西田宗千佳のレビュー一覧
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【読んだ目的】■流行の本のようなので読んでみることにした■クラウド・コンピューティングというのが流行みたいなので 読んでみることにした【印象に残ったポイント】■クラウド化の恩恵を浴するGoogle ・Chrome、Gmail・・・いずれもそのサービスそのものよりも 競合他社も巻き込んで世の中をネット側に引き込むところが主眼点■マイクロソフトもクラウドを意識している ・サーバOSでの覇権を狙う■クラウドは技術ではなく現象である ・米オラクル、ラリー・エリソンCEO曰く、 「コンピューター業界は、女性ファッション業界よりも流行嗜好が強い唯一の業界だ。 (略)クラウド・コンピューティングという
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本書は「メイドインジャパンとiPad、どこが違う?」のかを技術・機能や戦略を含めた総合的観点から、日本の製造業とアップルの違いを良くわかるように解き明かした良本であると思う。
アップルのiPhone・iPadがすごい勢いで疾走し業界を席捲しているのも知ってはいたが、その技術的内容や専門的評価の詳細を本書で知ることができて興味深く読めた。
「iPadは何がすごいのか」で、iPhoneを見て日本の技術者は衝撃を受けたという。それは決して技術的にはすごくはないが、その発想がすごかったという。「電波」「カメラ」「サイズ」「操作性」の4つの評価点の配分のうまさが際立っているというのだ。アップルは前 -
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ネタバレ[ 内容 ]
「世界にコンピューターは、5台あればいい」プログラムもデータも、すべてをネットの雲(クラウド)で処理する新しいコンピューティング。
ウェブ2.0も乗り越え、既存メディアやビジネスの前提を覆すそのインパクトを、気鋭のジャーナリストが活写する。
[ 目次 ]
はじめに 「世界に5台しかコンピューターがない」世界
第1章 サービス化 ソフトがネットへ溶けていく
第2章 ボーダーレス化 「iPhone」の革命
第3章 オンライン化 すべてがネット(雲)の向こうに
第4章 クラウド・コンピューティングという「現象」
第5章 クラウドの課題と未来
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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読み終わった今日新聞に日本でもebookサイトが大々的に始まるとあった。私のような年齢だと紙の本そのものも好きということもあり、全て電子ブックというわけにはいかないが、今後確実にiPadやキンドルを入手して読むことになるだろう。ユーザーにとっては便利になるべきであるがほとんどの業界は変革を受け入れようとしない。議論を読むと業界の生き残りのためだけに色々と画策しているだけのように思えてしまう。自分と関係のない業界なのでそう感じるのだが、関係者であれば違ってくるだろう。ただ、そのことをわかった上であえて自分の利益を主張するということは、相当にストレスの溜まることなのではないだろうか。人間が歪んでし
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電子書籍ビジネスのこれまでの文脈といま。
これからの展望、参加するプレイヤー、日本でのボトルネック・・・・。
7月にはソニー主導で国内企業のプラットフォームが動き出す。
たぶん半年後には
ここに載ってるキーワードがいろんなところで飛び交うことになる。
ビジネスパーソンとして、今知っておいて損がない知識が、
ギュギュッとつまって一晩でまるわかり。
そして最終的に日本人は何を選ぶのか?
キンドル?iPad? それともソニーリーダー?
(ヒント:世界市場ではfacebookだけど日本だけミクシイ。)
注目してます、日本語圏の電子書籍「ビジネス」。 -
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第4章のまとめが、クラウドコンピューティングの側面を言い当てている。
(以下引用)
――ソフトウェアのサービス化、ハードウェアのボーダレス化、データなどの分散、保存のための記憶装置や処理のための演算能力の集約という4つの要素からなる。最初から方向性を持った技術ではなく、それぞれ独立して発展したさまざまな技術革新や技術動向の成果が現れた、1つの現象である――
この新書の副題は~Web2.0の先にくるもの~
つまりコンシューマー市場で起こっているクラウドコンピューティングという現象の説明に、ページの大半を裂いている。
デジカメで撮影した写真をどこに保管する?今は写真共有サイトやmi -
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最近、新聞や雑誌でよく見かけるようになった「クラウドコンピュー
ティング」について、わかりやすく丁寧にまとめてある一冊。
前半は、これまでのクラウドに関わる歴史的・技術的流れを実例を
示して紹介。わかりやすい反面、この手の話にちょっとでも詳しい
人には物足りない内容。
後半はクラウドの現状と今後の可能性や問題点をこれまた実例を示
しながら紹介。こちらはなるほどと感じることが多く楽しかった。
特に、クラウドの概念や、メリット。逆にクラウドの持つ問題点や
課題については、非常に整理されていて、とりあえずこのあたりを
一通り読んでおけば知ってるっぽく話せるレベルには慣れる内容