西田宗千佳のレビュー一覧
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ネタバレ口述筆記らしい文体。それだけに類書のなかでは飛び抜けて読みやすくなっている。かといって軽い本ではなく十分にタイトル通りの内容だ。
「通貨とは」などと演繹的に説明するのでなく、決済周辺の過去の歴史に触れながらビットコインなどの新しい仮想通貨または暗号通貨の説明をおこなっている。
ビットコインに関係ないようなところばかりメモしてしまったような気がする。が、これらが説明には必要であったと思う。もちろん、本筋の技術的な説明も、RSAとかハッシュ値とかマイニングとか、なされている。自分がすでに理解してるのでメモしてないだけで。
流通の発展とインターネットによる情報の流通のための国際的な決済手段、少額の決 -
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わかりやすく今の流れを解説。
人々の行動がネット行動により自動的に収集され商品がリコメンドされる。
ここで大事なのが理論じゃなくて人の行動は日常の感覚に素直に反応するのいうこと。
・あまりにうるさい広告はうさんくさく感じる
・今でも一番影響力あるメディアはテレビ
・テレビ放送内容から露出アイテムやコンテンツをデータベース化して販売
・ロングテールはうそ。人はマイナーな製品に気づかない
・15のキーワードで経済動向を判断する
・snsで一般人の武勇伝が炎上するのは、公開されている感覚が薄いから。仲間内と勘違い。
・訪れるネット店舗は2-3に限られるのが普通
・企業は個人を特定したいのではなく属 -
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テレビは面白くないからもう見ないという声が高まると同時に、クラウドとマルチデバイスについて多く語られるようになってきて、テレビ機器そのものの位置づけも、単なるテレビ番組を見るだけのものではなくなっていくことが予想される。
スマートホン、タブレット、ソーシャルネットワーク、クラウド、そしてテレビ機器の組み合わせによって何が生み出せるか。本書では、テレビ機器の機能向上にのみ邁進するメーカーを批判的に眺めながら、スマートホン、タブレット、ソーシャルネットワーク、クラウドという視点からの新たな方向性を模索している。
現在のIT業界におけるテレビの位置づけの確認と、今後の新ビジネスの可能性について思 -
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『スマートテレビ』がいよいよ現実的なものとなってきた、という本。2012年1月に行ったCES 2012でもほとんどのテレビメーカーが多かれ少なかれ『スマートテレビ』への取組みを宣伝していた。この本はCES 2012後に書かれた本である。
最初の入りはデジタル化と薄型パネル化が進んだTV製造事業の難しさについて語る。現状はこの本が出されたとき以上に厳しくなっている。なので、「スマートTV」に取り組まないといけないという論調だ。
「スマートフォンやネットフリックスの存在を認識した後に登場するものであることが、スマートTVとコネクテッドTVの間に、大きな違いを生み出す。
すなわちスマートTVとは -
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ネタバレメモ
・iPadを導入した高校の実践例。理科の実験や通常の授業での使用。
プレゼンに活用しているのがイイと思った。
・タブレット端末はグループ学習向け、個人学習向きなのはパソコン。
・紙がいいと思えるなら無理して導入する必要はない。
ただ、どの科目も教科書だけでは演習量・データ量が足りなさ過ぎる。
印象に残ったのは
「学校で教えている内容や方法が既に時代遅れ。」
確かにねぇ。
「覚えて問題を解く」ことばっかりやってたら、そりゃ社会に出てから困るわなぁ。世界基準から外れるわなぁ。と思う。
せっかくみんな携帯電話持ってんだから、何か授業・家庭学習に使えないかねぇ。と思案中。