あらすじ
感応端末に対するジャミングという敵の攻撃を受け、混乱した報告と指示が錯綜し、ケイローン軍は混乱状態にあった。だが、途上種族の独立艦隊に対して指揮権を発動した恵一は、音声と映像による通信ラインを確保し、独立艦隊を〈コー・ゲート〉近隣の転移ポイントに差し向けて、敵艦隊迎撃の態勢を作り上げる!
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Posted by ブクログ
モルダー星系最後の日。
粛清者の恒星反応弾の迎撃に失敗した防衛軍。恵一たち地球軍も参加したこの戦いは、粛清者の勝利という形になりました。
ただ、恒星反応弾を撃ち込まれたからといって、すぐに撤退というわけではなく、恒星のエネルギーが惑星モルダーに届くまでの時間に、何をなすべきか、という命題があります。
その短い時間で、少しでも多くの人類を滅亡から逃す手段を探すモルダーの人々。最後まで運命に争い続ける彼らの生き様は、これまで多くの人類種族が直面してきた事態。少しでもその悲劇を減らすために恵一たちはじめとして、ケイローンやアロイスたち人類種族が、この先も立ち向かうべき困難であります。
どれほどの犠牲を払っても、1発の反応弾を撃ち込まれてしまえば、作戦は失敗になってしまうという事実。この事実を目の当たりにして、地球防衛のために戦い続けなかればならない恵一たち。
とてつもない消耗戦を戦っているのか。
Posted by ブクログ
感応端末へのジャミング攻撃と新兵器による惑星への攻撃でモルダー星系防衛戦は敗北し撤退戦へと移行する。
その中でも有坂恵一率いる途上種族艦隊は一矢を報い賞賛を受ける。
ワンパターンになってきている。面白いんだけど一捻り欲しくなってきた。
Posted by ブクログ
敵新兵器により防衛かなわず撤退戦へ。
恵一たちは途上種族連合艦隊として撤退支援で、敵追撃艦隊に一刺しすることはできたけど…
コードSSの緊急通信ってなんだろう。気になるぞ。
Posted by ブクログ
モルダー星系撤退戦のあたりは、手に汗握るシーンの連続。星系内での攻防戦、それによる居住惑星への影響、避難における問題などなど、うまく描写されていてリアリティがある。
作中、何度か、戦争はいつの時代になっても結局は同じような作戦が展開される事になる、と説明しつつも、陣形はきっちり3Dで組まれていて、かつ、そこに鶴翼の陣が出てくるなど、アツい展開が随所に見られる。
ミリタリーものが好きな人には全力でお勧めせねばなるまい!
Posted by ブクログ
今回は、わりと頭の方…粛清者の新兵器が登場した辺りがすごくぞくぞくした。
爽快な勝利一辺倒ではないけれど、だからこそ際どいところで掴んだ成功がいっそう輝く。