手嶋龍一のレビュー一覧

  • 武漢コンフィデンシャル

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    手嶋龍一『武漢コンフィデンシャル』小学館文庫。

    国際インテリジェンス小説。

    以前読んだ『宰相のインテリジェンス 9.11から3.11へ』の方が圧倒的に面白かった。

    タイトルが『武漢コンフィデンシャル』というだけに新型コロナウイルスを巡る中国の謀略が描かれるのかと期待したのだが、新型コロナウイルス感染症が流行り出す前の2015年で話は終わってしまう。

    プロローグは2019年の武漢で感染症の患者が次々と闇医者の治療を受けるところから始まる。となれば、中国の武漢にあるウイルス研究所から流出したとされる新型コロナウイルスの秘密が描かれのではと期待せざるを得ない。

    しかし、話は、2014年のア

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    2025年03月13日
  • ウクライナ戦争の嘘 米露中北の打算・野望・本音

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    国家の境界は重要と認識されているにもかかわらず、人工的であったり、曖昧であったりすることから、容易に争いの要因になる。
    個人間では、国家が法的に秩序をコントロールに努めるが、国家間ではそのような機能が働いてきない。
    このような点に、島国、海洋国家で育つとなかなか鋭敏にはなれないことが、お二人の話から理解できました。

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    2024年12月28日
  • ウクライナ戦争の嘘 米露中北の打算・野望・本音

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    ニュースや情報番組での報道には確かに偏りを感じる。インターネットが普及したからこそ、反対に見えなくなっているものもある。個人のレベルでは大切なものを失う悲しみもあり、そういう報道も人間として重要だと思う。特に戦争のような大きなものは、好き嫌いを置いておいて、いろんな角度から検討する必要がある。

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    2024年11月21日
  • 公安調査庁秘録 日本列島に延びる中露朝の核の影

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    書けないのかもしれないが、あまり新しい情報や解釈はなかった。知識の整理にはなったが。

    【目次】
    第1章 ウクライナ戦争、ロシアへの極秘補給路
    第2章 動乱の兵器庫ウクライナ 北東アジアへの地下水脈
    第3章 中東と北朝鮮を結ぶ地下水路
    第4章 核・ミサイルの資金源を追え!
    第5章 金正男事件の全貌
    第6章 終わりなき朝鮮戦争 冷戦の最前線は対馬海峡
    第7章 「核・ミサイル強国」の台頭
    終章 バタフライ・エフェクト

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    2024年11月15日
  • ウクライナ戦争の嘘 米露中北の打算・野望・本音

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    2023年時点における紛争の分析や日本のしたたかさ、台湾の意味など重要なポイントが指摘されている。今年(2024年)は岸田も退陣する(9/24時点で後継は不明だが)バイデンもいなくなる(これもまだわからない)。これによりまた情勢も変わっていくことは予想される。さらなる報告をききたいものである。

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    2024年09月24日
  • 公安調査庁 情報コミュニティーの新たな地殻変動

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    日本のインテリジェンスの一角を担う、公安調査庁についての、論者二人の対談。
    若い人は知らないかもしれない、キム兄さまの東京ディズニーランド来たけど捕まって、当時の外務大臣発狂事件の裏に、公安調査庁があったようだ。
    その辺の、インテリジェンスの考え方、組織による対応の違い、で、あんなアホな結果になった顛末は面白かったが、あとはどうかね。
    著者のお二方ともなんか胡散臭いと思っていて、インテリジェンス好きな叔父さんが、嬉しそうにお話ししてるのをただ本にした様にしか見えなかった。

    残念。

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    2024年09月19日
  • イスラエル戦争の嘘 第三次世界大戦を回避せよ

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    佐藤優氏の本は多く読んでいるが、対談相手に誘導されたり振り回されている佐藤優氏を見るのは新鮮で面白かった。作家であり、またインテリジェンスに精通している手嶋龍一氏なればこそで良い組み合わせ。手島氏が佐藤氏を持ち上げたり詰め寄ったりとドラマを感じさせる演出がある。
    ただ佐藤優と、例えば池上彰氏との対談本なのでもそうだが、対談でありながら読者への解説を二人でもって淡々と進めていくスタイルには妙な面映ゆさを感じてしまう。その解説の恩恵に預かっている身ではあるが。

    改めて宗教・信仰の負の面を強く認識させられる。本来人々の苦しみを取り除き豊かに暮らすために生まれたものなのに、妄信するあまり排他的・攻撃

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    2024年09月18日
  • イスラエル戦争の嘘 第三次世界大戦を回避せよ

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    この本の中で、いくつも知らないことや、ハッとさせられることがあった

    イスラエル政府はハマスの襲撃について「属性排除」の論理に基づいたものだと見ている。この「属性排除」とは人種や民族否定、つまりホロコーストと結びついてしまう。

    イスラエルを建国する際の国是「たとえ全世界を敵に回してでも、自国が生き延びる道を選ぶ」という覚悟をイスラエルは持っている

    これらを考えた上で、イスラエルの成り立ち、周辺国や世界の勢力図、国際機関の限界を合わせて考えるととても難しい問題なんだなと思う

    しかし一方でユダヤ教の教えには「わたしが報復し、報いをする」と主が言われる・・・というのがあるそうです
    自ら報復する

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    2024年07月28日
  • イスラエル戦争の嘘 第三次世界大戦を回避せよ

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    マッドマンセオリーと、アンチテーゼ。

    サイクスピコ協定、パレスチナの地区向け。
    フサインマクモホン協定、アラブ民族向け。
    バルフォア宣言、ユダヤ人向け。

    超大国を率いる者にある、資質。アメリカ民主主義に対する揺るぎない信念を有すること。

    他の価値は全て無効なのか。これは、AI時代と、とても相性がいいよな。

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    2024年06月30日
  • ウクライナ戦争の嘘 米露中北の打算・野望・本音

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    この本を読むと、岸田政権の偏りが、気になります。戦争終結の落としどころはどこか、考えているとは、思えない。自民党の党是であるアメリカ追従でどこまで行けるのか、難しいところだ。

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    2024年06月16日
  • 賢者の戦略―生き残るためのインテリジェンス―

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    物事には必ず裏がある。表に出ている情報だけを鵜呑みにして、難しい事を考えずにのほほんと過ごす事も可能だが、所詮どこにでもある情報に大した価値はない。その価値を議論していても単なる飲み屋で繰り広げられるような薄っぺらい時間潰しのネタにしかならない。知ってるものが知らなかったかの様に(もしくは本当に知らない)振る舞う人に偉そうに話している内容は、聴きたくもないのに耳に勝手に入ってきてしまう。そんなこと知ってるだろうし、多分聞かされた方も明日の朝には何も覚えてないんだろうなと頭の中で一人突っ込んでると、自分の参加する飲み会も上の空、何かつまらなそうだねとツッコミを受けてしまう。私の悪い癖だ。
    情報は

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    2023年10月29日
  • 知の武装―救国のインテリジェンス―

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    ほぼ10年前の出版。当時の外交、政治を手嶋、佐藤両氏がインテリジェンスをメインに語っている。縺れた糸をほどいてまた紡ぎ直すような的確な視点に驚くと共に、今だに弱腰外交を続ける官僚達にガッカリする。

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    2023年09月24日
  • ウクライナ戦争の嘘 米露中北の打算・野望・本音

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    外交ジャーナリストで元NHKの手嶋龍一氏と元外交官のラスプーチンこと佐藤優氏がウクライナ戦争について語る。

    西側の視点からしか見ない日本人からすると新鮮なとらえ方がいくつも出てくる。
    「アメリカはウクライナを勝たせるつもりなはない」(管理した戦争)「在庫一掃セール」などなど。また、NATO拡大の超えてはならないラインだとか、英国のエリートの消滅、ウクライナの複雑な民族文化構成や歴史、「破綻国家」(腐敗と汚職と財政難)の側面などなど。

    国際政治のバランスは思った以上に西側に不利になってきているらしい。そうした中、核大国・ロシアに対して「正義」を声高に主張してもしょうがない。現実的な平和への道

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    2023年08月17日
  • 汝の名はスパイ、裏切り者、あるいは詐欺師 インテリジェンス畸人伝

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    最近手嶋龍一作品を読んでないなあ、と思って、若干古いが、5年前の著作を読んでみた。
    インテリジェンス小説は、手嶋作品しか読んだことがなく、高名らしいジョン•ル•カレのことも知らなかった。今度読んでみよう。
    ゾルゲ事件という事件があったことは知っていたが、こんな話とは。日本人の恋人(情報源)が訴追されないように絞首刑になるまで配慮したとは、意外なロマンティシズムだった。

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    2021年10月18日
  • 公安調査庁 情報コミュニティーの新たな地殻変動

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    インテリジェンスに造詣の深い二人による対談集。

    インテリジェンスの手法に、「コリント」(諜報協力)、「ヒューミント」(人的情報収集)、「シギント」(通信傍受)、「オシント」(公開情報分析)、「ウェビント」(ネット分析)、「ヴィジント」(画像分析)などがあるという。

    ビジネスにも使えそうだ。

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    2021年07月18日
  • 汝の名はスパイ、裏切り者、あるいは詐欺師 インテリジェンス畸人伝

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     よく聞いているPodcastのバックナンバーの番組で紹介されていたので手に取ってみました。
     著者の手嶋龍一さんはNHKの海外特派員としてよく知られていますが、その経験を活かしてインテリジェンス小説も書いているんですね。本書は、サブタイトルに「インテリジェンス畸人伝」とあるように、フィクションではなく「人物評伝」です。
     ただ、書かれている内容は期待していたほどの密度ではなく、“さわりの紹介”程度だったのが残念です。
     こういったジャンルの場合、ノンフィクションもいいのですが、上質のフィクション作品(小説)の方がかえってリアリティがあったりしますから、今度は、定番のジョン・ル・カレの作品も読

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    2020年12月13日
  • ウルトラ・ダラー

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    手嶋龍一『ウルトラ・ダラー』小学館文庫。

    新種の偽百ドル札をテーマにした国際インテリジェンス小説。

    冒頭から1968年の日本人印刷工拉致事件から、百ドル札の原料強奪事件と、『ウルトラ・ダラー』と呼ばれる偽百ドル札の謎を示すような伏線が描かれ、本編へと雪崩れ込む。テーマや描かれるリアルなインテリジェンスの世界は面白いが、小説としては今一つ。

    主人公のBBCの東京特派員にして英国情報部員のスティーブンは、精巧に造られた偽百ドル札の発見の情報に国際的な謀略を明らかにし、それを阻止しようとするが……次第に明らかになる米国と中国、北朝鮮の危険な謀略と日本という国家の暗部……

    本体価格850円

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    2020年12月13日
  • 日韓激突 「トランプ・ドミノ」が誘発する世界危機

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    ★3.0(3.79)2019年12月発行。外交ジャーナリストの手嶋氏と元外務省主任分析官である佐藤氏によるトランプドミノにより誘発される世界危機として、日韓激突、イラン問題、北朝鮮問題を取り上げる。トランプ大統領により世界は振り回されてきた感があるが、そのおかげで世界情勢も大きく動こうとしている。これが吉でるか、凶とでるかは10年後いや5年後に審判が下されるのだろうか。

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    2020年09月07日
  • 公安調査庁 情報コミュニティーの新たな地殻変動

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    【268冊目】手嶋龍一さんと佐藤優さんの対談形式で、公安調査庁が日本のインテリジェンス・コミュニティで中核的な役割を担っている・担っていくという内容の本。

    とはいえ、公安調査庁の実績として述べられているのは、2001年の金正男入国事件と2014年の北大生シリア渡航未遂事件のみ。前者は、MI6が公安調査庁に事前情報をもたらしたんじゃないか?後者は、公安調査庁が間接的に警察に通報したんじゃないか?という話。とはいえ、佐藤さんの憶測という形で示されており、秘密の話だからハッキリ言えないとも解釈できるが、本当のことは知らないけど無理やり公安調査庁の手柄ってことにしてる、とも解釈可能……

    そういうわ

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    2020年08月23日
  • 知の武装―救国のインテリジェンス―

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    この二人の対談はインテリジェンスネタだけで簡単に一冊の本ができてしまう。時事ネタ、国際ネタに直結するだけに、一般のメディアで報道するものとは角度が異なる。首脳同士で会談している一枚の写真からでも数多くの情報が得られると言う。普通の人にはなかなかここまでできない。

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    2019年08月12日