井上智洋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
基本的な説明はすごくよくて、それでマクロ経済的に国債で国民に配っちゃえばいいじゃんって話は結構筋がいいのでは?なんとなく、モノポリーで一周回るごとにGOでお金をもらうってイメージができた。クルーグマン好きとしては、まあお金ってのはフィクションだからうまくいきゃあいいんじゃないという立場なので、全然違和感ないです。まあでも、やってみないとわからんよな。結局為替との関係がどうなるのか?みたいなところな気がする。EUでの共同通貨の失敗を見ても、なんか、通貨の未来を考えるってのが国としていちばん重要なんだろうなと感じますね。BI、たぶんそれのおまけかも。通貨よりもリンクと構造のほうに価値が移った時代に
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Posted by ブクログ
AIの進歩がますます加速していく現在、私たちの社会はどのような影響を被るのだろうか?
AIは人間の知性を越えられるか?というテーマを中心に、技術面のみならず哲学的見地から考える。
軽いノリで手に取ってみたら、しっかりとした内容の本で前半は流し読み。
コンピューターが意思を持ち人類を滅ぼす、SFなどではもはやお馴染みの設定であり、ターミネーターなどが代表的な作品でしょうか。
確かに『Siri』などを利用していると、時々「怖!」と思えるような返事が返ってくることがあります。ただ今のところは、Siriにしろペッパー君にしても、「らしく」振る舞っているだけで感情や意思を持っているわけではありません。 -
Posted by ブクログ
現在のAIは、囲碁の対局や自動運転など、特定の分野で力を発揮する特化型AIとのこと。
そうではなく、人間と同様、様々な分野を横断的に処理・判断できる汎用AIの開発競争が今、始まっています。
本書は、前半で人間の脳のメカニズムを紐解きながら、汎用AIがつくられたら、その汎用AIがより賢い汎用AI(人間を超えるAI)をつくるのではないか?
単に人間の仕事を奪うだけでなく、自我を持って人間を攻撃する可能性はないか?といったテーマについて語っています。
著者としては、人間はAIのメカニズムを知る一方で、AIは人間のメカニズムを知らない以上、汎用AIの可能性は低いとしつつも、人間が悪用して殺戮専門ロ