鷹見一幸のレビュー一覧
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会長の切り札最終巻。
うん、このシリーズは面白かった!
特に3、4巻面白かったですね。
本編でも近いニュアンスのことが言われてますが、TV番組なども
既存のタレントさんの予定調和なものより、一般人さんの
突拍子もない言動のほうがはるかに面白いって感じること
多いです。
関西ではこのスタイルの「探偵!ナイトスクープ」が20年以上の
長寿・人気番組になっています。
ま、現実がこのスタイルから逃げるのは、一般人を巻き込んだ場合の
責任問題関係から逃げてるのもあるんでしょうが…
あと、生徒達がバラエティに富んでるのがいい。
ぶっちゃけ、メインの楢山高校メンバーより、桜川女子と樫森の面子のほうが
面白 -
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このシリーズも結構お気に入りですが、今回が1番良かった。
強いて言えば主役達の出番が少ないですが、逆にそれがいい(ぇ)。
そもそもこの光明君、名前通り参謀=影の主役でこそ本領を発揮する奴ですから。
あと今回のモチーフ、「モノポリー」が面白い!
ゲームソフトなどでやると恐ろしくつまらないのでわかりますが、
ボードゲームは人とやってなんぼ。
しかも「ボード」すら盤面でない「人間すごろく」は最高に面白い。
今回はまだ前半戦なのですごろくってよりミニゲーム合戦でしたが、
最高でした。
樫森高校と桜川女子の面子は、男子校と女子校らしく、楢山高校面子以上に
個性的なのもいいなぁ。
はっきり言ってしまうと、 -
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でたまか、最後の一冊です(シャッフル読みをしたため(殴)。
第2部最終巻、ココで当初の「でたまか」としての物語は1回終わりですね。
ココで解決していない物語の「肝心な部分(笑)」は大きな恐怖とともに第3部に続くのです。
この巻の前の巻「驚天動地篇」でマイドとアリクレストを「人望だけを持つ男と人望以外の全てを持つ男」と書きましたが、思いっきりそれが出てました。
確かにアリクレストの、「圧倒的な軍勢を持って勝利することは正しい」は正しい。
だからこそ皆の信頼と連携こそが何よりも大切なのにそれをないがしろにする。
マイドは自分もアリクレストも皆誰も彼も、「誰かを幸せにするための道具」と思っています -
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久々のでたまか。
シャッフル読みなので(殴)、大きく遡って第2部2巻。
マイドとメイが一緒にいるのを見られた貴重な巻でした。
しかし、それ以上に貴重かもしれないのが、メイと兄チャマーさんが一緒にいる風景。
ヴァーチャル世界の中とはいえ、兄妹とマイド、そしてエリスさんが揃うシーンはなかなかにホロリ。
しかし前から思っていましたが、マイドさんチャマーさんには厳しいね。
こっそりヤキモチか(アフォ)?あるかも…。
エリスさんの微笑ましさも良かった。思いのほか女の子らしい人でナイスです。
指名手配中の彼が「ネオ・アウトニア」に戻るため、何と荷物として「送りつけられる」んですが、主人公が宇宙を宅配便で -
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でたまか、これが本当の完結巻。
これでもかってくらい色々が明るみに出ます。
何だか最終巻以上に涙出そうだったんですが…。
とりあえず今回挿絵が素晴らしい。若かりしメンバーが結構並んでますがかーわーいーいー
ユーさん(拾遺録1などに登場)のその後などが書かれる「エンド・オブ・ザ・ウォー」、ジャマー君とメス猫カルテットのオノチの甘酸っぱすぎるラヴコメ&ザイケン大尉+ジャマーの師弟愛(笑)のお話「レディ・ゴー」、ドーダイさんのその後のお話「ザ・ロンゲスト・デイ」、んでもって軍学校時代のマイドたち「でたまか分隊」とアリクレスト軍団の料理対決(マナー対決?)の「グルメ・グルメ」、あと最後の「ペア・ベ -
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でたまか、シリーズとしては最終巻。
田舎に持っていって読んでいたのですが、まさか1泊で550ページほど(先に100ページほど読んでいたので実質400ページ)を読破するとは思いませんでした…でたまか恐るべし。
内容のほうも、もう満腹満腹!でしたよ。。
久しぶりにメイが登場、メインキャラ達の出番もふんだんに用意されていて良かった。
ひとつ欲を言うと、これまでのザナックスとの戦いの絶望的な描写が長かったので駆け足感が多少否めないこと。駆け足だからと言って救いも絶望も無いかというと全然そうではないのも面白い。
特に印象的だった一文は、119ページの最後の数行。
「シャトルを体当たりさせて星の首都を救 -
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あぁぁもうでたまか大好きだーー!!
今回のは短編集です。マイドの学生時代、1部(3巻まで)と2部の間のお話、メイとのデート(笑)のお話、整備士ティーとユーのお話、メイの子供時代のお話の5つなんですが、ど、どれも最高でした。
特に1話、4話では泣きそうになり、3話では大笑いしました。特に3と4は大好き。
今までの「でたまか(てまだ3冊目だけど)でも1番だったかも。
短編集ってお話が凝縮されてて元々好きなんですよね。
面白すぎるので詳しく書かないですが、「自分の価値は自分で決める」は名セリフです。本当の意味を理解して聞かないとですけどね。
しかしメイのお料理の腕には笑います。 -
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表紙に負けて読みましたでたまか2冊目。
前回読んだのが通算6巻目、コレが9巻目なのでかなり飛んでます。
とりあえずこの巻までの間に前回(天下大乱篇)で死にかけたメイ王女がもう元気になったりはしていないようですが、彼女が帰ってくるめどはしっかりたった模様です。
しかし、彼女を助けるための医術はこれからの医学の可能性と怖さを思わせるものでした。
細胞の状態に分解して再構築する、つまりは「クローン」です。
記憶をちゃんと元通り持つコトが出来る点とオリジナルの肉体は死滅する(この表現怖…)が今言われているクローンとは大きく違いますが、肉体は以前と全く同じでない姿にもなれるため、言うなればこの技術で「 -
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倍々ゲームで戦力を太陽系に送り込み続ける粛清者の軍隊を、迎撃し続ける人類防衛軍の面々。これ戦力の無駄遣いではないか、と思うのだけど、粛清者は気にしてない様子。なんというか、そういう感情はないんだろうな、というのがこれまでの戦いを見てきての感想。とにかく、人類社会を根絶やしにしようということしか考えてない。
延々と続くような倍々ゲームにも、終わりはくる。
ただ、その契機となるのは粛清者側の戦力が足りない、ということではなく、防衛側の戦力が限界を超えたと判断したから、というのが酷です。
限界を迎えた現地戦力の前に出現した恒星反応弾。多数の恒星反応弾。そのうちの一発でも太陽が被弾し、暴走してしまう -
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ついに始まった粛清者の太陽系侵攻。
防衛にあたる恵一たち。最悪の事態を想定し、少しでも被害を減らそうと「その日」のために努力を続ける地球の人々。
恵一たちは選ばれたエリート中のエリートだけど、そうでない地球人たちも自分にできることを、与えられた場所あるいは自分で選んだ場所で、精一杯全力でやり続けています。エリート以外の名もなき人々の奮闘が愛おしい。
もちろん、依田の友人の伊藤のように事態を正面から受け止められずに、鬱々とした気持ちがあらぬ方向に噴出してしまう人間もいるのですが、それでも大多数の地球人がやれることを精一杯やっているのだと思いたい。
その人々を守るための恵一たちの戦いが真の意味 -
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モルダー星系最後の日。
粛清者の恒星反応弾の迎撃に失敗した防衛軍。恵一たち地球軍も参加したこの戦いは、粛清者の勝利という形になりました。
ただ、恒星反応弾を撃ち込まれたからといって、すぐに撤退というわけではなく、恒星のエネルギーが惑星モルダーに届くまでの時間に、何をなすべきか、という命題があります。
その短い時間で、少しでも多くの人類を滅亡から逃す手段を探すモルダーの人々。最後まで運命に争い続ける彼らの生き様は、これまで多くの人類種族が直面してきた事態。少しでもその悲劇を減らすために恵一たちはじめとして、ケイローンやアロイスたち人類種族が、この先も立ち向かうべき困難であります。
どれほどの