いぬじゅんのレビュー一覧

  • 無人駅で君を待っている

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    会社のよく一緒に飲みに行く、仲良しの同じ歳の同僚から貸して頂いた。
    彼女は普段読書より、断然映像派なのだが、この本は彼女のお母様が購入されたらしい。

    というのも、この本の舞台は彼女の自宅の近所。
    浜名湖の北側、天竜浜名湖鉄道の寸座駅なのだ。
    土地勘があるだけに、物語を読むとその場所の映像が目に浮かぶ。

    彼女がこの本を私に紹介してくれた時、

    『短編だから、まきちゃんはあんまり好きじゃないかもしれないけど、私はこの本、外で読めなかったよ。
    とにかく1話1話全部泣けて。
    涙が出てきちゃうから、家でしか読めなかった。』

    ですと。。。

    短編だから、借りないつもりだったのに、そんなこと言われちゃ

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    2024年06月19日
  • 奈良まちはじまり朝ごはん 2

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    シリーズ第二弾。きな粉雑煮はじめ奈良の郷土料理が興味深い。ミステリーというか、どんでん返しつき謎解きの仕立てにしてあるが、そんな必要はないんじゃないかな。

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    2024年05月16日
  • この冬、いなくなる君へ

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    よくありそうな話なので篤生の正体が最初から分かってしまった。。でも、登場人物がそれぞれ人柄がすごくよく温かい気持ちになれる本でした。パラダイムシフト!!

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    2024年05月09日
  • 奈良まちはじまり朝ごはん

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    奈良にある料理屋が舞台。料理屋といっても、提供されるのは朝ごはんだけ。無愛想な店主・雄也が人々を応援するような朝ごはんを作る。そこに社会人一年目の女子・詩織が勤めることになる。幽霊が出てくるあたり、いぬじゅん氏らしい。

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    2024年04月20日
  • 夢の終わりで、君に会いたい。

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    自分の夢と現実の境目が曖昧になっていく女子高生の話。

    自分が見た夢がリアルな正夢となって現実で再現される。
    なぜこんなことになるのか?
    体調も目に見えて悪くなっていく。どうなっているのか?

    どういう結末になっているのか先が気になって読み進めてしまいます。

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    2024年04月17日
  • 君の余命が消えぬまに

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    ネタバレ

    余命を預けられる銀行。
    とても不思議な物語で、もし、余命を誰かにあげられたら私ならどうするだろうと考えさせられました。

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    2024年04月04日
  • あの冬、なくした恋を探して

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    最近、ブグログの本棚でも見かけるいぬじゅんさん。浜松市在住で静岡書店大賞受賞、読んでみたくなりまして。まさかの男子で介護福祉士。

    高校時代、恋人を交通事故で失った女性。彼女は、恋人を忘れることができないまま、10年、仕事に没頭してきたつもり。
    とある婚活パーティーで、AIロボットのモニターを引き受ける。ロボットとのやりとりは徐々に彼女の頑な気持ちを溶かしていくようだった。
    まあ、ここまで生きてきてしまったので、おおよそのラストは予測範囲ではあるのですが、友人とか職場とか彼女の周囲まできちんとまとめているなあと思いました。
    それぞれの幸せを得る権利。なかなか素敵なラブストーリー。
    そして、ポプ

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    2024年04月02日
  • 今夜、きみの声が聴こえる

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    何でも平均点の茉菜果は幼なじみの公志に片思いしている。公志に彼女ができたと知ってショックをうけるが、さらに公志が事故で死んでしまう。大ショックの茉菜果だが、祖母からもらったラジオから公志の声が聴こえ、公志の幽霊?が出現する。この辺りの展開がイマイチかな。ラストは予想通りであり、涙は出なかった。

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    2024年03月18日
  • 映画みたいな、この恋を

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    ネタバレ

    高2の主人公実緒は田舎町に住む女の子。両親は離婚し、おばあちゃんと父と三人暮らし。
    ある日、地元出身の監督が映画を撮るために街に撮影隊がやってくる。
    地元を何とか盛り上げたい幼なじみの翔太、女優志望の親友果菜と、地元の人や撮影スタッフとのふれあいを通じて成長していく物語。

    地元の田舎町が舞台で、ちょっと気になっていたから読んでみた。
    若い子達が読むのには、子どもから大人に向かって成長していく姿や恋愛もあって、さらに読みやすくてよいと思う。

    余談ですが、確かに方言はだら、だにだけど、案外ちゃんと言わなくて、他県から「ら族」って言われる程~ら?、~にって、ダを抜く事が多いので、ちょっとそこが違

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    2024年03月05日
  • 君の青が、海にとけるまで

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    一人の女性が周りの屈託のない優しい人に触れて塞がれた精神から立ち直る物語。大きなストーリーの展開ないが、ひとまずハッピーエンド。
    やや出来すぎた感はあるが、素直に読めば良い。
    人は誰しも重い荷物持ちながら生きているけど、人との関わりで助けられるという優しい物語だった。

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    2024年03月05日
  • この冬、いなくなる君へ

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    ネタバレ

    喜多川泰さんの作品と似てるなぁって思ったのが第一印象。読者を励ましてくれるようなそんな作品だった。

    一回目の死は肉体の死で、二回目の死はその人のことを誰も思い出さなくなった時、というフレーズが印象的だった。

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    2024年02月21日
  • この冬、いなくなる君へ

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    これは大人が読む系だと思ってドキッとしたけど買っちゃたから最後まで読んだけど、もう全国の人に読んでほしいって思いました。

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    2024年02月03日
  • 君が永遠の星空に消えても

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    ネタバレ

    いぬじゅんさんにしてはつまらない「死んじゃってる系」。最初からずっと暗ーく、体調が悪い時には読みたくないどんより感。若者を泣かせるという目的の為だけの薄い内容。「泣けた=感動した」と錯覚させることを狙った作品を出版側が求めてるんだとしたらがっかりだ。ただ「逆向き流星群」ていうのを形にしたかっただけなんじゃないのか。

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    2024年01月25日
  • この冬、いなくなる君へ

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    仕事もうまく行かず、プライベートて楽しいこともない、24才の主人公。残業中に火事が起こり、死を覚悟したところで謎の青年に助けられる。「この冬、君は死ぬ」と言われ…。青年の予言めいた言葉に、毎年少しずつ変わっていく。
    自分が変わると周りも変わる、というか違って感じられる。そんな六度の冬の話。
    この話と全く関係ないけど、未来から来た好きな相手の息子と名乗る青年が現れて、自分の息子かと思い込んでいたらそうじゃなくて、母親が不幸なのはストーカーであるお前のせいだと言われて刺される少女マンガを昔読んだことをふと思い出した。

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    2023年12月20日
  • この冬、いなくなる君へ

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    作品紹介にもあるように、ラストはたたみかけるような衝撃で、まさにどんでん返しな作品でしたね。いぬじゅんさんらしい作風といいましょうか、胸の奥がギュッと苦しくて切なくなるような、そんなお話でした。重い展開が多いので、気持ちを全部そちらの世界へ持っていかれそうになるくらいでした。

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    2023年09月24日
  • 北上症候群

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    「特急列車」ということばだけでも、非日常感がでるなと。
    ちょっと、した勇気と行動力で変われる気がする

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    2023年09月12日
  • 君の余命が消えぬまに

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    初読作家さん。
    難病に侵された花菜が鈴木朋子に声をかけられ余命銀行で働くことに。余命をあげたい人、貰える人いろんな思惑があるし事情があるのだな。
    余命って先が見えないものをあげることの大切さを感じられた。

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    2023年08月13日
  • いつか、眠りにつく日

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    日々、明日、死んでもいいと思って、やりたい事をやっている人は、この世に存在するのだろうか。
    たまに、こうやって心を抉る物語を吸収する時以外、ないように思う。
    ただ、なんとなく過ごして
    気が付けば、ただなんとなく過ぎている。
    大事な事は、こうやって気付けても、2、3日も経てば忙しさに忙殺される。
    当たり前にある幸せもそう。
    改めて、気付かされないと、どれだけ大切な事か、忘れている。
    失くした時に後悔して、そしてまた同じ事の繰り返し。
    愚かすぎる。
    そして、それが人という生き物なんだと思う。
    これまでどれだけ思ってきたか……
    これが当たり前じゃないって
    この幸せは、いつまでも続くものだって
    何度思

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    2023年05月28日
  • 無人駅で君を待っている

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    ゆるキャンの関係で利用したことのある鉄道が舞台になっていたので気になり購入。
    6つの短編集で、亡くなった人ともう一度だけ会える奇跡、がテーマだった。
    5つ目の話が個人的に好きな話だった。
    じっくり本を読むタイプの人にオススメ。
    海とか、電車とか、夕焼け、が好きならいろいろイメージができて楽しく読めます。


    少し星が少ないのは、作者の好きが溢れ出すぎていて、胃もたれを軽く起こしていたから。

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    2023年05月20日
  • 君の余命が消えぬまに

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    ネタバレ

    余命銀行とは考えたなぁ〜
    始まりも余命宣告されて仕事を辞める所から入るし
    でも余命を渡す人には様々な理由がある
    それをちゃんと聞いてあげて掬い取ってあげる姿勢が素敵だった
    余命詐欺もあるらしけど
    これからもちゃんと聞いてお互いのために掬い取ってあげてほしいなぁ〜

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    2023年05月17日