊勢 -
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〇まさか自分が書いた小説と同じ事件が目の前で起こるなんて!?でも自分はやってないから居直るしかないよね…
ミステリー作家の三浦は十年来ヒットに恵まれていないが、明日出版の高橋社長が「ぜひあなたの作品をヒット作に仕上げる」と意気込んでやまない。不安がりながらも、オーダー通り「北海道新幹線殺人事件」を書き始める。
初稿を出すとこんなんじゃだめだと突き返され、高橋の言うとおりに直すようになる。また宣伝も特にされていないが高橋は「十分している」と答えるばかり。よくわからないまま脱稿し、北海道新幹線の開業を迎える。
北海道新幹線の一番列車に、作家の若林とともに乗り、出発する。
すると、大宮から仙台の間 -
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名探偵シリーズ4部作の第3作。
アメリカから「エラリー・クイーン」、イギリスから「エルキュール・ポアロ」、フランスから「ムッシュー・メグレ」、日本から「明智小五郎」が集結。ミステリーマニアの「M・M・M」のメンバー9人に唐突に現れた「左文字京太郎」が殺人事件に巻き込まれ、刑事の「吉牟田」と共に犯人を探す中、連続殺人が次々と起こる。
クローズド・サークル、名探偵4人は推理をせずにM・M・Mのメンバー、吉牟田、左文字京太郎が推理を進める。
読んでいて前半で怪しい人物に目星はつくが、最後の最後で動機がわかって、あっ、そういうこと、となった。
4人の名探偵さん、早く止めてよ!ってなる作品。
✩✩✩ 3 -
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ネタバレ西村京太郎氏の小説は初めて読んだ。
はっきり言って、人から譲られなければ読もうとは思わなかった。また、読み始めても、期待はしていなかった。いわゆる本格的推理小説とは異なるものだという認識を持っていたからである。
しかし実際に読み始めてみると、続きが気になって仕方がない。物語を先へ先へ、読者を引き込んでいける手腕は確かなものがある。長編で、たくさんの登場人物がいるにもかかわらず、読んでいて複雑に感じることもなかった。
ただ一方で、とりあえず登場する人物を増やすことで話を進めるという手法に終始しているのではないか、という批判も成り立つかもしれない。それでも、本書では20年前の事件と、現在起こってい -
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西村京太郎の、たぶん初期作品。電車が出てこず、ストーリーとしては、松本清張や森村誠一のような、一般的なミステリ短編集である。
軽乗用車で子供をはねたが、誰にも見つからずにいたと思っていた理容師のところに、むさ苦しい男が現れる。顔を剃ってもらった後に「撥ねた子供はなくなったよ」と、5000円を要求する。そこから頻繁に男が現れるようになり、来店するごとに要求される金額が倍になっていく…(優しい脅迫者)。
西村京太郎は、以前に飽きて嫌になるほど家にあったのを読み散らかしたので避けていたのだが、鉄道の関係ない作品は、ちょっと珍しいなと思って手にした。初期作品ぽいのは特に1作目の表題作で、読点だらけ -
購入済み
途中から一気読み
普段の十津川警部シリーズよりは、入り込むまでに時間を要した作品でした。しかし読み進めて行くうちにいつの間にか引き込まれ、気付いたら読み終えていました。
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〇戦時下米兵将校の起こしたこととは。そしてケイコの失踪との関連は。
賀谷大三郎は、母親の松枝とともに豪華列車「ななつ星」に乗車するために、カップルを監禁してチケットを奪い取り乗車することができた。
しかし、家に隠しマイクがしかけてあったり、客室に置いてあった手紙に「池田夫婦が行ったゆすりの証拠を手に入れろ」ということが書いてあったり、その池田氏から池田氏の客室に賀谷が入った写真を見せられたり…だましたりだまされたり、である。一〇〇五番目の乗客がMR商会といううさんくさい団体の人間であると気づいたときに思いついたのは、「金儲け」という単語で、そのターゲットにされたのは、将来の駐日大使シャーリー・ -
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西村京太郎『十津川警部 八月十四日夜の殺人』実業之日本社文庫。
西村京太郎の作品は殆ど読んだことが無い。何しろ著作が500冊以上もあるので、何から読んでいいのか解らないのだ。本書はたまたま貰った文庫本。長らく寝かせていたのだが、ついに読んでみることに。
西村京太郎作品を読んでいなくとも、テレビドラマなどで十津川警部の名前だけは知っている。
8月14日の深夜に都内のホテルで有名な俳句の先生が何者かに刺殺される。捜査にあたる十津川警部は、大昔から8月14日に同様の殺人事件が発生していることに気付く……
大風呂敷を広げるだけ、広げて、風呂敷の端を摘まんだだけのような、何ともぶっ飛んだミステリ