西村京太郎のレビュー一覧
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ネタバレ西村京太郎氏の小説は初めて読んだ。
はっきり言って、人から譲られなければ読もうとは思わなかった。また、読み始めても、期待はしていなかった。いわゆる本格的推理小説とは異なるものだという認識を持っていたからである。
しかし実際に読み始めてみると、続きが気になって仕方がない。物語を先へ先へ、読者を引き込んでいける手腕は確かなものがある。長編で、たくさんの登場人物がいるにもかかわらず、読んでいて複雑に感じることもなかった。
ただ一方で、とりあえず登場する人物を増やすことで話を進めるという手法に終始しているのではないか、という批判も成り立つかもしれない。それでも、本書では20年前の事件と、現在起こってい -
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西村京太郎の、たぶん初期作品。電車が出てこず、ストーリーとしては、松本清張や森村誠一のような、一般的なミステリ短編集である。
軽乗用車で子供をはねたが、誰にも見つからずにいたと思っていた理容師のところに、むさ苦しい男が現れる。顔を剃ってもらった後に「撥ねた子供はなくなったよ」と、5000円を要求する。そこから頻繁に男が現れるようになり、来店するごとに要求される金額が倍になっていく…(優しい脅迫者)。
西村京太郎は、以前に飽きて嫌になるほど家にあったのを読み散らかしたので避けていたのだが、鉄道の関係ない作品は、ちょっと珍しいなと思って手にした。初期作品ぽいのは特に1作目の表題作で、読点だらけ -
購入済み
途中から一気読み
普段の十津川警部シリーズよりは、入り込むまでに時間を要した作品でした。しかし読み進めて行くうちにいつの間にか引き込まれ、気付いたら読み終えていました。
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〇戦時下米兵将校の起こしたこととは。そしてケイコの失踪との関連は。
賀谷大三郎は、母親の松枝とともに豪華列車「ななつ星」に乗車するために、カップルを監禁してチケットを奪い取り乗車することができた。
しかし、家に隠しマイクがしかけてあったり、客室に置いてあった手紙に「池田夫婦が行ったゆすりの証拠を手に入れろ」ということが書いてあったり、その池田氏から池田氏の客室に賀谷が入った写真を見せられたり…だましたりだまされたり、である。一〇〇五番目の乗客がMR商会といううさんくさい団体の人間であると気づいたときに思いついたのは、「金儲け」という単語で、そのターゲットにされたのは、将来の駐日大使シャーリー・ -
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西村京太郎『十津川警部 八月十四日夜の殺人』実業之日本社文庫。
西村京太郎の作品は殆ど読んだことが無い。何しろ著作が500冊以上もあるので、何から読んでいいのか解らないのだ。本書はたまたま貰った文庫本。長らく寝かせていたのだが、ついに読んでみることに。
西村京太郎作品を読んでいなくとも、テレビドラマなどで十津川警部の名前だけは知っている。
8月14日の深夜に都内のホテルで有名な俳句の先生が何者かに刺殺される。捜査にあたる十津川警部は、大昔から8月14日に同様の殺人事件が発生していることに気付く……
大風呂敷を広げるだけ、広げて、風呂敷の端を摘まんだだけのような、何ともぶっ飛んだミステリ -
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〇ステーションホテルと新しい東京駅の魅力発見の一冊
中小新聞社で記者をやっていた高見沢は、雑誌「鉄道研究」の編集者・田中に乞われ、仕方なく雑誌のために小説を書き始めることにする。
東京ステーションホテルに宿をとった高見沢は、窓から見える新しくなったホールを見ながら、ずっと人待ちをしている女性のことが気になる。
夜半、目を覚ました高見沢は、救急車で運ばれる女性の姿を目撃し、のち殺害されたと知らされる。
十津川は殺害された女性・長谷川を追うも手がかりを見つけられないが、そのうち駅でコンサートが開かれる段になり脅迫電話が入電し対応に追われるが…。
途中出てくるもよくわからないのはインドネシア運 -
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ネタバレ評価
サプライズ ★☆☆☆☆
熱中度 ★★★☆☆
インパクト ★★★☆☆
キャラクター★★★☆☆
読後感 ★★☆☆☆
希少価値 ★★☆☆☆
総合評価 ★★★☆☆
〇 サプライズ ★☆☆☆☆
主犯は一番疑わしい高田弁護士。黒幕は運輸大臣の武田。犯行動機は武田の裏切りと予想どおりの展開。サプライズはない。
〇 熱中度 ★★★☆☆
西村京太郎らしく,話運びは巧み。週刊エポックの青木という記者の視点を入れ,単調な捜査だけの話にしていない。田久保涼子殺害から始まり,はやぶさに乗っていた田久保涼子が多摩川で死亡しているという不可解な謎を提示することで興味を引いている。武田