あらすじ
この本は難しい「経済の仕組み」を、「100人の島」で例えることによって、超シンプルに理解していただくための本です。
金利? 国債? 為替? インフレ?
今まで経済ニュースを見てもチンプンカンプンだった人も、この一冊を読めば「わかる! 」というレベルに達し、しかも「私はこう思う」という意見まで持てるようになることをお約束します。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
お金は紙なんだよ!ってよく言う人はいますが、その意味が結構的外れです。
年収500万円以下のブルーカラーの人なんて、インフラのフリーライダーだから社会のお荷物だ、とかあほな事を言う人がいます。社会を誰が支えているのか、回しているのか、、、その存在がお金という価値を作っていることさえ知らないで。
勝手にAIにおびえといてください。
Posted by ブクログ
信用貨幣論や内生的貨幣供給論といったMMT(現代貨幣理論)というマクロ経済学のとてもわかりやすい解説本
YouTubeでも解説しているらしい
特に100人の島に例える必要はないが、イラストと文章がとても優しい印象を与えて読み易い
個人的にも違和感を感じて頭に入らなかった古い主流の経済学と違い、お金、国、物価、債権、貿易などの成立ちや仕組みから納得のいくような説明がされている
なお、グリッチマンと持続可能な経済システムは著者の造語らしく、より良い社会になるための新しい視点の提案となっている
ポエトリーラッパーとしての活動も気になる
Posted by ブクログ
経済ってなんだったっけ?
30代になってなんとなく手に取った本です。
どうしてもっと早くに読まなかったのか後悔しています!
自分が一つの国の一員であることを思い出させてくれました。
お金や国についてのそもそもの考え方を教えてもらいました。とてもわかりやすく表現してくれているおかげです。
自分に子どもがいたら小学生のうちに絶対読ませたい本です!さっそく家族にも共有しました!
より良い国にするために、自分にとってできることがイメージできるようになります。そして、明るい気持ちにもなれました。
今、まさにこの本が必要なのでは?とも思っています。
この本に出会えて感謝。
Posted by ブクログ
経済学、社会やお金の仕組みについて、かわいいイラストや例え話を用いて非常にわかりやすく解説されていた。
自分が勘違いしてインプットしていた知識もあったことに気づくことができ、非常に勉強になった。例えば国債発行は必ずしも悪いことではないこと。国債発行数=日本貨幣の累計発行部数ということだったことは驚きだった。
経済の仕組みだけでなく、本質的に大切なものは何か、自分の生きる社会をより良くするためには何が必要なのかについて、血の通った考えを学ぶことができた。
経済についての本であったにも関わらず、お金は万能ではなく、お金で買えない物こそ本質的に大切な物ではないかと結ばれていたところも非常に感動した。
政治経済に対して難しいイメージを持っている人にぜひ勧めたい一冊だった。
Posted by ブクログ
経済について、とてもわかりやすく書いてある本です。
税だけで国を運営しているわけではないこと、
国債がいくら増えても破綻することはないこと、
など、初めて知ることが多く、勉強になりました。
どうすれば、皆んなが平和で過ごしやすい世の中になるのかを調整できるのも、経済の仕組みだと思います。
この本を読むひとが増えて、社会的弱者に寛容な世の中になったり、グリッチマンを叩くだけでなく、法の落とし穴を防いでいくことに力をいれる世の中になってほしいです。
Posted by ブクログ
『ケイザイ以前の話』『国家とお金』『国の役割と政府のお仕事』『景気と物価』『投機と債券』『貿易と為替』『課題と未来』というテーマで、経済についてとてもシンプルに説明されていました。
ややこしい経済の話しをよくぞここまで簡潔にかつポイントを押さえて書けるものだと思いました。
経済用語を知ってはいるけど、説明できるほどではない私のレベルに合っていたようで、100人の島民と経済の世界を楽しみながら、読み進めることができました。
経済に興味があるなら、中学生くらいからの年代にもおすすめ!
Posted by ブクログ
経済の基本的な考え方が非常にわかりやすい。
MMTについては鵜呑みにするつもりはないが、今までとは違った視点の考え方が新鮮で面白いと思えました。
Posted by ブクログ
100人の島にスケールを小さくすると物価や価格の決まり方、政府や国のあり方などわかりやすかった。特に日本の借金はお金を刷れるので本当の借金ではないというのは目からウロコだった
Posted by ブクログ
Audible
とても分かりやすかった。
国の政策は文明発展と平和のためという理解が腹落ちした。
また納税の義務を負う理由など、お金についての解像度が上がった。これによりお金に価値が出て、勤労の重要度が上がって人は努力し社会は前進する。これにより教育の重要度が上がって学び成長するものが国家を支える。自分的な三大義務と国家・文明の維持・発展の関連付けが紐づいた。
また平和維持に対しては、貧富の差をできるだけ平準化させる必要がある。社会保障制度や相続税などによって革命などの悲惨な事態を防いでいる。
しかし今の現状、国債上手く活用して国民の税負担を減らせないものなのかね。
本当にわかりやすかった!
お金は身近で当たり前のものだけど、成り立ちや価値の在り方などただ消費しているだけでは気づかなかったことを学べました。
Posted by ブクログ
かなりわかりやすい。子供に経済のことを教えるのにも向いていると思う。忘れた頃に何度も読みたい。
audibleで聞いたが、本も購入したい。
個人的には公務員はなんのためにいるのか、社会保障がなんのためにあるのなか、と言うところの説明は腹に落ちた。
Posted by ブクログ
2024年 15冊目
日本を100人の島に例えるという設定がスッと頭に入ってきやすく、今まで読んだ経済関係の書物で1番わかりやすかった。また転売ヤーなどルールの穴をつく人々が生まれる現象を、ヒトとしてでなく、社会構造の欠如として説明している点もうまく整理されている。
Posted by ブクログ
わかりやすかった!税は財源ではなく、通貨に価値を持たせる、社会を制御する役割があるとは、なるほどでした。そして社会のルールが人々の平和の根底にあるのだと再確認。みんなが政治に関心が持てそうな1冊!
Posted by ブクログ
Audibleにて。
今まで読んだ経済の仕組みに関する本のどれよりもわかりやすかった。それでも1度読んだだけでは理解できていなくて、もう一度じっくり読んでみようと思う。
Posted by ブクログ
とてもわかりやすかった。
資本主義と社会主義は0ー100ではなくその間の持続可能な社会の仕組みを作っていくことが大事。
例えハイパーインフレが起きようとも日本の製品の海外需要があれば円は価値を失わないと言う話やお金がなくてもものを生産できる国は幸せに暮らしていけるという話が、改めてお金自体にはあまり意味がなく何かを生産して支え合って生きていくことが大切と気付かされた。
Posted by ブクログ
経済を100人の村に例えて話す話。
語り口が軽快でわかりやすく、しかも本質的だったと思う。
いい本。
- お金が価値を持つのは「国による武力」と「税」がその根本にある。
- 今のMMT(「税金や国債は、支出の“資金調達手段”ではなく、インフレ抑制のための手段だ」)という考えと、古典派(「政府が通貨を発行しすぎるとインフレになるから、通貨供給量は一定にすべき」)派がある。
Posted by ブクログ
▼何かの本で、おススメになっているのを覚えていて、読んでみました。「東大生」に付加価値を付けたタイトルは今一つ品が無いなあとは思いますが、好きな本でした。
▼ずっといわゆる文系・文科系の割り切りで過ごしてきてしまったので、大人になってから、「経済の仕組み」に興味が出てきても、何を読んでいいか分からず。たまにそれらしい本を手に取っても、正直全然腑に落ちない経験ばかりでした。この一冊は、タイトルほど「面白いほどわかった!」でも無く、それなりに難しかったですが(笑)、それでもだいぶ、腹に落ちました。スバラシイ。
▼好感を持ったのは。結局、経済の仕組みをなんのために理解するか。あるいは経済の複雑な仕組みはなんのためにあり、また何のためにあるべきか。そういう、言ってみれば哲学的なというか、モラルや理想論の領域に後半は入りますが、それが良かったです。
▼結局、たれでも濡れ手に粟で不労所得(に近いもの)があれば嬉しい。一握りの「楽に稼げる階層」に近づきたい。そういう気持ちは本能かと思いますが、そういうことばかり全員がやっていたら、ひとりひとりが、幸せに生きるために必要な衣食住のなどのインフラやサービスを「生産」する人が減っていく。そうすると、結局最後は、「楽に稼げる階層」の人たちの中でも一部の人は「安全とか安心とか満足感とか」そういうものを削ぎ落されて行ってしまう。結局は、「楽に設ける近道無し」という気持ちで働いた分の収入で「幸せだと感じる暮らし」を営めることがいちばんなんだなあ。そういう、ぐるりと回ってありきたりな場所に戻ってくる。戻ってくるのだけど、以前よりも確信が持てる。そういう意味で素敵な読書でした。
Posted by ブクログ
経済を全然知らない自分にもとても分かりやすかった。
印象的だった箇所
・社会的弱者に冷たい社会は危険
・弱者かどうかは平均からの差でしかないため、社会的弱者は絶対にいなくならない
・病気や事故で明日自分が当事者になる可能性もある
・弱者になったら見捨てられる社会になると、誰もリスクを取ろうとせず、消費は落ち込み景気は悪化し、技術や文明の発展が阻害される
→ これまで感情論でなんとなく困ってる人は助けなきゃいけないくらいにしか考えたことがなかったが、国家の発展という側面からも必要性があると知って興味深かった。
・今の地球上には現在の人類全員が生きていくために必要なだけの食料・モノ・サービスがある
・アメリカでは上位1%が国民の全資産の32%を保有している
→ 貧富の差が問題になっていることは認識していたが、平等に分け合えば皆が生きてけるだけの食料があるということは考えたことがなかった。
貧しい国で飢えたり病気で亡くなる人がたくさんいるが、この本に書かれているように持続可能な経済システムで改善していってほしいと思った。
ただすぐに解決できるものでもないため、募金など自分にできることをやる。
Posted by ブクログ
国とは お金とは を一つひとつ紐解きながら教えてくれる本。100人で考えることも分かりやすかったが、その後のコラムが実例などと併せられていてより分かりやすかった。
分からない用語や情勢が出てきたら読み返したい。
Posted by ブクログ
instagramで紹介されていて気になり、手に取った本。100人の島という設定をベースにとてもわかりやすく書かれていました。コミカルな動物のイラストや図解を多く用いているところも読みやすかった。
わかりやすく例えながらも、各章の終わりには詳しい解説があるのもよかったです!
税のあり方は特に印象的でした。
税があるから国が運営できる、のではなく税は今のお金に価値をもたせるためのものなんですね。
自分が世の仕組みに無知だなと思って手始めに読んでみたのですが、学生の方などにも良いなと思いました^^
今回“知れた”ものの、一度では理解しきれない部分もあったので他にも読んでみたり、日々入ってくる情報にも、もっと目を向けてみたい…。
Posted by ブクログ
①お金の始まりから国の興りまでが分かりやすかった!これから、政治に関心をもつようにしたい!
②資本主義と社会主義、どっちが良いかではなく、持続可能な経済社会SESGSが目指すべきものなのだと知れた!
③お金はあくまで、人間の生活を効率的にするだけのもの。大切なのは、人の技術や生産力、発想などだと言う事が改めて分かった!
Posted by ブクログ
Audibleで聴きました。
ほぼ寝てたけど、聞こえてくる言葉は経済だけど柔らかくて、実際に読んだらもっとわかりやすいんだろうなと思いました。
経済少しは理解できたかな。
Posted by ブクログ
「経済が分かる自分」になれる本。寓話で学ぶビジネス教養。
日本人口を100人の島に縮小して、「経済」というものを簡略化して分かりやすく解説した本。
私事なんですが、諸事情で今まで全く関与していなかった経理・財務について学ばなくてはならなくなり、人に教えてもらって何冊か本を購入しました。で、勉強を始めたのですが全く頭に入ってきません。当然と言えば当然で、そもそもとしてのお金やら社会やら法律やらの知識が全然足りていなかったので。今まで文学を筆頭に宗教やら神学、民俗学心理学倫理学、服飾芸術……と興味ある事しか学んでこなかったツケがここにきて降りかかってきてます。自業自得。
それで、まずは経済とは何ぞやというのを頭に入れないとその先学んでも無駄だなと探してきたのがこちら。なぜお金には価値があるの? 物価はどう決まっているの? 景気がよくなるってどういう事? 株って何? 国の役割って何? と、経済の基本的な部分をデフォルメしつつもしっかり説明してくれます。
経済の超初心者には大変助かりました。何とか一歩目を踏み出せた気分。
また、分かっていたつもりで分からなかった部分なども復習できた気がします。
作者さんの、経済の仕組みを、世界を良くしていきたいという気持ちも伝わるいい本でした。
Posted by ブクログ
特定の経済テーマに関しできるだけら借りやすく説明しようとし好感を持てる。しかし数の議論に至らず、100人とタイトルに入れる必要があるのか疑問である。
Posted by ブクログ
経済素人から初心者になれた。もっと経済を知り、動向を追えるようになりたい。
世界経済の歴史を100人の島に例えて、現在の複雑な経済の構造を要素ごとに、それぞれなぜ誕生したのかを分かりやすく解説した経済本。
Posted by ブクログ
ニュースを見ていても、政治で行われている経済面のことがよく分からなかった。
と言うか、この本を読んでよく分かっていなかったんだと気付かされた。
・日本は、民主主義?社会主義?
→正確にはどちらでもない。
・インフレだから、危ないの?
→インフレだからといって、明確な答えは出ない。
・日本は国債が多いから危うい国なの?
→そうとは限らない。
もっと経済に付ついて知れば、日本の政治のことを考えるきっかけにできる。
Posted by ブクログ
経済のことを非常にわかりやすく書いた本。
この本を読むまでは税金の意味や公務員の意味を理解できていなかったことに気付かされる1冊でした。
税金はお金に”価値”を持たせたり、大気汚染などの悪い行動を抑制するために必要であることや、公務員の役割は「国が管理した方が良い公共性の高い仕事」や「儲からないけど大切な仕事(堤防の設置や警察)」などの経済の内容を初心者にも分かりやすく書いてあり最後まで楽しく読むことができた。
Posted by ブクログ
ザ理系の自分が読んで、一度途中で積み読となっていたこの本だが、再度初めから読んで無事完読できた
章ごとに入る詳細の解説で心折れそうになりつつも、経済の成り立ちから現代に至るまでの経緯を読んで学ぶことができた
Posted by ブクログ
自分が理系出身の為
経済や社会事情に疎い
こういった気軽に読めそうな経済教科書は好き
勿論理解しやすかったが
もっと簡単に出来るのではないかと思った
個人的には
ファンタジー小説の
まおゆう魔王勇者にまさる経済教科書はないと思ってる
後半の作者の熱い想いはとても
清々しく良かった