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Posted by ブクログ
前半は、モルダー防衛戦から地球へ戻っていく地球人に対して、。
「君たちは評価されないかもしれない、それどころか非難されるかもしれない」
という予告。
後半は実際に里帰りした16歳の少尉(地球では佐官待遇)が、中学の同窓生にどう迎えられたかにポイントが置かれている。
物語として面白いのは勿論として、今の社会状況をそのまま鏡として写しているようにも思えてならない。
「命を懸けて尽くしているのに君たちは評価されないだろう」
というこのスタンスは、実際に、設立当時から自衛隊が守っている訓示の内容に即応しているし、
16歳の依田少尉がかつての級友から浴びせられた「おまえは人殺しだ!という非難、左翼政党が安保法案に対して浴びせる「戦争法案、戦争ができる国作り」という非難と、構造がとてもよく似ている。
だからこそ、依田を庇ってその少年を糾弾する少女の坑道がとてもスカッとして感じられるわけなのだが……。
これらが正しく感じられるかどうかは別として、考える材料を与えてくれる事も間違いないように思われる。
Posted by ブクログ
ついに始まった粛清者の太陽系侵攻。
防衛にあたる恵一たち。最悪の事態を想定し、少しでも被害を減らそうと「その日」のために努力を続ける地球の人々。
恵一たちは選ばれたエリート中のエリートだけど、そうでない地球人たちも自分にできることを、与えられた場所あるいは自分で選んだ場所で、精一杯全力でやり続けています。エリート以外の名もなき人々の奮闘が愛おしい。
もちろん、依田の友人の伊藤のように事態を正面から受け止められずに、鬱々とした気持ちがあらぬ方向に噴出してしまう人間もいるのですが、それでも大多数の地球人がやれることを精一杯やっているのだと思いたい。
その人々を守るための恵一たちの戦いが真の意味での防衛戦がはじまった9巻です。
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小説・文芸
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