鷹見一幸のレビュー一覧

  • 宇宙軍士官学校─前哨─9

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    前半は、モルダー防衛戦から地球へ戻っていく地球人に対して、。
    「君たちは評価されないかもしれない、それどころか非難されるかもしれない」
    という予告。
    後半は実際に里帰りした16歳の少尉(地球では佐官待遇)が、中学の同窓生にどう迎えられたかにポイントが置かれている。
    物語として面白いのは勿論として、今の社会状況をそのまま鏡として写しているようにも思えてならない。
    「命を懸けて尽くしているのに君たちは評価されないだろう」
    というこのスタンスは、実際に、設立当時から自衛隊が守っている訓示の内容に即応しているし、
    16歳の依田少尉がかつての級友から浴びせられた「おまえは人殺しだ!という非難、左翼政党が

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    2015年11月29日
  • 宇宙軍士官学校―前哨―6

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    いよいよ地球圏を出て宇宙へ。銀河の一員をめざす! というとってもスペオペ的な展開。
    しかし、スペオペといってもスター・ウォーズのように多用な知的生物が評議会を構成しているのではないことがわかる。どちらかといえば、30年代のスペオペのように、異星人も全て人間型で、メンタリティも変わらない世界観。但しそれにはきちんと、納得のいく説明がされている。
    この前提で、地球人が宇宙を二分する戦いに参加していく過程を描くというのが6巻以降の物語になるようだ。
    まずはそのための「魂の試練」が描かれるのだが、主人公恵一が、文句の着けようがないほど徹底的に勝つ! と宣言するところ、それを全軍一致で実現するところが爽

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    2015年05月11日
  • アウトニア王国奮戦記 でたまか 問答無用篇

    匿名

    購入済み

    第一シリーズです

    この巻はでたまかの最初の一巻です。
    第二、第三シリーズと追加エピソードの宇治拾遺物語の4つのシリーズがあり、
    順読み購入するには少々ややこしいですが物語はこの巻から始まります。

    この第一シリーズはラノベ的執筆手法と、いつ打ち切りになるか
    分からない状況で刊行されており、この第一シリーズと
    第二シリーズ以降では表現が大きく異なっています。

    もしもこの第一シリーズが合わなくても、スペオペ好きなら第二シリーズの一巻を
    読んで見る事をオススメします。

    第一シリーズが楽しめた人は心配せずに第二シリーズに進んでください。

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    2014年10月21日
  • アウトニア王国人類戦記録4 でたまか 群青黎明篇

    匿名

    購入済み

    珠玉の一冊です

    最終巻一つ手前(全シリーズ換算だと最後から三番目)で、本編の方よりも
    追加エピソードの方がメインの巻です。

    追加エピソードではこの巻のみの登場人物が主軸で、でたまかシリーズを
    どれか一冊だけ試しに読むなら間違い無くこの巻がオススメです。

    この巻読んでも心震え無い人は、この作者の本はどれを読んでも合わないと思います。

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    2014年10月21日
  • アウトニア王国人類戦記録1 でたまか 黄昏落日篇

    匿名

    購入済み

    でたまか第三シリーズです。

    この巻はでたまかシリーズの第三シリーズです。
    順読み希望の方は購入注意!

    巻数多すぎて、でたまかに手を出すか迷うなら、この第三シリーズの4巻が
    非常にオススメです。

    この第三シリーズは、でたまかシリーズでは構想段階の
    最初の内容で、第一、第二はここにいたるまでのお話だそうです。

    第二シリーズの4巻が出版される頃迄は、ここ迄続く事が決まって無かったという事で、
    紙の本一冊めから買ってた私には非常に感慨深いです。

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    2014年10月21日
  • 宇宙軍士官学校―前哨―5

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    面白い。
    一気に、話が佳境に入るのかと思いきや、まだまだ、準備が必要という感じの展開。でも、どんどん話が進んでいく。
    ひとつ、不満があるとすれば、今回は、宇宙船のシーンが少ないということくらい。
    次が今から楽しみ。

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    2014年06月21日
  • 艦隊これくしょん ‐艦これ‐ 一航戦、出ます!

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    色々な艦娘が出てきているのに、きちんと特徴を捉えて描かれていることに驚いた。筆者も艦これを遊んでいるということで新米提督時代の描写(吹雪一人だった時のことなど)を盛り込んでいて自分もゲームを始めた頃のことを懐かしく感じた。

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    2014年02月04日
  • 時空のクロス・ロード最終譚 一番列車は朝焼けに

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    今までは「荒廃してしまった世界に、不変な生活を送る高校生男女が行く」という話だったけれど、最終巻となる今回は別世界からやってくる人などおらず「荒廃していく世界とそれでも生きる人達」の話。

    この作品はあくまでフィクションで作り物だけど現実になる可能性だって十分にあるんだろうなって思う。
    要は世界には荒廃していく可能性なんて色いろあるということで、それでも人は"人間として"生きていかなければならないということがよく実感できる作品でした。

    続きにあたる"リセット・ワールド"もぜひ読んでみたいな

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    2013年12月28日
  • 時空のクロス・ロード2 サマーキャンプは突然に

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    再読。
    人一倍運が悪いけれど、別世界では幸運の女神であり"情けは人のためならず"を実践する杖術使いの女の子が主人公。

    前巻同様荒廃した世界で不幸なこともあるけど主人公の明るさのお陰で暗くならずに読み進めることができた。

    幸運の女神の微笑みは自分に向けられるものではなく、困っているものとかに幸運を分け与えられるもの。っていうのがいいな。

    "知識を次の世代に残していかなければ、子孫たちはスニーカーとジーンズを身につけた原始人になってしまう"もしも世界がこの本のように崩壊したとしたら「食料」「医療」「教育」など色々な考えが崩れるんだろうなって考えさせられ

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    2013年12月12日
  • 宇宙軍士官学校―前哨―4

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    もう少し、各エピソードを深堀りしてもいいんじゃない?とは思うが、話の展開が早く面白い。いろいろと話しを広げ始めてけど、それをどうやって収束させて行くのかも楽しみである。

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    2013年12月04日
  • 宇宙軍士官学校―前哨―1

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    読みやすく、分かりやすく、面白い。かなり気に入った。是非続きも読みたい。

    読みやすいとは文章のこと。ライトノベル作家だけあって、小難しくない。
    分かりやすいとは、登場人物の気持ちのこと。あとがきで筆者が言っている通り「文章の見通しが良い」。「そこで何が起きたのか」「どうなったのか」「キャラクターの本音はどう考えていたのか」ということが、読者に向けて包み隠さず書かれている。ただし情景描写は及第点。長さ高さや重さ大きさを単位を使わずに主人公の感覚で説明しており、施設についてもざっくりとしたイメージで書かれている。ミリ単位の細かい説明書きがない点はとっつきやすいという意味では良いが、頭に入りにくい

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    2013年07月29日
  • 宇宙軍士官学校―前哨―1

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    急に宇宙もののSFが読みたくなって、本屋の棚に並んでいたのを購入。細かい設定まで語られているのに、ライトノベルとして書かれているので、さらっと読めた。2巻で構成されているが、前半のこの1巻だけでもおもしろい。すでに、後半の2巻は購入してあるので、そのうち続きを読もうと思う。

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    2014年11月22日
  • ご主人様は山猫姫11 南北雌雄決戦編

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    ネタバレ

    まさに伏龍vs崇鳳。伏龍の抜け目なさも、崇鳳のえげつなさもあいかわらず。
    晴凛は皇帝を守る最後の砦で大活躍だったけど、いまいち華々しさにかける。帝国兵も承安兵も度肝を抜かれるところも見たかった。
    あと1巻だそうだけど、帝国の今後もミーネとシャールの件もどう始末つけるんだろう。
    序章で伏龍に死亡フラグがたったのかと思った ;p

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    2012年12月19日
  • 宇宙軍士官学校―前哨―1

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    ネタバレ

    ミリタリーSFで久々の快作に出会った。この巻ではまだハードな展開ではないのでミリタリーSFを苦手としている人でも読みやすいと思われる。

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    2012年10月11日
  • 時空のクロス・ロード ピクニックは終末に

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     平凡な高校生活を送っていた主人公が、パラレルワールドに行く話。そこは平和だった自分の世界とはうってかわって、あるウイルスによって崩壊した世界だった。主人公はそこで生き延びていた友人達と出会い、その違いに戸惑いと恐れを抱いてしまう。
     平和から一転して、サバイバルな世界で生きる登場人物達のギャップに驚かされた。こういう物語が特に珍しいわけではないけれど、それでも強く衝撃を受けたのは、キャラ達が本当に普通な少年少女だからだと思う。別段萌える容姿や特徴もなく、特殊能力や魔法のようなラノベらしいキャラ設定も無い。平和で高校生らしい青春しか持っていない。そんな彼等が紡ぐ物語だから、読み終えた後に涙が出

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    2012年09月10日
  • ご主人様は山猫姫10 北域王雄飛編

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    ネタバレ

    皇帝の暗殺計画を逆手にとって皇帝を保護、共に南域の反乱軍にあたる。今回一番活躍したのは伏龍かな。晴凛の弓も出てきたし。
    聡凛ともぶつからずにすんだし、北域側のいいように話が進んでいる。次巻はいよいよ反乱軍との激突だな。
    ミーネ姫とムルトの対決があると楽しいかも(^^;

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    2012年08月12日
  • ご主人様は山猫姫9 帝国崩壊編

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    沢樹の暗躍、苑山の暗殺、伏龍の行動、晴凛の決断…
    物語がだいぶ動いたなぁ。
    次は晴凛の弓が見れそうで、楽しみ。

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    2012年03月17日
  • 小さな国の救世主5 オツカレ賢者の巻

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    ネタバレ

    シリーズ,完結!
    前回のラストでセリカスタン3人娘の日本行きのチケットを手に入れた!
    というわけで今回の舞台は日本.
    サラサさんの爺さんの故郷にも訪れたり
    秋葉原や浅草なんかを観光したり….
    と,姫様が感じる不穏な気配.
    東京に細菌兵器を持ったテロリストが紛れ込んでいるらしい.

    英雄シマオオカミではなく,ただの日本人の天山龍也は日本を救えるのか!?

    はい,というわけで読んだよ.
    面白かった!
    いやー,このシリーズ面白かったなぁ.
    主人公が知らない世界で活躍するという「異世界召喚モノ」の
    異世界を外国に置き換えたという話で,
    知ってる国と架空の国がいい感じに出てきてて良かった.

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    2012年03月14日
  • 小さな国の救世主 なりゆき軍師の巻

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    読んだお.
    アジアの某国に観光に出かけた少年,天山龍也くんが
    裏通りの怪しい店で睡眠薬入りのお茶を飲まされて
    荷物をすべて奪われて荒野に捨てられる.
    そこに高機動者に乗る2人の女性と,それを追いながら対地砲火してくるヘリ.
    なんだかんだでその2人に拾われ助けられて同行することに.

    荒野で眠りこけている間に内戦が勃発して,
    彼女らは政府軍に追われているとかなんとか.

    というわけで,武装した綺麗なおねいさんと可愛い女の子と
    日本の普通な15才の冒険が始まる.

    なかなか面白かったよ.
    続きも読もう.

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    2011年11月03日
  • はやぶさ/HAYABUSA(角川つばさ文庫)

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    ネタバレ

     20世紀FOX版の映画「はやぶさ/HAYABUSA」を元にした小学生向けノベライズ…という触れ込みだけれども、映画のシナリオをそのままなぞって小説にしているのではないところにまず好印象。

     内之浦に住んでいたことがきっかけで、宇宙に興味を持っていた主人公が、後に東京に転校。JAXAに出入りしたことで「あのとき打ち上げたロケットに乗っていた」「はやぶさ」を知る。
    (ここで映画の「恵お姉さん」が絡んでくる)
     また、その運用を知ることによって、自身があっていたいじめにどのように対抗していくか、「そのとき、自分が出来ることをする」「自分はなにが出来るのか」を考えていく……という、きちんと独立した

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    2011年10月23日