いぬじゅんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
会社のよく一緒に飲みに行く、仲良しの同じ歳の同僚から貸して頂いた。
彼女は普段読書より、断然映像派なのだが、この本は彼女のお母様が購入されたらしい。
というのも、この本の舞台は彼女の自宅の近所。
浜名湖の北側、天竜浜名湖鉄道の寸座駅なのだ。
土地勘があるだけに、物語を読むとその場所の映像が目に浮かぶ。
彼女がこの本を私に紹介してくれた時、
『短編だから、まきちゃんはあんまり好きじゃないかもしれないけど、私はこの本、外で読めなかったよ。
とにかく1話1話全部泣けて。
涙が出てきちゃうから、家でしか読めなかった。』
ですと。。。
短編だから、借りないつもりだったのに、そんなこと言われちゃ -
Posted by ブクログ
最近、ブグログの本棚でも見かけるいぬじゅんさん。浜松市在住で静岡書店大賞受賞、読んでみたくなりまして。まさかの男子で介護福祉士。
高校時代、恋人を交通事故で失った女性。彼女は、恋人を忘れることができないまま、10年、仕事に没頭してきたつもり。
とある婚活パーティーで、AIロボットのモニターを引き受ける。ロボットとのやりとりは徐々に彼女の頑な気持ちを溶かしていくようだった。
まあ、ここまで生きてきてしまったので、おおよそのラストは予測範囲ではあるのですが、友人とか職場とか彼女の周囲まできちんとまとめているなあと思いました。
それぞれの幸せを得る権利。なかなか素敵なラブストーリー。
そして、ポプ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ高2の主人公実緒は田舎町に住む女の子。両親は離婚し、おばあちゃんと父と三人暮らし。
ある日、地元出身の監督が映画を撮るために街に撮影隊がやってくる。
地元を何とか盛り上げたい幼なじみの翔太、女優志望の親友果菜と、地元の人や撮影スタッフとのふれあいを通じて成長していく物語。
地元の田舎町が舞台で、ちょっと気になっていたから読んでみた。
若い子達が読むのには、子どもから大人に向かって成長していく姿や恋愛もあって、さらに読みやすくてよいと思う。
余談ですが、確かに方言はだら、だにだけど、案外ちゃんと言わなくて、他県から「ら族」って言われる程~ら?、~にって、ダを抜く事が多いので、ちょっとそこが違 -
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Posted by ブクログ
日々、明日、死んでもいいと思って、やりたい事をやっている人は、この世に存在するのだろうか。
たまに、こうやって心を抉る物語を吸収する時以外、ないように思う。
ただ、なんとなく過ごして
気が付けば、ただなんとなく過ぎている。
大事な事は、こうやって気付けても、2、3日も経てば忙しさに忙殺される。
当たり前にある幸せもそう。
改めて、気付かされないと、どれだけ大切な事か、忘れている。
失くした時に後悔して、そしてまた同じ事の繰り返し。
愚かすぎる。
そして、それが人という生き物なんだと思う。
これまでどれだけ思ってきたか……
これが当たり前じゃないって
この幸せは、いつまでも続くものだって
何度思