井上智洋のレビュー一覧

  • 東大生が日本を100人の島に例えたら面白いほど経済がわかった!

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    特定の経済テーマに関しできるだけら借りやすく説明しようとし好感を持てる。しかし数の議論に至らず、100人とタイトルに入れる必要があるのか疑問である。

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    2023年05月21日
  • 「現金給付」の経済学 反緊縮で日本はよみがえる

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    ベーシックインカム論を唱える井上智洋の一冊。

    コロナ禍の現金給付は今後のベーシックインカムを占ううえで大事な施策というのは目から鱗だった。

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    2023年05月14日
  • 東大生が日本を100人の島に例えたら面白いほど経済がわかった!

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    経済素人から初心者になれた。もっと経済を知り、動向を追えるようになりたい。

    世界経済の歴史を100人の島に例えて、現在の複雑な経済の構造を要素ごとに、それぞれなぜ誕生したのかを分かりやすく解説した経済本。

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    2023年05月04日
  • AI時代の新・ベーシックインカム論

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    タイトルに「AI時代」とありますが、AIとは関係なく、ベーシックインカムの本として読めます。
    現時点におけるベーシックインカムの意義や考え方やその可能性について述べた本であり、今押さえておくべきベーシックインカムの全体像をつかむにはよい本だと思います。

    その一方で、ベーシックインカムの考え方が生まれた経緯や、これまでに行われた社会実験の説明はほとんどないので、それらを知りたい場合には、別の本をあたる必要があります。

    なお、この本では、日銀や銀行の役割についても詳しく説明がなされていて、それらもなかなか勉強になり、自分にとっては、学びの多い本でした。

    ただ、終盤の政治思想についての説明は、

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    2023年03月16日
  • メタバースと経済の未来

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    メタバースの話題からAIの現状や限界。
    デジタル経済圏やお金の話などメタバースを軸に日本での現状を語る。

    未来のAIで意識をハードにアップロードするという話もあるけど、これは実現が難しいとのこと。
    メタバースが空間的に時間的に現実の世海を超越しコミュニケーションの仕方も大きく変わる。AIでアメリカや中国には追いつけないからメタバースで主導権を握りたいようだけど、主導権を握っても人が性善説に立った正しい使い方をしない絶望的な未来を考えてしまいます。

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    2023年03月12日
  • メタバースと経済の未来

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    昨今何かと話題のメタバースについて、その概要から経済、社会に与えるであろう影響について分かりやすく解説されています。
    非常に勉強になる内容でしたし、汎用AIを始めとする技術の進歩により訪れる未来については単純に読み物としても面白かったです。

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    2023年02月28日
  • メタバースと経済の未来

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    世の中の階層化や分断への警鐘がやかましくなると、ルソーが、自由でフラットで個人の尊厳への希求が、社会への実装についての「新しくて古い」アイデアが、流行する。現在は、多くの論者が、技術の進歩によってそれが可能に近づいているという見解を示す。はて?

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    2023年02月12日
  • 資本主義から脱却せよ~貨幣を人びとの手に取り戻す~

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    ネタバレ

    目に入りやすいのは井上氏の井上氏のBIにつながる論議だが、各々の視点から経済構造の問題について取り上げる書式は読み進めるに小気味よく、論理的な疑問すらもさらなる探究には役立つと思う。

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    2022年12月12日
  • 「現金給付」の経済学 反緊縮で日本はよみがえる

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    経済学には全く疎いので、著者の主張の妥当性の判断がつかない。狐につままれたような感じもするが、もう返せる見込みの無い国債は一体どうなるのかというぼんやりとした疑問に対して、一応答えが提示されているので、それなりに納得して読んだ。
    何となく実現は不可能なのでは無いかと思っていたベーシックインカムについても、基本的な仕組み等について明快に書いてある。著者の他の本も読んでみたい。

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    2022年12月10日
  • 東大生が日本を100人の島に例えたら面白いほど経済がわかった!

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    ネタバレ

    ニュースを見ていても、政治で行われている経済面のことがよく分からなかった。
    と言うか、この本を読んでよく分かっていなかったんだと気付かされた。

    ・日本は、民主主義?社会主義?
    →正確にはどちらでもない。

    ・インフレだから、危ないの?
    →インフレだからといって、明確な答えは出ない。

    ・日本は国債が多いから危うい国なの?
    →そうとは限らない。

    もっと経済に付ついて知れば、日本の政治のことを考えるきっかけにできる。

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    2023年05月25日
  • 「人工超知能」 -生命と機械の間にあるもの-

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    副題を注視すれば分かるように
    技術的側面にも触れながら、より主題として取り上げているのは我々の知能や思考の問題である。
    科学万能の謳われる現代の、その先鋭であるAI技術においてこそ
    人文学や哲学の思考は活かされるべきだという意見を散見するが
    本書ではそういった思考のあり方を「私見を交えたもの」と前置きし断定的に答えることはせず、近未来の人々のあり方について(それは過去現在にも相通ずる)思索する足場になる。

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    2022年02月18日
  • 資本主義から脱却せよ~貨幣を人びとの手に取り戻す~

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    2人の経済学者と不安定ワーカーによる共著。資本主義が現代になり機能不全になった問題点を指摘し、貨幣を人々の手に取り戻すことを語った本である。章ごとに各人が担当しており、3人の間に共通しないこともきちんと描かれているため、様々な視点から見れて面白い。
    思えば書店でも資本主義の限界を指摘する本は勢いを増しているように感じられる。その中でも本書は経済学的な視点から生活の視点、果ては幸福や自由といった哲学的視点まで幅広く論じられており、コストパフォーマンスに優れた一冊と言えるのではないだろうか。

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    2021年03月29日
  • MMT 現代貨幣理論とは何か

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    MMTについての概略が書かれた本。
    ①財政的な予算制約はない
    ②金融政策は不安定である
    ③雇用保証プログラムを導入するべき
    この3点が主要な論点だが、個人的にはMMTは全面否定できず、従来の主流派経済学よりも現況をリアルに捉えてる部分もあると思う。もう少し詳しく知りたくなった。

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    2021年03月23日
  • 資本主義から脱却せよ~貨幣を人びとの手に取り戻す~

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     最近この手の本が結構多く、その中でも出色なのは「人新生の資本論」だったのだが、この本も新しい社会を提言する意欲的な内容であることを期待して手に取ったものである。
     結論的には資本主義経済システムのうち「市場経済」というシステムを否定するのではなく「銀行中心の貨幣制度」を否定することを主張するものでした。そしてAIの進化によって、脱労働社会が実現するとすれば、BI(ベーシックインカム)の導入が大事だという。
     貨幣発行益を銀行が独占させずに、国民に分配するという考え方が新しいと思いました。この本の著者の一人高橋真矢氏は婚姻関係のない両親の子として生まれ、高校中退した「現役不安定ワーカー」という

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    2021年03月21日
  • 人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

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    良い本でした。

    AIの可能性を過剰に見積もるのでもなく,だからといって,その可能性を全面否定するわけでもなく,AIの可能性(いつまでにどのようなことができるようになるのか)をデータから冷静に分析し,今後の経済(労働)の行き末を予測する。

    「未来」の予測とはこのように行うのかと勉強になりました。

    AIによって到達する未来がユートピアになるのか,ディストピアになるのかはわかりません。本書ではその両方のシナリオが冷静に提示されています。

    逆に言えば,AIの発展はユートピアの到来の可能性も秘めているのであり,そうなるように活動を作っていくことが必要なのだと思います。

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    2021年01月24日
  • 人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

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    1810年代に、紡績機や織機の導入に反対するラッダイト運動が起きたが、綿布を安く供給できるようになったために消費需要は増大し、工場労働者の需要も増大した。

    コンピュータの導入によって、事務労働の人手が減少したため、1980年代から中間所得層の雇用が減少した。コンピュータとインターネットが引き起こした第三次産業革命によって、1990年代からアメリカの生産性上昇率が高くなり始めた。

    ディープマインド社が開発したDQNは、ゲームのルールを教わらずにプレイの仕方をマスターした。囲碁AIのアルファ碁もディープマインド社によって開発された。

    今後のAI技術発展の道のりには、言語の壁と生命の壁がある。

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    2020年12月30日
  • MMT 現代貨幣理論とは何か

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    主流化ケインジアンはニューケインジアンと呼ばれている。マンキューやクルーグマンなど。新古典派に近い。
    ポストケインジアンは、マルクス経済学に近い。
    ニューケインジアンをケインズ右派、ポストケインジアンをケインズ左派と考えられる。

    MMTの主要な論点。
    財政的な予算制約はない、金融政策は有効ではない(不安定である)、雇用保障プログラム(JGP)を導入すべし、の3点。
    JGPを抜きにして拡張的財政政策を正当化するためにMMTを利用するのは本筋ではない。

    貨幣は、万年筆マネーまたはキーストロークマネーになっている。トービンの造語。

    貨幣は実物貨幣と名目貨幣に分かれる。
    実物貨幣は商品貨幣と金属

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    2020年11月30日
  • 人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

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    「純粋機械化経済」ベストセラー 村松弁護士事務所推薦
    AIの時代→2045年へ
     技術の進展
     雇用へのインパクト
     マクロ経済学のアプローチ
    2019年11月読後時よりは冷静
    コロナのインパクトもあり、一直線には向かわないと思う

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    2020年05月03日
  • 人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

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    人工知能の歴史から、研究のアプローチ、今後の展望(第四次産業革命)まで1冊にまとまっており全体のトレンドを知るのに良い

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    2020年01月29日
  • 人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

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    読みごたえがありました。特に後半。ベーシックインカムは他でもいろいろ言われており、弊害の方が言われるようになりましたが、2年前はこのようなとらえでしたね。
    それよりも「おわりに」にあるバタイユの有用性の考えは、今必死で塾通いをしている子供たちや将来のためにビジネス書を読んでるサラリーマンに対してはハッとさせられる内容でした。
    至高性という概念を知りたくなりました。

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    2019年12月23日