いぬじゅんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ大切な人を思い浮かべながら、終着の掛川駅の改札口を抜けるとその人に会える、という『終着駅の伝説』が語り継がれる天竜浜名湖鉄道。その伝説を信じ、天浜線に乗って大切な人に会いに行った人たちを描く連作短編集。
まず設定が秀逸。人生は旅と表現されるけど、電車旅だとしたら終着駅は旅の終わり。旅の終わりはつまり死出の旅の始まり。会える人の条件として、相手が死の間際で、お互いに会いたいと思っていないといけないというのも、死出の旅の前に、これからも生きていく大切な人に会うために待っているということで、巧く設定されている。
なかなか短編の中で登場人物たちに感情移入していくのが難しいけど、境遇が似ている人なんかは -
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Posted by ブクログ
会社のよく一緒に飲みに行く、仲良しの同じ歳の同僚から貸して頂いた。
彼女は普段読書より、断然映像派なのだが、この本は彼女のお母様が購入されたらしい。
というのも、この本の舞台は彼女の自宅の近所。
浜名湖の北側、天竜浜名湖鉄道の寸座駅なのだ。
土地勘があるだけに、物語を読むとその場所の映像が目に浮かぶ。
彼女がこの本を私に紹介してくれた時、
『短編だから、まきちゃんはあんまり好きじゃないかもしれないけど、私はこの本、外で読めなかったよ。
とにかく1話1話全部泣けて。
涙が出てきちゃうから、家でしか読めなかった。』
ですと。。。
短編だから、借りないつもりだったのに、そんなこと言われちゃ -
Posted by ブクログ
最近、ブグログの本棚でも見かけるいぬじゅんさん。浜松市在住で静岡書店大賞受賞、読んでみたくなりまして。まさかの男子で介護福祉士。
高校時代、恋人を交通事故で失った女性。彼女は、恋人を忘れることができないまま、10年、仕事に没頭してきたつもり。
とある婚活パーティーで、AIロボットのモニターを引き受ける。ロボットとのやりとりは徐々に彼女の頑な気持ちを溶かしていくようだった。
まあ、ここまで生きてきてしまったので、おおよそのラストは予測範囲ではあるのですが、友人とか職場とか彼女の周囲まできちんとまとめているなあと思いました。
それぞれの幸せを得る権利。なかなか素敵なラブストーリー。
そして、ポプ