感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今までテレビというものをコンピュータサイドからしか考えたことがなかったので,ストレートと言うかど真ん中なところがかえって新鮮に感じられた.
どちらかと言えばテレビの時代は終わり,他のメディア,他のデバイスに取って代わられるものと決めつけていたが,どうもそうではないらしい.
しかし,日本企業が主役で居続けることはかなり難しいのかも知れない.
Posted by ブクログ
テレビは面白くないからもう見ないという声が高まると同時に、クラウドとマルチデバイスについて多く語られるようになってきて、テレビ機器そのものの位置づけも、単なるテレビ番組を見るだけのものではなくなっていくことが予想される。
スマートホン、タブレット、ソーシャルネットワーク、クラウド、そしてテレビ機器の組み合わせによって何が生み出せるか。本書では、テレビ機器の機能向上にのみ邁進するメーカーを批判的に眺めながら、スマートホン、タブレット、ソーシャルネットワーク、クラウドという視点からの新たな方向性を模索している。
現在のIT業界におけるテレビの位置づけの確認と、今後の新ビジネスの可能性について思いをはせるきっかけになる一冊。
Posted by ブクログ
『スマートテレビ』がいよいよ現実的なものとなってきた、という本。2012年1月に行ったCES 2012でもほとんどのテレビメーカーが多かれ少なかれ『スマートテレビ』への取組みを宣伝していた。この本はCES 2012後に書かれた本である。
最初の入りはデジタル化と薄型パネル化が進んだTV製造事業の難しさについて語る。現状はこの本が出されたとき以上に厳しくなっている。なので、「スマートTV」に取り組まないといけないという論調だ。
「スマートフォンやネットフリックスの存在を認識した後に登場するものであることが、スマートTVとコネクテッドTVの間に、大きな違いを生み出す。
すなわちスマートTVとは「操作性の革命」から生まれるものに他ならないのである」(P.90)
そして電話をすることが主目的の携帯電話がスマートフォンに変わったことを、テレビ放送を見るだけのテレビからスマートテレビへの移行に重ねて見ている。
「携帯電話がスマートフォンになることで、電話の世界・インターネットの世界は様変わりした。メーカーの序列が変わり、望まれるサービスの形が変わり、なにより人々の生活が変わった。次はそんな革命を、テレビで起こす時だ」(P.184)
それにしてもこの本の中でも取上げられているアップルが作るiTVというのはまだ出てこない。電話を再発明して、今度はTVを再発明するのかと思ってはいたのだが。
事実はきちんと押さえているが、いまいち方向性が見えない。それは、それぞれのプレイヤーがきちんと考えるべきことなのだろうか。
しかし、帯に「スマートテレビ」を示す絵としてLGのTVが出ているのは日本人としては残念なことある。
----
2012年12月7日 、ケーブル会社のJCN向けにSmart TV Boxが提供されることになった。
Posted by ブクログ
日本の各テレビメーカーが米国市場でなぜ韓国勢に負けたのか?や、
定額の映像ストリーミングサービスがアメリカで充実していることなどは興味深かった。
Posted by ブクログ
未来のテレビ、スマートテレビについて、その可能性について言及している。ジャーナリスト出身のためか、読み手をぐいぐい読ませるような本で、あっというまに読み終えることができた。
内容としては、家電のテレビが儲からなかった理由、コンピュータ(ネット)付きのテレビとは、HTML5も利用可能なネットとつながったスマートテレビ、放送ということから解き放たれるテレビ番組といったところか。
スマートテレビの可能性は感じながらも、具体的な形は今だ模索中ということではないだろうか。少なくても3Dテレビよりは実現性が高いと思う。
Posted by ブクログ
これからのテレビについて、語っている。また、日本の家電メーカーの脅威についても論じている。
ジャーナリスト的ではあるが、現代の日本企業の問題についても言及されており、面白い。日本メーカーはこれにどんな解を出していくのか?
Posted by ブクログ
ああ、そうか、、テレビの画面って「テレビ放送」を映すだけのものじゃなくなってるんだ。。。
現状のテレビの操作性や快適性にとぼしいせいで、テレビというハードの可能性が狭められている点は同意。ただ、、私自身は「なぜパソコンで出来ることをわざわざテレビでしようとする?だったらパソコンでやったほうがいいじゃん」なんて思っているけどなぁ。
今のテレビにおける技術トレンドがまとめられており、それなりに刺激的なので、興味のある人は読んでいて損は無いと思う。
Posted by ブクログ
テレビの今とちょっと未来を知るのには良いです。パソコンとテレビをつなげるのが、とりあえずは現実的なような。新サービスのたびに買い換えるのもいやですからね。
Posted by ブクログ
家電
好きが読んでも新しい知識は少ないと思います。
なぜ日本企業のテレビが世界で負けたのか。
そして今のテレビという枠を超えたスマートテレビの今。
日進月歩で進歩し続ける家電。
今読まないと明日にはこの知識はもう過去にものなってしまいます。
日本のトレンドが世界のトレンドじゃない。その国ごと、そしてその国の年齢だけなく低収入者にまで目を向けた製品開発を今の日本企業に望みます。
Posted by ブクログ
スマートテレビとは「操作性の革命」。単にネット接続しただけのこれまでのテレビとは違うということが詳しく説明されています。ムーアの法則がテレビに大きな影響を及ぼしているという点が興味深かったです。
Posted by ブクログ
これから大きな成長と変化が期待できるスマートテレビの取り巻く環境、変化、これからについてまとめられています。テレビのビッグデータをどう使いどのようにビジネスを展開をしていくかといった視点があるともっと面白いと思いました。
Posted by ブクログ
■なぜ映像配信が普及しないのか?
→ コンテンツは揃いつつあるが、今は反応速度や操作性が悪く、映像配信システムを「動かせるテレビ」で、「動かすテレビ」を作るという意識が配信元もメーカーも薄い。
■スマートテレビが目指す姿とは
→ サッカー中継に関連するTwitterやFacebookのつぶやきを重ね合わせるなど、ネットとの融合に向かうべき。ただし、テレビ側がネットの情報を規制すると利用が滞るため、互いが干渉しない仕組みが必要。
■スマートテレビ開発に適する人材とは
パソコンで流行ったものがテレビに搭載されていくことが想定されるため、フィーチャーフォンからスマホの切り替えを行った携帯電話開発関連。
Posted by ブクログ
数年後TVを買い替える時、果たして日本メーカーは生き残っているのか、またTVはどんな形となっているのかを考えさせられた。非常に興味深いものであった。
「スマートTV」は現状、試行錯誤している段階ですが、果たして統一された規格、サービスは成されるのか。時間はかかるでしょうが注目していきたい。更に、目が離せないのがアップルの動向。この世界でも多大な影響をもたらすのだろう。