井上智洋のレビュー一覧

  • 人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

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    2030年に考慮すること
    1.特化型→汎用型AIの台頭
    2.希少性→過剰性経済へ
    3.有用性→至高性価値へ

    「価値あるものが価値を無くしていく。
    物事のなかに喜びを見出していくこと。
    至高性が見直される時代へ。」

    読みづらそうを裏切る簡易な文言での展開です。
    業務、大きくいえば事業領域を再考する機会となる書籍です。

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    2019年09月25日
  • 純粋機械化経済 頭脳資本主義と日本の没落

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    井上智洋のこれまでの集大成ともいえる一冊。

    なのでAIのシンギュラリティやベーシックインカム論について余すところなく語っている。
    後半は哲学の話になりやや難しかったが、勉強になった。

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    2019年08月03日
  • 人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

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    参考になる新書だと思う。
    後半に書かれているベーシックインカムについては賛否両論ありそうだが
    資本を持つものが強くなるのは、AI化が加速したら尚更。
    読んでいるといろんな映画でも描かれている内容を思い出す。
    前半部には特に経済理論も参照にしながら人工知能技術が進化するとどういうことが起こるか
    一般的な概要書と書かれていることは似ているかもしれないが、論理立っていて読みやすい。

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    2019年05月27日
  • AI時代の新・ベーシックインカム論

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    井上氏の著書「人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊 」をきっかけにベーシックインカムという制度を知り、この本でさらに現実的な将来像が見えてきました。
    日々、時間に追われる労働がどれだけ現在の価値観を歪めてしまっているか・・・考える機会を得たように思います。

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    2019年03月17日
  • 人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

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    人口知能がこれからの社会をどう変えていくのかについて論じている。人口知能は、今は特化型(目的に応じたもの)だが、いずれ人間のように、汎用型人口知能が開発されていくと指摘されている。
    人口知能には言語の壁と生命の壁がある。言語の壁とは、抽象的な言葉の意味が分からないこと、生命の壁とは、感覚の通有性と身体知である。前者は、人間が共通して持っている感覚。例えば、レストランの接客中に現れたゴキブリは潰しても、ネズミは潰さないこと。後者は身体がないということ。
    また、人口知能によって代えられない仕事としては、クリエイティブなもの、マネージメント系、ホスピタリティ系と言っているが、それらの仕事でさえ、

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    2019年01月04日
  • 人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

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    ネタバレ

    人工知能の技術が発展して、経済がどう変わっていくのかを話した本
    納得感はあるけど、結構普通の視点であまり新しい発想というものはない。
    結局ベージックインカムという結論出し。ベーシックインカムの弱者優位性が面白かった。特に子供のあたり。

    肉体労働、事務労働、頭脳労働の3種類がある、ITにより事務労働が減っていく
    そうして中央の事務労働層がへり、資産が2極化していく
    人造肉は研究はされている
    AIには欲望がない、もし持った場合にシンギュラリティが起きるだろう。人間の欲望とは方向が違う

    イノベーションには2つの効果がある、この2つによりロジスティック曲線で成長する。
    肩車効果:先人たちの知識を役

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    2018年12月08日
  • AI時代の新・ベーシックインカム論

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    著者の予想通り、仕事が減るのならBIがないと大変なことになるが、この国ですんなりとBIが受けいられるかどうか・・・、最後まで賃労働に拘り続けて無駄なことをやりそうだ。

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    2018年11月28日
  • 「人工超知能」 -生命と機械の間にあるもの-

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    AIに対するこれまでの発展の事実と、これからの発展の期待と想像がまとまった一冊。

    前半部は、AIの歩みがわかりやすく書かれている。AIにできること、得意なこと(論理的思考、記号的アプローチのように、デジタルで表せることとか。何か一つ(囲碁とか)に特化して鍛錬を積んでスペシャリストになることとか。※鍛錬は人間ぽい言葉だけど、要は膨大な情報を勉強して最適解を導くこと)とか。
    ディープラーニングを、「機械が眼を持つようになった」と表現されていたのは秀逸だなと。素直にすごい表現だと感じた。確かにその通りだと。眼があることによる汎用性は計り知れないと思う。画像の識別とか、センサーとか。
    眼の獲得からの

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    2018年09月03日
  • 人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

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    2045年のシンギュラリティにかんして懐疑的、ベーシックインカムBIに関して最後は述べられています。流石経済学者。

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    2018年07月30日
  • AI時代の新・ベーシックインカム論

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    ‪AIに雇用が奪われる時代に向けて注目されるベーシックインカムを解説した一冊。概要は知っていたけれど日本には財源が無いと漠然と思っていたので第2章の「負の所得税」の考え方は勉強になった。生活保護の拡大版ぐらいに思っている人にこそ読んでほしい。果たして労働の在り方は変わるのだろうか?‬

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    2018年07月28日
  • 人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

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    筆者は新進気鋭の経済学者。本業はマクロ経済学。AIの登場による社会への影響を、主に雇用面から占う。特化型AIの段階では、人が創造性やもてなしを必要とする労働を担うことで人の共存は可能。しかし、汎用AIが登場すると、それらも含め全ての仕事が機械に代替される純粋機械化経済に移行するという。 少し机の上の議論感はあるものの、経済学的な議論については理論的に面白い。ただ、ベーシックインカムに係る部分については、インフレや高所得者の反対といった導入に際する問題についても、脇において議論を進めずに向き合ってほしかった。

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    2018年07月22日
  • 人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

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    著者の説明が非常にわかりやすい。それだけに、最終章でベーシックインカム(BI)に論点が移る流れが非常にわかりにくい。AIが高度に発達した社会にはBIが必要としつつ、筆者はAIが発達しない社会においてもBIが導入されるべきと主張しており、BIに対する主張にいささか唐突感を覚えた。

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    2018年06月11日
  • 人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

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    この本の著者も、名の知れたAIの研究者もやはりAIに対しては、過剰な期待を抱いてはいないようです。シンギュラリティという、AIが人間の能力のすべてを超越して、社会の中心になるというのは現状ではSFの世界の妄想にすぎないようです。最後の章に於いて、AIが労働を奪った後に、人間がどのように所得を得て生きてくのかと言った議論にベーシックインカムの議論がありますが、日本で実現するには相当な思いきりと改革が必要なようで、現実にはちょっと実現しにくいと感じました。

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    2018年05月11日
  • 人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

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    最近少しずつプランドハプンスタンスが時代に合うようになってんじゃないかってスタンスにシフトしつつある。
    この本で言うと「仕事が機械に奪われる事を恐れるのは、有用性を重視する資本主義思考に染まってるから」って論理と通ずるものがある。
    金利上昇を前提とすれば、「将来の為に今を我慢する」という山登り型のキャリア観は正しい。転職が前提になり「成長」がキーワードになっても”勝ち馬に乗る”という視点が生まれただけで本質的にはそんなに違いはない。
    が、これからはマーケットキャップが富を生む時代に更にシフトしていくと思う。ただでさえ身近な需要は飽和に向かっているのにこれから先は更なる生産性革命が起きるのだとす

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    2018年04月22日
  • 人工知能は資本主義を終焉させるか 経済的特異点と社会的特異点

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    昨年(2017)の後半頃から、人工知能や資本主義の終焉、というキーワードに絞って、本を読んできましたが、人工知能の発展により技術的特異点(シンギュラリティ)を迎える前に、資本主義の終焉が来る可能性があるようですね。

    この本の第一部に書かれていた、お金の高機能化(誰に対しても同じ値段で商品を売るのではなく、お金を使う人・使う対象物、使う状況、タイミングによりお金の価値を変える)が、ブロックチェーン技術などにより可能である、ということが可能になる、という内容(p111)はとても印象的でした。

    ついにお金も理想的な機能を持つのでしょうか、今から40年程前に、井上ひさし氏が「吉里吉里人」という小説

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    2018年02月11日
  • 人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

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    【文章】
     読み易い
    【気付き】
     ★★★★・
    【ハマり】
     ★★★★・
    【共感度】
     ★★★★★

    汎用AIへのアプローチ
    ・全脳アーキテクチャ…脳をスキャンして機能をコピー(※トランセンデンス)
    ・全脳エミュレーション…脳の部位毎に機能を作って統合

    自発的な欲望獲得の有無が、AIと生命の壁

    純粋機械化経済への移行からベーシックインカムが実現するまでの期間を、如何にやり過ごすかが問題

    有用性から至高性への転換
    「誰かの役に立っている」ということに価値を感じてしまうのは資本主義が生み出した幻想にすぎない、「人間の"生"そのものに価値がある」という価値観への転換が必要

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    2018年07月30日
  • 人工知能は資本主義を終焉させるか 経済的特異点と社会的特異点

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    ・ピケティ
    ピケティは、R>Gになることを主張した。
    これは、投資家の利益の上昇率が労働者の給与の上昇率を上回ること。今後は、労働者の賃金はむしろ機械に代替されて、減り、資本家の収入がふえる。
    →大格差が生まれる。
    →このような機会だけで生産する形態を「純粋機械化経済」と呼ぶ

    ・シニフィエ(言葉の意味そのもの)
    言語学者のソシュール
    テクノロジーの進化により、シニフィアン(言語を表現する文字や音声)を介さず、シニフィエ(言語の持つ意味そのもの)だけを伝えるようになる。
    感覚を伝えることができる。

    ・モノからの解放
    奴隷制度から解放された人編は、次は労働やお金から解放される、。そして、

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    2018年01月09日
  • ヘリコプターマネー

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    貨幣理論とベビーシッター組合の危機。クーポンを配ったら機能しはじめた=貨幣を配ったのと同じ。→貨幣はクーポンと違って将来のために貯めるという選択肢があるから、同様にはならないのではないか。

    すでに国債の貨幣化=マネタイゼーションが始まっている。

    ゼロ金利経済とプラス金利経済では異なった性質を持っている。借金を返すものという常識が国では間違っている。

    日本には60年償還ルールがある。永久国債化したらどうか

    ピグー効果=値段が下がると需要が増える(セイの法則と同じ?)しかし現実には需要不足。
    貨幣の長期的中立性が影響しているか?
    貨幣は短期的には、中立ではない。名目粘着性があるから。

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    2017年10月03日
  • 「人工超知能」 -生命と機械の間にあるもの-

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    文字通り、AIが世の中を支配することになる近未来のことを想定して書いた本。

    当然希望と驚異の両方があるわけだが、どちらかに偏ることなく中立的な立場で描いてた。

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    2017年08月19日
  • 人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊

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    ネタバレ

    AIの発展と未来に待ち受ける雇用の大崩壊。クリエイティブな仕事であってもAIやロボットの進歩は、それも壊していく。

    技術的なシンギュラリティが起きうる可能性は、2030年時点でもないかもしれないけど、ディープラーニングの登場以降は、AIの発展も目を見張る。ゲームの画面を見て、ゲームのスコアを最大化するようにひとに教わらずにプレーすると言うのには驚きました。

    汎用的AIが本格的に登場したらどんな世界になるのか。おっかないけど、覗いて見たい世界です。

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    2024年01月06日