西田宗千佳のレビュー一覧
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いまのsonyの苦境の原因がよく分かる。良くも悪くも久夛良木さんという、有能だけど強烈な技術者にsonyは振り回され、未だにそこから脱却できていないように思える。この本では対比的に書かれていないが、sonyがPS3にとり憑かれている時に、appleやgoogleは全く違う動き方をしている訳で、空気を読めないというか、ゲームという、ある種オタクの世界に埋没しているsonyの様子がよく分かる。もう思い切ってsonyはPSというキーワードを一切捨ててしまってはどうだろうか?PSvitaを見ても辻褄合わせに四苦八苦している訳だし、むしろPSがない方が、合理的に行動できるように見える。jobsに率いられたappleと、久夛良木さんに率いられたsonyの差、という事なのだろう。
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■なぜ映像配信が普及しないのか?
→ コンテンツは揃いつつあるが、今は反応速度や操作性が悪く、映像配信システムを「動かせるテレビ」で、「動かすテレビ」を作るという意識が配信元もメーカーも薄い。
■スマートテレビが目指す姿とは
→ サッカー中継に関連するTwitterやFacebookのつぶやきを重ね合わせるなど、ネットとの融合に向かうべき。ただし、テレビ側がネットの情報を規制すると利用が滞るため、互いが干渉しない仕組みが必要。
■スマートテレビ開発に適する人材とは
パソコンで流行ったものがテレビに搭載されていくことが想定されるため、フィーチャーフォンからスマホの切り替えを行った携帯電話開発関連。 -
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文部科学省は2020年には児童・生徒1人1台コンピュータを配布し教育の情報化の実現を目指している。
本書はそのような新しい教育環境に向けてのキーワード「デジタル教科書」に携わる人たちに対し、教育現場にデジタルを持ち込むことに価値や課題、それぞれの構想をインタビュー形式でまとめている。
インタビューに応えているのは、教育の情報化に賛成し、その実現に向けて活動しているメンバが中心である。
メディア人、企業人、大学教員、現場経験のある先生である。
おもしろいのは「デジタル教科書」といいつつ、みなさん「教科書」をあまり語っていない。「学び」ための「デジタルの在り方」を語っている。
「教科書」は「学び」の一つであり、デジタルを活用した成功事例として紹介されている高校は「教科書」を使わないiPad2を用いた「学び」の価値を説明している。
したがって、デジタル素材やタブレット端末を「学び」の場に持ち込む価値や効果を知ることができるだろう。
では、なぜ日本の教育の情報化、コンピュータの導入が進まないのだろう。
企業内のコンピュータ化が進んだ理由は、「ネットワーク化」である。
コンピュータがインターネットにつながり、ネットワークによって人と人が繋がったからこそ価値がある。そして1人1台のコンピュータがあることで、情報の流通、蓄積、分析、そして表現力の向上を促し、情報の価値を飛躍的に向上させたのである。
企業の例も踏まえると、教育の情報化により学びの質を高めるためには、
・コンピュータが無線ネットワークで接続できること
・1人1台配布し、個人の文房具として使えること
がやはり重要である。
その環境にて、コンピュータだからこそできる「学びの質」を高める教科を見極め、適材適所で普及が進むだろう。
上記の環境を実現するためには、財源、法制度、教師支援、効果測定、健康への影響など様々な課題がある。その解決は本書では述べられていない。
その解決は私の仕事の1つである。 -
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フリージャーナリストの筆者が、取材と原稿執筆において活用している、iPhone仕事術。全体的に手堅い印象があり、裏技的なものは少ないが、その分実用的な技が数多く紹介されている。
実際、ジェイルブレイク(脱獄)は絶対にしない、というスタンスなので、その方面を期待される方は、別の本に当たった方がよいだろう。
私がなるほどと思ったのは、Gmailを英語版で使うというもの。iPhoneのサファリでGmailの英語版を見ると、ネットにつながていない状態であっても、ある程度のメールデータを、iPhone内に蓄積しておけるという。
まだ試してみたわけではないが、これが本当なら、簡単な設定でできるよいアイディアである。
もう一つ。ケータイサイトを見るための、SBrowserも興味深い。どの程度のサイトに対応できるのか、これから検証してみたいが、長らくケータイサイトにお世話になっている私としては、期待したいアプリの一つである。
iPhoneのヘビーユーザーには、物足りない内容も多いのかも知れないが、私のようにiPhoneに興味があるという段階のユーザーには、実に参考になる良書である。