【感想・ネタバレ】十月の終わりに、君だけがいないのレビュー

あらすじ

高二の由芽には、昔から繰り返し見る夢があった。古い神社、学ラン姿の青年、悲しい別れ…。それはまるで前世の記憶のようにリアルで切ない夢。そんなある日、夢の中の青年にそっくりの蒼杜が転校してくる。運命を感じる由芽だったが、「君は十月に死ぬ運命だ」と、突然彼に宣告されてしまう。実は、蒼杜は由芽を死なせないために過去から来た人物だった──。「君のことは俺が守るから」夢の中だけだったはずの恋が本物になっていくのを感じる由芽。けれど、生き延びても死んでも、彼とは結ばれないと知って──。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

「自分を変えることができるのは、自分しかいない。望む未来があるのなら臆するより動くしかない
きみは、どんな未来でも手に入れられるんだよ」


大きな出来事よりも、何気ない会話や風景が
降り積って感情が動いていく。だからこそ
「失ったあと」その何気なさがどれほど大切か気付かされます。

言葉をかけていれば、気づいていればという思い
が自分自身の経験と重なって少し重い内容を、
含みながらも涙が出るほどの派手な展開というより
じわじわ心に染みる恋愛小説。

じわじわ染みる作品だと感じたけれど私は開始数ページで派手に涙腺崩壊しました。静かに読む予定が完全に号泣イベントでした。

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2025年12月23日

Posted by ブクログ

登場人物がそれぞれの悩みを抱えてて、見せかけとは違ってかなり孤独。みんな基本いい子なんだけど、でも一歩間違えば悲惨な境遇になりかねないあやうさがある。10代ってそうなのかも。現実ではこの本みたいにうまくはいかないことが多いよね。でも、そこは本だし、救いになる。ロマンティックなところもミステリーなところもあり。軽い読み物でもあり、重い内容でもある。
抱え込まないで、誰かに話す大切さを感じた。
渦中にいるとすごくしんどいけど、時間とともに、自分が成長することで解決することもある。これ読んでる子に悪い子はいない気がする。

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2024年10月20日

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