西村京太郎のレビュー一覧

  • 十津川警部 会津 友の墓標
    大河よりも前の作品。ネタ元は中野姉妹か。
    2つのストーリーから、あえて答えを出さないという流れは面白いと思うが、最初の手紙からして不自然で、無理が目立ち、意欲が少し空ぶった印象
  • 殺人者は北へ向かう
    前回短編だったからそのつもりで読んだら長編だった。一気に読んじゃったけど。
    最初トリックみたいだな〜と思ったらもっと大掛かりな話だった。
    探偵いなかったら詰んでた説。
  • マンション殺人
    投資マンションをめぐるトラブルが増えていた時期のものなのだろうな。色々と訴えたいのは分かるが、事象が抽象的で通り一遍感は否めない。
    流れはいつもの感じで、西村さんの作品としては平均レベルだと思う。
  • 新・東京駅殺人事件
    東京駅とステーションホテルに行きたくなるだけの話。

    色んなイベント、色んな人が出てくるが、で?という感じ。難しいトリックとかあるのかと思えば特にないし、最初から出てた小説家崩れの新聞記者なんて別にいてもいなくてもよかった。

    西村京太郎は初めて読んだが、最初は読点の多さに驚いたが、めちゃくちゃ読み...続きを読む
  • 外房線 60秒の罠(十津川警部シリーズ)
    そもそも、あの証拠関係から井口を第一容疑者にするのが無理があるだろうが(日曜の被害者の着信履歴を解析したら詰まるだろう)、そのあとはスピーディーにながれていくので、読んでいて苦痛ではない。ただ、慌てて殺すことで返り血浴びるリスクは考えなかったのかな。発想スタートの作品だろうが、ちょっと目立つレベルの...続きを読む
  • 西鹿児島駅殺人事件
    高校生の時に、新大阪から寝台特急なはで、
    鹿児島まで往復した事がありました。
    その今はなくなってしまった、
    寝台特急ブルートレインが出てきたり、
    鹿児島中央駅になる前の西鹿児島駅が舞台で、
    とても懐かしく読ませて頂きました。
    事件と平行する桜島の噴火による降灰と、
    近づいてくる台風が緊張感を増しまし...続きを読む
  • ハイビスカス殺人事件
    主人公で探偵役の大学教授はアイヌの血を引いているという設定で、事件の背景にある沖縄の問題に、だから他人事でなくコミットすることになる。「天使の傷痕」や「殺人者はオーロラを見た」同様の著者の社会派作品。でもちゃんとエンタメしてるのがスゴイ。いやしかし沖縄かあ。最近むしろ状況は悪化してるんだよなあ。なん...続きを読む
  • 平戸から来た男
    ◎隠れキリシタンと潜伏キリシタン。日本人の信仰の深さと心情の問題は

    ある教会の前で死んでいた身元不明の男。発見した中村神父のもとにやってきた大学生の緒方とともに論議していると、男が持っていた湯呑から、隠れキリシタンではないか、という推理をする。
    その推理をもとに十津川と亀井は、男が川野という長崎県...続きを読む
  • 殺人偏差値70
    もうちょっと広げて書けば長編のネタになるようなものをあえて広げずに書いた作品が多い(練りあがってないので展開も予想しやすく、偏差値70の表題でいいのかは疑問)。後味がよくないものが多いのが特徴かな?
    とはいえ、さくっと読める気軽さはさすが。
  • 十津川警部捜査行 神話と殺意の中国路
    短編集よし。
    最初の話が一旦、前半の車両と後半の車両が分かれて再び下関?で合流する列車を利用した殺人だったけどすごい乗りたくなった。まだあるのかな?

    あと全体的な西日本多くて九州出身としてはイメージしやすい。
  • 十津川警部 わが愛する犬吠の海
    〇銚子電鉄ののどかな様子とは裏腹なドロドロ具合
    十津川警部が捜査している事件の被害者が「こいけてつみち」というダイイングメッセージを残して死んでいた。その被害者は、小池鉄道。なぜ自分で自分の名前をダイイングメッセージを書いたのか?

    そのヒントは、銚子電鉄にあった。
    ネーミングライツで外川駅に「小池...続きを読む
  • 青森ねぶた殺人事件
    展開がわかりやすいので、読み飽きるかもしれません
    青森が好きならお勧めかな!?

    もう少し捻った話を次は期待します
  • 京都駅0番ホームの危険な乗客たち

    意外な結末

    意外な結末でした。
    十津川警部らしくない感じがしました。
    期待していた感じとは違ったけど面白かったです。
  • 十津川警部 トリアージ 生死を分けた石見銀山
    30年以上前に読んでいた著者の作品をまた読むようになった。ライトな娯楽小説という感じで、テンポ良くサクサク読み進めることができる。
  • 十津川警部 特急「しまかぜ」で行く十五歳の伊勢神宮(十津川警部シリーズ)
    ○伊勢神宮を守らんとする子供たちの物語を読む
    七十年ぶりに伊勢参りをすることになった野々村は、孫とともに特急「しまかぜ」に乗って、友人の木島と阿部に会うことになった。野々村は戦時中に伊勢に彼らと住んでいて、実際に焼夷弾で燃え盛る伊勢の街を見ているが、終戦を機に上京し、その後古代史の研究者として活躍す...続きを読む
  • 北海道新幹線殺人事件
    〇まさか自分が書いた小説と同じ事件が目の前で起こるなんて!?でも自分はやってないから居直るしかないよね…

    ミステリー作家の三浦は十年来ヒットに恵まれていないが、明日出版の高橋社長が「ぜひあなたの作品をヒット作に仕上げる」と意気込んでやまない。不安がりながらも、オーダー通り「北海道新幹線殺人事件」を...続きを読む
  • 札沼線の愛と死 新十津川町を行く
    うーん、十津川警部シリーズとしては盛り上がりが足りない内容だった。
    ただ、今はなき札沼線を舞台に書いているのは貴重だと思います。
  • 名探偵も楽じゃない
    名探偵シリーズ4部作の第3作。
    アメリカから「エラリー・クイーン」、イギリスから「エルキュール・ポアロ」、フランスから「ムッシュー・メグレ」、日本から「明智小五郎」が集結。ミステリーマニアの「M・M・M」のメンバー9人に唐突に現れた「左文字京太郎」が殺人事件に巻き込まれ、刑事の「吉牟田」と共に犯人を...続きを読む
  • 十津川警部 姨捨駅の証人
    安定の十津川シリーズ。それ以上でもそれ以下でも無いが,それ以上もそれ以下も求めていないのでそれでいいのである。
  • 京都嵐電殺人事件
    いわゆる2時間ドラマでお馴染みの十津川警部シリーズの一つ。「時刻表トリック」で有名な著者が馴染みの深い車両を扱っていることから手にとってみた。事件の発端の描き方や京都の町の描写は、さすがの面白さだった。ただ事件解決の展開にやや駆け足な印象が残ったのが、少し残念な感じである。ちなみに本書では時刻表の話...続きを読む