服部桂のレビュー一覧

  • ヴィクトリア朝時代のインターネット

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    現在のインターネットが世界をつなげて狭くし、人々の生活を変容したことは、ここでいうまでもないこと。しかし、同じように世界を変えた技術として、電信、電話があったというお話。
    今起こっている変革は全く新しいものではなく、かつて別な技術、サービスの普及によって世界に起こったことが、姿を変えて繰り返されているものであり、それによる功罪の発生も似たような傾向を見えているということに気付かされる。おそらくはそれは今後も繰り返されると思われるが、次に革命をもたらす技術が何だろうと考えてみる。

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    2025年01月14日
  • ヴィクトリア朝時代のインターネット

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    電信の始まりから終わりまで、細かな調査から当時の空気を詳しく教えてくれる。新たな技術の始まりから終わりまでを辿ることで、電話しかりインターネットしかり同じような事情を抱えることを教えてくれる。

    ネット上の評判から期待しすぎたことでそれほど楽しめなかった。

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    2025年01月13日
  • ヴィクトリア朝時代のインターネット

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    やっぱりテクノロジーが人の意識を変容させるのだなあ。電信の実演を見せられてもその価値や可能性にまったく気づくことができない人たち。思えばインターネットの出始めの頃、それがコミュニケーションのあり方を変えるなんて自分も考えなかった

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    2024年10月19日
  • ヴィクトリア朝時代のインターネット

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    歴史は繰り返す。古の通信手段である電信の栄枯盛衰について綴った本書からもそれがありありとわかる。株取引から結婚に至るまで、電信という「新しい」テクノロジーは大きな影響を与えた。興味深いことにヴィクトリア朝時代から電信を使ったオンライン恋愛もあったというのだ。現代と全く同じである。一方で電信は暗い影も落とす。電信の出現と共にそれを悪用する「ハッカー」も台頭し始めたのだ。筆者曰く「新しいテクノロジーが物事をよい方向に導く可能性はいつでも大げさに語られすぎ、一方それが物事を悪 い方向に向かわせるということは、たいてい予見できないものなのだ。」今も昔も変わらないということか。再記する、歴史は繰り返す。

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    2024年10月15日
  • ヴィクトリア朝時代のインターネット

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    ヴィクトリア朝時代?
    中世ヨーロッパのインターネットって何よ、と思ったら、ヴィクトリア朝時代って、19世紀末から20世紀頭なんね。

    遠距離で高速な情報伝達の発展。

    当初は、双眼鏡で遠くを見て、みたいだったのが、電気、電信技術の発達によって、あっという間に世界の距離が短くなった。

    ビジネスや軍事についての影響、個人の生活への影響など、まさに今のインターネットの発展と相似する時代であったのだ。

    確かにそうだなあ。
    それまでは、船より早く海を渡る方法もなかったんだし、船より早く情報が届くということがどれだけ世界を変えたか。

    電信結婚とか、考えるこたあ似たようなもんだなと感心した。

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    2024年10月14日
  • ヴィクトリア朝時代のインターネット

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    2024-09-28
    電信の黎明前夜から衰退までをドラマチックに描いた名著。大雑把なことは知っていたけれど、ここまでエキサイティングだったとは。そして出てくる背景(南北戦争とかナポレオンとかクリミア戦争とか)で、知識でしか無かった歴史が有機的に呼び起こされた。
    何より、電信ネットワークとインターネットの似姿に驚かされる。さて、次の大変革は何時何でもたらされるのだろうか。

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    2024年09月28日
  • ヴィクトリア朝時代のインターネット

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    電信って言葉は聞いたことあっても具体的にどういうものなのか知らなかったから理解が深まった。
    ちょうどこの辺りの時代が舞台の本を読む時、電信とか電報とかよく出てくるけど分からないまま読んでたので今後は少し解像度が高くなるかもしれない。
    人間いつの時代も考えることとかやることが同じだな。
    現代では冠婚葬祭の時にギリ使うかなというレベルのものになってしまったけど、当時はとんでもない大発明で、その名残は今も色濃く残っている。

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    2024年08月05日
  • テクニウム――テクノロジーはどこへ向かうのか?

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    テクノロジーの話は後半の方で議論されている。
    前半は、そもそもの文明の起こりについての記載が多かった。
    後半を読むと、今後のテクノロジーの展望など、著者の意見が多数反映されているように思う。
    テクノロジーの行く末はどうなるのか、ということに関して一つの視座を与えてくれると思うが、個人的には、話が難しく、あんまりよく分からなかった。
    哲学書の読解が苦手なので、今後も定期的に読んでいきたい。

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    2024年01月06日
  • 5000日後の世界 すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れる

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    ミラーワールドについてわかり易く説明。
    私の頭では理解し難いが、素晴らしい世界だと実感。
    総じて、楽感的なのは共感できる。

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    2023年12月27日
  • アナロジア AIの次に来るもの

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    お坊ちゃんだから日銭稼ぎにあくせくせずにこういうことを調べて書けるということなのだろうか?カヤックや木の上の家とかも。デジタルの未来とも限らないよみたいな歴史知識ありエッセイみたいな感じ。即物的に役立つ読み物ではない。余裕がある人向け。カリカリしてると全部読んでいられないかも。

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    2023年10月12日
  • 5000日後の世界 すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れる

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    新書でインタビュースタイルなのであっと言う間に読めました。理想を言えばケヴィン・ケリー自身が時間をかけて執筆した本を読みたかったとは思うのですが、本書からもケリーの主張が良くわかるので、その意味では良書だと思いました。率直な印象を述べると、内容自体については60~70%共感したという感じではあったものの(これは読者によって大きく違うでしょう)、議論の進め方、読者の印象に残るような語り口は本当に秀逸だと思いました。

    ケリーは5000日(約13年)という単位を一区切りに歴史を語りますが、これが記憶に残りやすい。いまから5000日前を振り返ると、SNSがよちよち歩きをし始めた時期であるという話をし

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    2023年05月08日
  • テクニウム――テクノロジーはどこへ向かうのか?

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    いろいろ考えさせられる内容である!
    アーミッシュが、脱炭素原理主義者のように技術を全否定するのではなく、使ってみて評価して使い続けるのかを決めると言うのは興味深かった。

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    2022年12月07日
  • 5000日後の世界 すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れる

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    いろいろな未来予測が書いてあるけど、本書ならではの目新しい内容は、「近い将来ARによるミラーワールドが完成する」という内容だけだったかも…。

    AR関係への投資やデバイスの進化には注目したい。

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    2022年07月11日
  • 5000日後の世界 すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れる

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    よかったです
    ただ、タイトル的にちょっとむき出しで電車で読むの難しい(恥ずかしい)気もしつつ
    内容は一切ややこしい系ではないのでご安心ください、真っ当な物ですし色々気づきを与えてくれます

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    2022年07月09日
  • 5000日後の世界 すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れる

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    分かるような分からないような。
    でも、そうなるのは分かっていたこと。
    視野を広げるのには良い本だと思います。

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    2022年02月17日
  • 〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則

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    考えさせられるお題提供という意味で読書の価値あり、テクノロジーの進化という観点では、目新しさは感じられず残念。

    「インターネット社会で膨大な情報が我々の手中にあるのに、使いこなせていない」と、最近出会った人が発言していて、印象に残った。インターネットは、劇的に社会を変えたが、大きな変化は生活の利便性や娯楽分野であり、恒久平和や社会問題の解決に有効かと言えば、まだ可能性が残されている気がする。

    本著に記されるようにAIの価値は、その追求により、人間を再定義する事にもある。働き方が変わり、旧式の単純労働の形が変わり、人間はどのように生きるべきか。農業でも工業でも、人に対するサービスでも、「生産

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    2022年02月12日
  • 5000日後の世界 すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れる

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    雑誌「WIRED」共同設立者であり、「フリーミアム経済」といったテクノロジーがもたらす未来予測で定評のある著者が、AIを始めとするテクノロジーが今後の社会や経済にもたらすインパクト等について語ったインタビューの内容をまとめた一冊。
     
    著者は、人々がAR(仮想現実)空間で「デジタルツイン」を活用し、物理的な限界を超える規模と速度で協働する「ミラーワールド」を、インターネットとSNSに続く「第3のプラットフォーム」と位置づけ、そこでは社会や組織、個人の内外に存在するあらゆる境界線が曖昧になり、現実世界と仮想世界、人間の脳と機械のAI、企業とコミュニティ、仕事と遊びといった、これまで相互不可侵だっ

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    2022年01月25日
  • 5000日後の世界 すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れる

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    ネタバレ

    <目次>
    はじめに
    第1章百万人が協働する未来
    第2章進化するデジタル経済の現在地
    第3章すべての産業はテクノロジーで生まれ変わる
    第4章アジアの世紀とテック地政学
    第5章テクノロジーに耳を傾ければ未来がわかる
    第6章イノベーションと成功のジレンマ
    あとがき 楽観主義者であるということ
    訳者解説

    すべてはAIと接続されたミラーワールドが訪れる

    P84食の未来ークリーンミートが変える食、バイオテック

    P128アジアの世紀が到来するー東アジア人は個人主義
    より社会契約を重視する文化、アメリカ人は自己中心的

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    2021年12月30日
  • 5000日後の世界 すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れる

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    ・まとめ本として言語化されているのは嬉しいが、正直、現代人ならどれも肌感で分かる内容だった
    ・serial experiments lainが現実に
    (ケヴィンがWIRED創刊編集長なだけに…)
    ・それにしても真っ先に淘汰されるであろう顔本捨ててXR事業にアップデートしたザッカーバーグの慧眼よ
    (リークに対する非難回避という意図もあろうけれども)
    ・東京の未来予測には反対。世界で都市の産業クラスタ化が語られており、その文脈で東京はロボット都市になるかもしれないと予想されている。
    いやいや、東京(ひいては日本)の強みはANIMEでしょ!
    →2次元との融合が進み東京はXR特化するのではないかと個人

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    2021年11月24日
  • VR原論 人とテクノロジーの新しいリアル

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    「人工現実感」の歴史を知りたい人におすすめ

    【概要】
    ●コンピューター側だけでなく人間側の感性という側面に注目して記載
    ●第1章 歴史的な経緯
     第2章 日米の研究の現状(1990年代~)
     第3章 マーケットにある製品を通した現状
     第4章 現在から未来への旅

    【感想】
    ●VRの歴史が細かく書かれている。
    ●記載されている技術が最新かどうかは不明である。
    ●コンピューターと人間の究極のインターエースは人間の身体そのものだ、という哲学的な話を聞くと、読み手よりも書き手の自己満足感を満たすための書物とも感じ取れる。
    ●どういった分野に応用可能なのかもう少し将来的な展望を知りたかった。

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    2021年06月09日