西村京太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「西村京太郎」の長篇ミステリ作品『新装版 天使の傷痕(しょうこん)(『事件の核心』を改題)』を読みました。
『鉄ミス倶楽部 東海道新幹線50』に収録されていた短篇『最終ひかり号の女』を読んで、「西村京太郎」の作品を読みたくなりました。
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武蔵野の雑木林でデート中の男女が殺人事件に遭遇。
瀕死の被害者は「テン」と呟いて息を引き取った。
意味不明の「テン」とは何を指すのか。
デート中、事件を直接目撃した「田島」は、新聞記者らしい関心から周辺を洗う。
「テン」は天使と分かったが、事件の背後には予想もしない暗闇が広がっていた。
第11回「江戸川乱歩賞」受賞作。
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1965年(昭和40年)に第11回「江戸川乱歩賞」を受賞した作品です。
■プロローグ
■第一章 陽光の下で
■第二章 悪戯書き
■第三章 エンゼル・片岡
■第四章 バー・天使
■第五章 筆跡鑑定
■第六章 天使の影
■第七章 フィルム
■第八章 疑惑の中で
■第九章 北の風景
■第十章 案山子と海苔巻
■第十一章 A.B.C.
■第十二章 事件の核心
■エピローグ
■解説 仁木悦子
武蔵野の雑木林でデート中の男女が殺人事件に遭遇した… 瀕死の被害者は「テン」とつぶやいて息をひきとった、、、
意味不明の「テン」とは何を指すのか… デート中、直接事件を目撃した「田島伸治」は新聞記者らしい関心から周辺を洗う。
「テン」とは天使と分ったが、事件の背景には意外な事実が隠れていた……。
殺害に使われたトリックも熊を捕獲するための罠だと思えば、犯人の生い立ちとの整合が取れるし、事件と無関係と思われた案山子が盗まれた事件も伏線として面白いし、犯罪の動機や事件の背景となった社会問題については現代にも通ずるものがあるし… と、読みやすい文体ながら、読み応えのある内容で愉しめましたね、、、
そして、読み進めながら徐々に犯人が特定されていく展開だったので、主人公の気持ちにシンクロしやすかったのも良かった… 切ない展開なんですけどねー 350ページ程度のボリュームでしたが、一気に読み終えてしまいました。
単なる責任者への糾弾や差別への批判ではなく、被害者たち自身のこの先の生き方に対する問題提起も含んでいるエンディングも印象的でしたね… この流れで、次も「西村京太郎」の作品を読んでみようと思います。
以下、主な登場人物です。
「田島伸治」
主人公。新聞記者。
「山崎昌子」
田島の恋人。
「久松実」
俗にトップ屋と呼ばれる、週刊誌にゴシップ記事を売り込むフリーの雑誌記者。
田島と昌子のデート中、負傷した姿で不意に現れ、死亡する。
「片岡有木子(エンゼル片岡)」
久松が写真を持っていたストリッパー。
エンゼル片岡は芸名。
「絹川文代」
久松が通っていたバー「エンゼル」のママ。
「田熊かね」
久松のアパートの管理人。
「中村警部補」
久松の事件を捜査する警察官。 -
Posted by ブクログ
「富山地方鉄道殺人事件」を読んでみた。
で、西村京太郎と言えば……ドラマしか知らない。十津川刑事……の話?と思って読んでみたら、最初は全く出てこない。途中で出てきてやっと、十津川刑事の話だと分かった。
わー。すごーーい。電車の話が詳しく書かれてる。それ、知らなかった―っていうのまで、詳しく書かれてる。
特に観光列車の名前。。通ってるのは見てても、列車の名前は知らなかった。
最初は黒部の方ばかりでつまらないなーと思った。こっちこないのかなーと思っていたら、ちょっとだけ……ちらっとだけ出てきた。観光地の話も知らない事いっぱい。すごーい。すごーい。
お勉強になります。と、地元情報満載で満足。
ストーリーは……あまり好みではない。
政治家の話だし、トリックっぽいトリックでもないし。
ただ、最後の方で地鉄の一番小さい駅は??みたいなのものには笑えた。
結論「ほとんどが小さな駅ばかりでどの駅か分からない」と書いてあった。無人駅。待合室しかない木造づくり。そんな駅が、地鉄にはたくさんある。って、地方ならどこも、そんな感じじゃないのか――??
そしてラストは、とてもあっさりと終わってしまった。最初から犯人は決まっているので、『どうやってラストに持って行くのだろう』と思いながら読んでしまった。
時系列を読むだけみたいな小説。
物語は面白くはない。けど、情報満載なので満足。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ翻訳モノを読んでるみたいだった。
登場人物はもちろんだけども、言い回しとか推理の仕方とか、ちょっと見下す感じとか。3億円の事件の犯人を暴くべく、世界中の名探偵を集めた。
犯人像に似ている人を見つけて、3億円を盗ませる、という何ともグローバルな感じの、よくわからない方法で犯人の行動を炙り出し、犯人を捕まえようとするモノ。
小説だから出来る、豪華共演。老いは悲しいかもしれないって読んでいて思ってしまっていたけど、これ?っていう結末からもうひとつある結末のその先も海外ミステリみたいで楽しめた。
結局どうなるかわからないところも、でもこうなるだろうなあって思えるところも好き。