服部桂のレビュー一覧

  • 〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則

    Posted by ブクログ

    インターネットは現在の生活にはなくてはならないものとなった。現在インターネットなしでは生活ができない環境の中、今後のネット社会、進化するデジタルテクノロジーを使ってどのような将来になっていくのだろうかと言うことを書いているのが著者の話である。大変内容が奥深く示唆に飛んでおり普遍的な真理を非常に感じさせられる深い内容の本である。著者は今後のデジタルテクノロジーがもたらす世の中を12の傾向の動詞の名称になぞらえて語っている。私たちは今まさにデジタル革命の本質を読みとこうとしているこの本に置いて、このデジタルの環境が何を現しているのか、人類に何をもたらしているのか、深く考えられないでいる。内容的には

    0
    2020年05月10日
  • テクニウム――テクノロジーはどこへ向かうのか?

    Posted by ブクログ

    人類は様々な技術を駆使し発展を遂げてきた。その歴史の中で、状況に応じまるで生物のように進化を続けているテクノロジーの変遷から垣間見たその畝りをテクニウムと定義し、過去から現在の流れを俯瞰する事で良き未来を見据える。重厚な展開に深い感銘を受けた。良書。

    0
    2020年03月29日
  • 〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則

    Posted by ブクログ

    ‪『インターネットの次に来るもの』‬
    ‪1.個人のアテンション
    益々重要視される。個人も企業も。
    なぜならば、情報が増えすぎて、個人が本来見つけたい情報、コンテンツの価値が相対的に高くなってるから。

    ‪2.コネクト→タグ→意味づけ‬
    そのために自分が作成保存した情報も、外部情報にもタグづけが益々進む。
    タグづけ→関連づけ→注釈リンクという具合に、便利になる。

    ‪3.解答<質問推測‬
    Google検査。解答を見つけるではなく、あなたの探し物、質問、これですか?
    そう、質問への重要度が増してくる。

    ‪4.n分母の変化。‬
    ‪大衆統計→自分自身‬
    僕は周りと比較して、、、ではなく、たとえば医療

    0
    2020年02月09日
  • テクニウム――テクノロジーはどこへ向かうのか?

    Posted by ブクログ

    ‪テクノロジーの本質について、生物の進化史を敷衍しながら解き明かす革命的名著。テクノロジーを動詞的で「生命を持った精神」と措定し、その普遍的構造や進化のベクトルについて詳らかにしていくプロセスは圧巻の一言に尽きる。ケリー氏の慧眼にただただ瞠目。‬

    0
    2020年01月13日
  • テクニウム――テクノロジーはどこへ向かうのか?

    Posted by ブクログ

    近年読んだ書籍で最も影響を受けた一つ。ケヴィン・ケリーが本書で語る「テクノロジーの進化は生物が進化してきた歴史の延長にある」という主張は慧眼だと思う。その主張に至るまでの例証もどれも興味深い。この本を読み、テクノロジーの進化というものが善悪論を超えて、ある種冷静に一つの現象として観察できるようになった気がする。

    0
    2019年07月25日
  • 〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則

    Posted by ブクログ

    「人工知能のための哲学塾」の感想のところでも書いたけど,この本も大学の頃を思い出させてくれる本。著者のケヴィン・ケリーは初めて読んだ洋書。収穫逓増の法則とか書かれてたのを思い出す。
    著者のこれからの社会を見つめる視線は先端をいっているのに,楽観論でもなく悲観論でもなく,まっすぐさを強く感じる。実際にそうなるかはわからないけれど,書かれていることは信じられる。なんとなく進もうとして,よくわからなくなったときに立ち戻りたくなるような本だ。

    0
    2019年01月27日
  • 〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則

    Posted by ブクログ

    これほど骨太な本を読んだのは久し振りだったから年始から中々の体力が持ってかれた。。
    昨今のテクノロジー進化の流れから、未来を決める12の法則を見出しており、それはあらゆる先進的なテクノロジー企業が持つ優位性を分析するのにも役立つ。

    抽象的思考もここまで究めると未来予測の領域まで行くんだなーと感心。もっと『本質って何ですか』って自分に問い続けていかないといけないなーと痛感。

    0
    2019年01月20日
  • 〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則

    購入済み

    ネット人生計画立案のお供に

    書籍にリンクを張り巡らせることによって、読書のスタイルが次の段階に進む。この部分に強い共感を覚えました。マーカーやしおりを使いこなしながら、クラウド上にその記録を蓄積し、資産を形成していくことがどれほど重要なことなのか。個人の読書においても、マーカーした箇所をクラウド上に記録して活用することは最重要事項なのです。迷走している日本の電子書籍業界の人達にぜひ読んで欲しい本です。

    0
    2018年09月23日
  • 〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則

    Posted by ブクログ

    このネット社会で今後どのようになるのかあまり考えてなかった。
    所有ではなくアクセスとは、なるほどと思う。
    今となってはクラウドなどがあるため所有する必要もあまりなくなり、欲しい時に手に入れられるという世の中になってきた。
    なので欲しい本があっても積読する必要もあまりなく、読みたい時に電子図書で読めばいい時代。
    また、動画や映像にも脚注や目次が出来る時代ご時期に来ると思うので、これは早く欲しいと思った。

    0
    2018年05月29日
  • 〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    インターネットによって、今起こりつつあることをベースにこれから展開する方向性を示す。
    平易な表現ではあるが、内容が濃いせいか読むのに骨が折れた。最新の事象が記載されていることから、知らない言葉も多く、調べながら読み進める必要があった。

    1
    2018年05月22日
  • 〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則

    Posted by ブクログ

    少し先の未来を観る眼が養われる感覚に没入できる現代の必読書。ってくらい面白かった。
    未来について。
    我々がどう思おうとも世界はBECOMING。不可避的にそうなっていく。
    あらゆるパターンはAIや機械学習によってCOGNIFYING。認知化され我々はどんどん賢くなり、
    あらゆる情報はデジタル化されコピーが可能になりFLOWING。我々を流れていく。
    私たちはそれら総てをSCREENING、画面で見ていくことになり、
    欲しいときに欲しいモノへいつでもACCESSING。アクセスするようになる。
    近代に支配された所有するという概念よりもSHARING。分け与えるほうが物理的にも地球環境的にもそして

    0
    2017年03月23日
  • テクニウム――テクノロジーはどこへ向かうのか?

    Posted by ブクログ

    生命の進化が同時多発的に起きているように、テクノロジーの進化(発明)も同時多発的に起きている。
    このFACTから、物事には定められた進化の方向性があるのだろう。
    今後起こるであろう方向性を、
    複雑性、多様性などの観点で解説。

    かなり抽象度が高いが、事例も豊富。

    0
    2016年10月02日
  • テクニウム――テクノロジーはどこへ向かうのか?

    Posted by ブクログ

    テクノロジーを「テクニウム」という生物種になぞらえ、その様相について驚くべき深い洞察と極めて重要なビジョンを示す非常に興味深い本です。

    テクノロジーの性質は、リチャード・ドーキンスの『利己的な遺伝子』風に、人間の知性を<乗り物>にして一種自律的に進化するものである。その進化には方向性がありしかも「進化が進化する」驚異的なものである。

    では人間はテクノロジーにどう向き合い、付き合えば良いのか。ここで原理主義的なラッダイトを実践したユナボマーと、テクノロジーの受容と選択を共同体としてコントロールするアーミッシュについて考察し、テクノロジーを「選択肢を解放するもの」と考え、とにかく新しいテクノロ

    0
    2015年02月15日
  • テクニウム――テクノロジーはどこへ向かうのか?

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    元wired編集長のケビンケリー入魂の書。あまりに自分にど真ん中なので下北沢のB and Bで開催された著者講演会にも参加してサイン本を購入してのゆっくり読書。IDとかに下手をすると落ちてしまうとても微妙なサブジェクトを、アメリカ西海岸楽天思想によって描いた作品です。未来を楽天的に見ようという意志であって、見方をどう設定すれば楽天的に見ることができるのか?という話なので、正しい話をするとかそういうことではないと思って読んでいるのが僕の立場。みうらじゅん名づけるところの「カリフォルニアの青いバカ」ってやつですな。それで、まあ要約なんてできるわけがないんですが、本書のアイディアの流れを一応示すと、

    0
    2015年01月10日
  • ヴィクトリア朝時代のインターネット

    Posted by ブクログ

    歴史に詳しくなくても電報というサービスを知っている人は多いだろう。現代の日本では儀礼的な利用にとどまり、冠婚葬祭をメインに綺麗なパッケージとともにメッセージを伝えるサービスに変化しているのだが、かつては遠隔地に情報を伝えるための実用的な通信手段であった。

    実用サービスとしての電報は19世紀末、急速に発展した電信技術を用いて運用されていた。トム・スタンデージ『ヴィクトリア朝のインターネット』は電信技術の栄枯盛衰を楽しく解説しつつ、電信技術に人々が向けていた視線がインターネットへのそれと相似する部分があったことを示す一冊だ。

    本書はおおまかに序盤で電信技術の開発史を解説し、中盤で電信技術によっ

    0
    2025年08月10日
  • 謎のチェス指し人形「ターク」

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白すぎた
    引っ張って引っ張ってどん!という構成が好き
    なんとなく予想はついてもそれでもバレなかったというのは素晴らしい
    皆がタークを通して他の何かを見る、産み出す
    まさしく最初の人工知能 個人的には納得

    0
    2025年08月06日
  • アナロジア AIの次に来るもの

    Posted by ブクログ

    AIの次に何が来るのか――未来を問うときジョージ・ダイソンの『アナロジア』は示唆に富む。著者は計算ではなく「共鳴」による思考の可能性を見つめる。機械が人間を模倣する時代を越え生命のように「感じ」「適応する」知性が台頭するかもしれない。木々のざわめきや自然のリズムに学ぶそんな未来像が浮かび上がる。効率だけでない意味あるつながりを求めて。人と技術の関係もまた進化の岐路にある。

    0
    2025年07月19日
  • 謎のチェス指し人形「ターク」

    Posted by ブクログ

    チェス指し自動人形の誕生からその真相までのノンフィクション

    以下、公式のあらすじ
    -----------------------
    1770年、ウィーン宮廷。官吏ケンペレンによる前代未聞の発明、チェスを指す自動人形(オートマトン)がベールを脱いだ。中東風の衣装をまとい「トルコ人(ターク)」と呼ばれた彼は人の手から手に渡り、欧米各地で興行が催される。チャンピオンすら打ち負かす腕前に観客たちは驚き、困惑した。本当に機械が「思考」しているのか? ベンジャミン・フランクリンを破りナポレオンとも対局、エドガー・アラン・ポーがその秘密に挑んだ、知られざる「AIの祖先」の世にも数奇な命運と真相。『ヴィクトリ

    0
    2025年02月26日
  • ヴィクトリア朝時代のインターネット

    Posted by ブクログ

    ヴィクトリア朝時代のインターネットを読んだ。電信の発明やその発展が詳しく書かれている。

    電信って、「チチキトク、スグカエレ」みたいなメッセージを送る、古い時代のものだとぼんやりイメージしていたけれど、当時は蒸気機関と並んで称賛された技術革命だったそうで、そのイメージが覆った。考えてみれば、電信が出来る前は飛脚や伝書鳩で連絡をとっていたのだから、そりゃそうだ。

    発明された当時はペテンや黒魔術の類だと思われて、なかなか社会に受け入れられなかったが、一度電信の有用さが知られると熱烈的に普及していったらしい。そういった全く新しい技術がどのように受け入れられていったのか、当時の空気感が伝わるエピソー

    0
    2025年01月10日
  • 謎のチェス指し人形「ターク」

    Posted by ブクログ

    タークが単なる興行の出し物を超えて、現代のAIに繋がる壮大な旅を送っていたというのは、制作者の意図を超えたのだろうか、産業革命による機械の自動化と同時代を生きた人達にとって、タークは単なる見せ物から未来を予見させる、おっかない人造物に見えたのだろう。

    0
    2024年10月28日