竹岡葉月のレビュー一覧
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私がこの作者の本を「信用できる」と確信した一冊。主人公が上手くいかないなりに卑屈にならず、人生の道を自ら切り開いていく物語…といえばありきたりに感じるかもしれないが、この物語はそれでいいような気さえしている。「平凡」であること、「普遍」であること。それは本当に手に入っている状態では無価値に思え、欲しいと思った頃には苦労せねばえられぬもの。
この作者は書きたいものが明確になっているために、食事描写をはじめとして登場人物の心理描写も細すぎず省きすぎずで心地よい。小気味よい文体のためすっと入ってくる文章というのはいいものだなぁと思ったり。全面的にこの作者の作品は信用することにしたため、ほかシリーズの読書体験が今から楽しみである。 -
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ついにおいしいベランダの最終刊、読み終わりました。今の心境を一言で言えというのであれば、やはり感無量ですかね。
亜潟さんは、なんだかんだ言って、まもりに惚れていて、まもりのことを一番に考えている。言葉遣いが少々乱暴でも彼なりの愛情は伝わっていて。時折、少年のような仕草を見せるときがあるんです。クールで冷静な亜潟さんがまもりに甘える姿に胸がキュンとします…!
必要なとき、野菜があればザルを持ってベランダへ。夫婦仲良く採取する姿もほほえましい。ベランダの限られたスペースを有効活用して食べるものを育て、2人で調理して、食卓に並べていく過程は何回読んでも楽しい。『おいしいベランダ。』と名付けられたタイトルの、醍醐味ではないだろうか…と振り返りながら思うのです。
いつまでもまもりたちの幸せが続きますようにと願わずにはいられない、そんな素敵な物語でした。
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まずはこの10巻、表紙を見て感極まりました。ようやく、ついに…! と思いながらまもりの可愛い姿を眺めました。ほんとうに、ついにこの日が来たんだと胸が熱くなりました。
亜潟さんの作った梅マヨのディップソースがめちゃくちゃ美味しそうなので真似しようと思いました。蒸した野菜に抜群に合いますよね。他に野菜じゃない食材でも合いそうです。
ウェディングドレスのため、まもりは亜潟さんを巻き込んで!? フィットネスに通い、ダイエット中でもお腹いっぱいになる料理を食べたりと、結婚式に向けての期待感が高まります。
そして迎えた結婚式。目頭も徐々に熱くなります。2人らしいウェディングプランは素敵でした。これまでの2人の出会いから色々なことがあって、断片的ではあるけど思い返すと感慨深いですね。
花嫁の親の気持ちも痛いほど伝わってきて涙ぐんでしまいました。(やっぱり我慢できなくて泣く私)
夫婦になった2人の日常をもっと追いかけたい
…! そう思えたお話でした。
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ようやく9巻まで辿り着きました。ラストまで積読してあるのであとはもう突き進むのみなのです。
遠距離恋愛となったまもりと亜潟さん。2人で決めた約束事がなんともふたりらしいと言えばらしくて、ほっこりしちゃいました。
袋のインスタントラーメンも冷やし中華にするのはもう最近の食べ方としては珍しくないですが。冷たいラーメンとかありますもんね。作中に登場した、包丁もまな板も要らない具だくさん冷やし中華はとても美味しそうでした。アレンジすれば味も無限大ですからね。
まもりの弟ユウキと同級生の椎堂晶の関係性も気になるところ。
まもりが住む東京の家でも、新たな拠点となる神戸の家でも第2の冷蔵貯蔵庫は大活躍ですごいよ、おふたりさん。ベランダにはいろんな野菜達がひしめき合っていて収穫も楽しそうです。まもりがハサミとザルを持って野菜を調達する姿も生活の一部となっていて、それもまたほっこり癒されますね。このご時世、ベランダ菜園があるというのは心強いものかもしれません。私自身は花もプランター菜園も枯らしてしまう人なので、育てられる方をほんとうに尊敬します…!
そしてまた勇魚さん登場しました。今回はタコパでした。関西人のたこ焼きにかける熱量はとても熱い。鮮やかな手さばきで作られていくたこ焼きは見事でした。楽しい料理タイムでしたね。勇魚さんはほんとうに楽しい!
今回も、まもりと亜潟さんの遠距離恋愛はあれやこれやとありましたが、なんとも胸にジンとくるものでありました。
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婚約を交わした、まもりと亜潟さん。それぞれの実家へ報告をしにいく…と8巻の話は進みます。さすがはおいしいベランダ。挨拶に行った亜潟家でも料理シーンが繰り広げられました!祝。一見、自由奔放な家族に見えた亜潟家の人達の見事な連携プレー! やはり亜潟家は最高ですな。
引っ越し途中のシーンで名古屋飯がチラッと登場したので、心の中で(よっしゃあ!)とガッツポーズしてしまいました笑。作者の竹岡さん自身も食べたのかなぁと想いを馳せてしまう。
神戸の新居、気になるのはやはりベランダなのですね。ベランダ菜園オタクとしては重要でしょう。地元のスーパーに園芸店…新天地に胸が弾みました。
やっぱり初めての場所のスーパーって気になりますね。(私だけ?)今まで当たり前のように売っていた調味料やなんかが無かったとき…さあどうしよと思う。まもりみたく悲鳴をあげてしまいそうですな。地域も違えば生活も食も違う。面白いじゃないですか! 勇魚さんも加わったすき焼きを作るシーンも楽しかった。
あと、じゃこと京野菜のペペロンチーノも美味しそう。(ペペロンチーノ好き)こうしてベランダ菜園で採れた野菜を使ってチャチャッと料理してしまう亜潟さんは素敵ですね。
思うようにいかない就活で苦戦するまもりを見ていると、自分のことのように辛くなりますね…。
しかし。面接で自分の想いをぶつけたまもりがとても眩しくてかっこよかった。
今回もとても印象に残るお話でよかったです。