須賀しのぶのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
「雲は湧き、光あふれて」シリーズ第2弾の短編3編。今作だけでも十分楽しめるが、前作を読んでからの方が、より楽しめることは間違いない。
トレードオフで揺れた1年前からの遺産を、若き新任監督は払拭することができるのか。正解なんてないのだろうが、その時々の状況での決断、意思決定は重い...。
「甲子園からの道」の出だしの軽妙さ、表題作のチームが一つになる過程(形成期→混乱期から統一期あたり)は、ぐっと心を捉まれる。さあ、続編にいこう。
「言葉を使わなくてもわかることはたくさんあるけれど、言葉を使わなければわからないことはもっとたくさんあるはずだ」 -
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
Posted by ブクログ
高校野球短編。
・ピンチランナー
怪我しながらも熱い想いを持つ益岡×益岡のピンチランナーとして盗塁だけを専門にピッチに出される須藤
・甲子園への道
新人スポーツ女性記者の泉×公立校投手月岡
・『雲は湧き、光あふれて』
舞台:戦前〜戦後
金が欲しいから野球をやると豪語する滝山×ピッチャーからキャッチャーに変更された鈴木
球児の葛藤を描く第1話、ラブコメ調の第2話、センチメンタルな回顧録調の第3話。
高校野球1つをとってもこんなに幅広くかけるものなのかと感心しました。
特に、第2話は予想だにしていなかった。
ちょっとにまにまが止まらず、続き読みたいなと思わせてくれました。
いろんな視点 -
-
Posted by ブクログ
なんでも「道」にしてしまう日本人。そして戦争直後とくればそれは「野球道」としか言えないようなものである事は想像しやすい。そんな中でも子供たちは野球を求めて居ると確信する大人達。そして一方では大人から復興の象徴として搾取されていると感じる大人達。単なる復興物語ではない重さのある本で、読んでいると確かに今の高校野球に通じる窮屈な「野球道」に通じる物が有るような気がします。
基本的には日本国内の障害や、GHQの拒絶を乗り越えての感動物語であって然るべきですが、感動の部分以上に物語に葛藤が感じられます。
敵役の人々のいう事も一理あるので、一方的に応援できない心情が出来てしまいます。これは物語の欠点では