西田宗千佳のレビュー一覧
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ネタバレ初学者未満向け。
とにかく“クラウド”とかIT用語になじむためには、多少解釈に誤りがあっても、一通り名称に触れておくことは必要だと思う。ただ鵜呑みにすべきでない点は多い。
個人的にOS/プラットフォーム/アプリとレイヤの違う話を同列に議論している点が、誤解を招くなあと。
物語性を持たせるために登場するらしい、「~に対抗するために××」とか「~という要求を経て○○を開発」という因果関係に誤りが多い。
基盤技術の開発過程を見ずプレスリリースだけ追うと、そういう風にも見えるのか?という発見。
#「ハードディスク1テラの時代だし容量は関係ない、通信回線の技術はハードウェアのそれほど早く進化しない -
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アップル躍進の秘密をハードのマスを意識した製造技術、修理まで含めたライフサイクルマネージメントの妙と説く。確かに、従来の日本を含めた世界の家電、IT企業にはない特徴が今の時代にフィットし、アップル一人勝ちを許しているのであろう。またiOS、A4プロセッサ、GPUといったプラットフォームをiPhone,iPod Touch,iPad,Apple TVへ展開する際に、ジョブスを中心に機能の割り切り、こだわりを戦略を持って進めたことなど、テンポよく紹介している。iPhone で初めてアップルに触れた人にぜひ読んでもらいたい書である。
また筆者の日本メーカーへの憂い、期待が感じられ、再び世界と戦うた -
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最近、気になったクラウド化について書かれた本。
コンピュータが高価だった20年前と違い、今ではPCは一人一台の時代になりました。
そんな中、自分のコンピュータの中に使用するプログラムを入れるのではなくサーバーに入れて必要な時にアクセスして必要なソフトを使用すればよいという発想が出てきました。コンピュータはサーバーにアクセスする端末となります。(ネットブックの人気もクラウド化に拍車をかけていると言えるでしょう。)
それがクラウド化というもの。(以前、グーグル関連の書籍にでてきたネットの『向こう側』に該当するものと言えそうです。)
例えば、少し前まではgoogle mapのような -
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データを自分のPC外部の雲のような所に集め、どこからでも手軽にアクセス出来るという事がクラウドという事でしょう。
本書ではクラウドを使った仕事術を「ever note」や「Gmail」等、実際のアプリケーションを例に挙げ紹介されています。実際に自分でもこれらのアプリケーションを利用していますが、「こんな使い方もできるのか〜」という参考になる点もありました。
全体の感想として、本書はPCビギナーの入門書として位置づけられると思います。専門の方が読まれたとしても周知の事実が書いてあるだけて得られる物はないと思います。
「最近クラウドってよく聞くけどなんだろう?」という方は著者が以前書かれた『クラ -
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コンピューターとネットワークの進歩が、なぜ「コンピューターは世界に5台で十分」という言葉に通じるのかをパソコンや技術に詳しくない人も納得できるように書かれた本。
「クラウド」と聞いて何か複雑なモノをイメージしていたが、実際にはもうその一部を普通に利用していたりするものだった。
どういう現象が「クラウド」なのかを知るには良い本だと思います。
震災でクラウドが進むのは当たり前やな。
第一章 サービス化 ソフトがネットへ溶けていく
第二章 ボーダレス化 「iPhone」の革命
第三章 オンライン化 すべてがネット(雲)の向こうに
第四章 クラウド・コンピューティングという「現象」
第五章 クラウ