あらすじ
祖父が営む弁当屋で働くひばりは、常連のサラリーマンと恋に落ち、数年の交際の後に結婚した。ダーリンの名前は三輪伊吹。仕事は団体職員。忙しくてなかなか帰ってこないのが玉に瑕だけど、真面目で優しい素敵な人。
ただ、時々家に連れてくる同僚や取引先のお客様が、ちょっとばかり個性的だった。金髪ロン毛で耳がエルフのように長かったり、全身見たこともない模様の刺青だらけだったり。
「みんなひばりの料理が食べたいんだ」という伊吹の頼みで、不思議なお客様に手料理をふるまうが――そう、ダーリンは勇者様。今も異世界の平和のために奔走するエージェントだったのです!
エルフやドワーフの同僚、ふわふわの毛をたくわえた人狼の上司、見た目は小学生な魔王のワガママ娘。
伊吹が連れて来るお客様をもてなしていただけのつもりが、ひばりの人柄と温かい料理で、知らず知らずのうちに異世界の危機を救っていて……?
『おいしいベランダ。』『犬飼いちゃんと猫飼い先生』シリーズの竹岡葉月が贈る、
すこし不思議なおもてなしファンタジー。
※特典として、書き下ろしショートストーリー【まるで百日紅のように】を収録しています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
竹岡さんといえば「おいしいベランダ」シリーズですよね。もちろん、こちらも本棚に並んでますがストーリーが朧げなのでまた再読しよう。
この本は書名に惹かれて手に取ったら、竹岡さんだ!となりました。ファンタジーも好きなので2024年最後の本に選びました。表紙のエンリちゃんが可愛いです。
二つの世界で生きてる伊吹とそれを支えるひばり。料理もめちゃ美味しそう。帯に書き下ろし特別ストーリーが読めるコードが付いて2025.11.15まで公開だそう。このショートストーリーも良かったので、読みたいと思った方はお早めに。
Posted by ブクログ
タイトルを見て、最初は、旦那さまがエルフなんだと勘違いしていた><。タイトルにエルフが出て来てるけど、旦那さまは人間なのね><。地球人なのね><。エルフがタイトルにつく割には、エルフの人は、あんまり目立たなかった><。
でも、好きだよ、エルフの人も、旦那さまも! 性格もいいし、優しいし、格好いいし、好きだったー♪。
でも、読んでて、ダダさんは可哀想だなあ、と思った><。ダダさんにも幸せになって欲しかった><。でも、沢山人を殺してる時点で、それは無理なんだよね……。
続き、読みたーい! 続き、また出して欲しい!
Posted by ブクログ
舞台は現代、普通の女性が主人公。新婚ほやほや。
しかし、旦那には人には言えない秘密が……
それは、なんと異世界とこの世界を股に掛ける勇者だった!!
という話。
異世界には渡れない主人公目線なので、現実寄りの世界観。それでも誰もが一度は空想するような日常の狭間にファンタジー要素が混ざっている感じが、良い。
旦那は異世界転移し魔王討伐を果たしたあと、この世界に戻ることを選んだ人間で、主に戦後処理に奔走していて、そこで生じる葛藤を主人公になかなか打ち明けられないのも人間味があるし、新鮮だった。
Posted by ブクログ
普段異世界ものは読まないけれど、好きな作家さんだったので。
最初の舞台が京都で、学生時代に過ごしていたあたりが出てきて、場所も想像出来た。
知ってるところが出てくると、それだけでうれしい。
結婚後も、ひばりの何でもいい方に考えていける性格で、みんなと仲良くなって、好かれていくのが心地よかった。
これからも、こっちとあっちを行き来するいぶきを支えていく生活が続くんだろうな。
Posted by ブクログ
料理と恋と異世界ファンタジー
自分は料理のできない人なので、胃袋をつかむキャラは自分の中では最強です!
勇者の勤める会社はブラックなのでは!?
Posted by ブクログ
結婚してから時々夫が連れてくるお客さんがとても変・・・
新しい視点の内容でファンタジーと現代の混合ストーリーです。
主人公のひばりの器の広さを感じます。
多種族の人との交流てこんな感じかなや同種族によって見た目の違いって確かにわからない。
そう考えると今まで気が付かなかったと盲点な点を多かったを知れます(笑)
また、魔王の娘がなんとも微笑ましい感じがいい。
新感覚の小説で新鮮な感じでした。