あらすじ
祖父が営む弁当屋で働くひばりは、常連のサラリーマンと恋に落ち、数年の交際の後に結婚した。ダーリンの名前は三輪伊吹。仕事は団体職員。忙しくてなかなか帰ってこないのが玉に瑕だけど、真面目で優しい素敵な人。
ただ、時々家に連れてくる同僚や取引先のお客様が、ちょっとばかり個性的だった。金髪ロン毛で耳がエルフのように長かったり、全身見たこともない模様の刺青だらけだったり。
「みんなひばりの料理が食べたいんだ」という伊吹の頼みで、不思議なお客様に手料理をふるまうが――そう、ダーリンは勇者様。今も異世界の平和のために奔走するエージェントだったのです!
エルフやドワーフの同僚、ふわふわの毛をたくわえた人狼の上司、見た目は小学生な魔王のワガママ娘。
伊吹が連れて来るお客様をもてなしていただけのつもりが、ひばりの人柄と温かい料理で、知らず知らずのうちに異世界の危機を救っていて……?
『おいしいベランダ。』『犬飼いちゃんと猫飼い先生』シリーズの竹岡葉月が贈る、
すこし不思議なおもてなしファンタジー。
※特典として、書き下ろしショートストーリー【まるで百日紅のように】を収録しています。
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Posted by ブクログ
タイトルを見て、最初は、旦那さまがエルフなんだと勘違いしていた><。タイトルにエルフが出て来てるけど、旦那さまは人間なのね><。地球人なのね><。エルフがタイトルにつく割には、エルフの人は、あんまり目立たなかった><。
でも、好きだよ、エルフの人も、旦那さまも! 性格もいいし、優しいし、格好いいし、好きだったー♪。
でも、読んでて、ダダさんは可哀想だなあ、と思った><。ダダさんにも幸せになって欲しかった><。でも、沢山人を殺してる時点で、それは無理なんだよね……。
続き、読みたーい! 続き、また出して欲しい!
Posted by ブクログ
舞台は現代、普通の女性が主人公。新婚ほやほや。
しかし、旦那には人には言えない秘密が……
それは、なんと異世界とこの世界を股に掛ける勇者だった!!
という話。
異世界には渡れない主人公目線なので、現実寄りの世界観。それでも誰もが一度は空想するような日常の狭間にファンタジー要素が混ざっている感じが、良い。
旦那は異世界転移し魔王討伐を果たしたあと、この世界に戻ることを選んだ人間で、主に戦後処理に奔走していて、そこで生じる葛藤を主人公になかなか打ち明けられないのも人間味があるし、新鮮だった。
Posted by ブクログ
普段異世界ものは読まないけれど、好きな作家さんだったので。
最初の舞台が京都で、学生時代に過ごしていたあたりが出てきて、場所も想像出来た。
知ってるところが出てくると、それだけでうれしい。
結婚後も、ひばりの何でもいい方に考えていける性格で、みんなと仲良くなって、好かれていくのが心地よかった。
これからも、こっちとあっちを行き来するいぶきを支えていく生活が続くんだろうな。