西村京太郎のレビュー一覧
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◎隠れキリシタンと潜伏キリシタン。日本人の信仰の深さと心情の問題は
ある教会の前で死んでいた身元不明の男。発見した中村神父のもとにやってきた大学生の緒方とともに論議していると、男が持っていた湯呑から、隠れキリシタンではないか、という推理をする。
その推理をもとに十津川と亀井は、男が川野という長崎県・平戸の出身だということがわかる。川野は平戸を出て京都や名古屋を回るが、その中で渡口という男を探していて…
渡口と川野の関係や行く先を探すべき、2人は平戸へ向かうが、そこでは現地の村の人々に話を聞こうとするもけんもほろろな対応に十津川・亀井は苦労するが……
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"江戸時代と明治初 -
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〇銚子電鉄ののどかな様子とは裏腹なドロドロ具合
十津川警部が捜査している事件の被害者が「こいけてつみち」というダイイングメッセージを残して死んでいた。その被害者は、小池鉄道。なぜ自分で自分の名前をダイイングメッセージを書いたのか?
そのヒントは、銚子電鉄にあった。
ネーミングライツで外川駅に「小池鉄道」という名前をつけていて、小池が立ち上げた会社が購入したという。小池はなぜ、隣で希望の大きい銚子駅ではなく、外川駅の名前を買ったのか。
この殺人事件を解決するカギは、友人であり同僚である竹下が語った、16年前のある事件であった。一緒に行動していた4人のうち1人が死んでしまったのである。説明され -
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○伊勢神宮を守らんとする子供たちの物語を読む
七十年ぶりに伊勢参りをすることになった野々村は、孫とともに特急「しまかぜ」に乗って、友人の木島と阿部に会うことになった。野々村は戦時中に伊勢に彼らと住んでいて、実際に焼夷弾で燃え盛る伊勢の街を見ているが、終戦を機に上京し、その後古代史の研究者として活躍することになる。
野々村は数々の遺構を巡る中で七十年前の様子を脳裏に浮かべるが、もう一人いた加藤という男のことも同時に思い出す。すると、その加藤の弟が現れ、体験談を集会で話してほしいと依頼をうけ、話す。その後本の賞を受けた後、謎の脅迫状が届くようになり…
結局殺人事件が起こるまでの間が長く、終始伊勢 -
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〇まさか自分が書いた小説と同じ事件が目の前で起こるなんて!?でも自分はやってないから居直るしかないよね…
ミステリー作家の三浦は十年来ヒットに恵まれていないが、明日出版の高橋社長が「ぜひあなたの作品をヒット作に仕上げる」と意気込んでやまない。不安がりながらも、オーダー通り「北海道新幹線殺人事件」を書き始める。
初稿を出すとこんなんじゃだめだと突き返され、高橋の言うとおりに直すようになる。また宣伝も特にされていないが高橋は「十分している」と答えるばかり。よくわからないまま脱稿し、北海道新幹線の開業を迎える。
北海道新幹線の一番列車に、作家の若林とともに乗り、出発する。
すると、大宮から仙台の間 -
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名探偵シリーズ4部作の第3作。
アメリカから「エラリー・クイーン」、イギリスから「エルキュール・ポアロ」、フランスから「ムッシュー・メグレ」、日本から「明智小五郎」が集結。ミステリーマニアの「M・M・M」のメンバー9人に唐突に現れた「左文字京太郎」が殺人事件に巻き込まれ、刑事の「吉牟田」と共に犯人を探す中、連続殺人が次々と起こる。
クローズド・サークル、名探偵4人は推理をせずにM・M・Mのメンバー、吉牟田、左文字京太郎が推理を進める。
読んでいて前半で怪しい人物に目星はつくが、最後の最後で動機がわかって、あっ、そういうこと、となった。
4人の名探偵さん、早く止めてよ!ってなる作品。
✩✩✩ 3