井上智洋のレビュー一覧
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ネタバレ人口知能がこれからの社会をどう変えていくのかについて論じている。人口知能は、今は特化型(目的に応じたもの)だが、いずれ人間のように、汎用型人口知能が開発されていくと指摘されている。
人口知能には言語の壁と生命の壁がある。言語の壁とは、抽象的な言葉の意味が分からないこと、生命の壁とは、感覚の通有性と身体知である。前者は、人間が共通して持っている感覚。例えば、レストランの接客中に現れたゴキブリは潰しても、ネズミは潰さないこと。後者は身体がないということ。
また、人口知能によって代えられない仕事としては、クリエイティブなもの、マネージメント系、ホスピタリティ系と言っているが、それらの仕事でさえ、 -
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ネタバレ人工知能の技術が発展して、経済がどう変わっていくのかを話した本
納得感はあるけど、結構普通の視点であまり新しい発想というものはない。
結局ベージックインカムという結論出し。ベーシックインカムの弱者優位性が面白かった。特に子供のあたり。
肉体労働、事務労働、頭脳労働の3種類がある、ITにより事務労働が減っていく
そうして中央の事務労働層がへり、資産が2極化していく
人造肉は研究はされている
AIには欲望がない、もし持った場合にシンギュラリティが起きるだろう。人間の欲望とは方向が違う
イノベーションには2つの効果がある、この2つによりロジスティック曲線で成長する。
肩車効果:先人たちの知識を役 -
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AIに対するこれまでの発展の事実と、これからの発展の期待と想像がまとまった一冊。
前半部は、AIの歩みがわかりやすく書かれている。AIにできること、得意なこと(論理的思考、記号的アプローチのように、デジタルで表せることとか。何か一つ(囲碁とか)に特化して鍛錬を積んでスペシャリストになることとか。※鍛錬は人間ぽい言葉だけど、要は膨大な情報を勉強して最適解を導くこと)とか。
ディープラーニングを、「機械が眼を持つようになった」と表現されていたのは秀逸だなと。素直にすごい表現だと感じた。確かにその通りだと。眼があることによる汎用性は計り知れないと思う。画像の識別とか、センサーとか。
眼の獲得からの -
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最近少しずつプランドハプンスタンスが時代に合うようになってんじゃないかってスタンスにシフトしつつある。
この本で言うと「仕事が機械に奪われる事を恐れるのは、有用性を重視する資本主義思考に染まってるから」って論理と通ずるものがある。
金利上昇を前提とすれば、「将来の為に今を我慢する」という山登り型のキャリア観は正しい。転職が前提になり「成長」がキーワードになっても”勝ち馬に乗る”という視点が生まれただけで本質的にはそんなに違いはない。
が、これからはマーケットキャップが富を生む時代に更にシフトしていくと思う。ただでさえ身近な需要は飽和に向かっているのにこれから先は更なる生産性革命が起きるのだとす -
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昨年(2017)の後半頃から、人工知能や資本主義の終焉、というキーワードに絞って、本を読んできましたが、人工知能の発展により技術的特異点(シンギュラリティ)を迎える前に、資本主義の終焉が来る可能性があるようですね。
この本の第一部に書かれていた、お金の高機能化(誰に対しても同じ値段で商品を売るのではなく、お金を使う人・使う対象物、使う状況、タイミングによりお金の価値を変える)が、ブロックチェーン技術などにより可能である、ということが可能になる、という内容(p111)はとても印象的でした。
ついにお金も理想的な機能を持つのでしょうか、今から40年程前に、井上ひさし氏が「吉里吉里人」という小説 -
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【文章】
読み易い
【気付き】
★★★★・
【ハマり】
★★★★・
【共感度】
★★★★★
汎用AIへのアプローチ
・全脳アーキテクチャ…脳をスキャンして機能をコピー(※トランセンデンス)
・全脳エミュレーション…脳の部位毎に機能を作って統合
自発的な欲望獲得の有無が、AIと生命の壁
純粋機械化経済への移行からベーシックインカムが実現するまでの期間を、如何にやり過ごすかが問題
有用性から至高性への転換
「誰かの役に立っている」ということに価値を感じてしまうのは資本主義が生み出した幻想にすぎない、「人間の"生"そのものに価値がある」という価値観への転換が必要
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ネタバレ・ピケティ
ピケティは、R>Gになることを主張した。
これは、投資家の利益の上昇率が労働者の給与の上昇率を上回ること。今後は、労働者の賃金はむしろ機械に代替されて、減り、資本家の収入がふえる。
→大格差が生まれる。
→このような機会だけで生産する形態を「純粋機械化経済」と呼ぶ
・シニフィエ(言葉の意味そのもの)
言語学者のソシュール
テクノロジーの進化により、シニフィアン(言語を表現する文字や音声)を介さず、シニフィエ(言語の持つ意味そのもの)だけを伝えるようになる。
感覚を伝えることができる。
・モノからの解放
奴隷制度から解放された人編は、次は労働やお金から解放される、。そして、 -
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貨幣理論とベビーシッター組合の危機。クーポンを配ったら機能しはじめた=貨幣を配ったのと同じ。→貨幣はクーポンと違って将来のために貯めるという選択肢があるから、同様にはならないのではないか。
すでに国債の貨幣化=マネタイゼーションが始まっている。
ゼロ金利経済とプラス金利経済では異なった性質を持っている。借金を返すものという常識が国では間違っている。
日本には60年償還ルールがある。永久国債化したらどうか
ピグー効果=値段が下がると需要が増える(セイの法則と同じ?)しかし現実には需要不足。
貨幣の長期的中立性が影響しているか?
貨幣は短期的には、中立ではない。名目粘着性があるから。
技