手嶋龍一のレビュー一覧

  • 動乱のインテリジェンス
    鳩山氏がイランに勝手に行ったことの弊害について論じてる部分は非常に勉強になった。

    『極端な愛国主義や軍事強硬策の台頭を許してしまうのは、政府指導部が国益を守るために毅然とした外交を推し進めない時なのですから。』という手嶋氏の言葉に深く共感する。
  • 動乱のインテリジェンス
     読んで良かった。論壇ってなんなんだろうと、ほんとに考えてしまった。
     著者らは、本当に、人物だと思う。こう言う人にこそ、広告の権利を
     適切に与えるべきだと思う。沖縄の苦悩。本当に、涙がこぼれる位、
     良く分かった。間違った認識を持っていた。恥ずべき意識を抱いた。
  • 動乱のインテリジェンス
    沖縄の日本離脱機運、幼稚な鳩山元首相のイラン訪問、ナルシスト菅首相の震災采配、野田首相のTPP参加表明の戦略的意義等、両氏の丁々発止とした議論は大変面白い。
  • 動乱のインテリジェンス
    11/1に発行されたばかりの新刊である。本書は、尖閣国有化宣言とその後の中国の動き、中国の空母、シリア内戦長期化、TPP対応問題、などまさに今の外交課題についての著者二人による対談本である。それらは、日本では二国間の外交問題として、或いは経済問題としての報道がほとんどだが、本書では世界全体の中でどう...続きを読む
  • 賢者の戦略―生き残るためのインテリジェンス―
    物事には必ず裏がある。表に出ている情報だけを鵜呑みにして、難しい事を考えずにのほほんと過ごす事も可能だが、所詮どこにでもある情報に大した価値はない。その価値を議論していても単なる飲み屋で繰り広げられるような薄っぺらい時間潰しのネタにしかならない。知ってるものが知らなかったかの様に(もしくは本当に知ら...続きを読む
  • 知の武装―救国のインテリジェンス―
    ほぼ10年前の出版。当時の外交、政治を手嶋、佐藤両氏がインテリジェンスをメインに語っている。縺れた糸をほどいてまた紡ぎ直すような的確な視点に驚くと共に、今だに弱腰外交を続ける官僚達にガッカリする。
  • ウクライナ戦争の嘘 米露中北の打算・野望・本音
    外交ジャーナリストで元NHKの手嶋龍一氏と元外交官のラスプーチンこと佐藤優氏がウクライナ戦争について語る。

    西側の視点からしか見ない日本人からすると新鮮なとらえ方がいくつも出てくる。
    「アメリカはウクライナを勝たせるつもりなはない」(管理した戦争)「在庫一掃セール」などなど。また、NATO拡大の超...続きを読む
  • 武漢コンフィデンシャル
    手嶋さんお得意の世界を股にかけたインテリジェンス小説。スケールは大きくタイムリーだけど、なんだかチグハグ。蘊蓄がこぼれすぎて、ストーリーが散漫に…。残念。「長生きする者より、旅をした者こそが人生の真理を知る」「いかなる権力も永くは続かない。時と共に移ろう権力に阿ってはならない。柳のようにしなやかに、...続きを読む
  • 汝の名はスパイ、裏切り者、あるいは詐欺師 インテリジェンス畸人伝
    最近手嶋龍一作品を読んでないなあ、と思って、若干古いが、5年前の著作を読んでみた。
    インテリジェンス小説は、手嶋作品しか読んだことがなく、高名らしいジョン•ル•カレのことも知らなかった。今度読んでみよう。
    ゾルゲ事件という事件があったことは知っていたが、こんな話とは。日本人の恋人(情報源)が訴追され...続きを読む
  • 公安調査庁 情報コミュニティーの新たな地殻変動
    インテリジェンスに造詣の深い二人による対談集。

    インテリジェンスの手法に、「コリント」(諜報協力)、「ヒューミント」(人的情報収集)、「シギント」(通信傍受)、「オシント」(公開情報分析)、「ウェビント」(ネット分析)、「ヴィジント」(画像分析)などがあるという。

    ビジネスにも使えそうだ。
  • 文藝春秋2021年4月号
  • 汝の名はスパイ、裏切り者、あるいは詐欺師 インテリジェンス畸人伝
     よく聞いているPodcastのバックナンバーの番組で紹介されていたので手に取ってみました。
     著者の手嶋龍一さんはNHKの海外特派員としてよく知られていますが、その経験を活かしてインテリジェンス小説も書いているんですね。本書は、サブタイトルに「インテリジェンス畸人伝」とあるように、フィクションでは...続きを読む
  • 日韓激突 「トランプ・ドミノ」が誘発する世界危機
    ★3.0(3.79)2019年12月発行。外交ジャーナリストの手嶋氏と元外務省主任分析官である佐藤氏によるトランプドミノにより誘発される世界危機として、日韓激突、イラン問題、北朝鮮問題を取り上げる。トランプ大統領により世界は振り回されてきた感があるが、そのおかげで世界情勢も大きく動こうとしている。こ...続きを読む
  • 公安調査庁 情報コミュニティーの新たな地殻変動
    【268冊目】手嶋龍一さんと佐藤優さんの対談形式で、公安調査庁が日本のインテリジェンス・コミュニティで中核的な役割を担っている・担っていくという内容の本。

    とはいえ、公安調査庁の実績として述べられているのは、2001年の金正男入国事件と2014年の北大生シリア渡航未遂事件のみ。前者は、MI6が公安...続きを読む
  • 知の武装―救国のインテリジェンス―
    この二人の対談はインテリジェンスネタだけで簡単に一冊の本ができてしまう。時事ネタ、国際ネタに直結するだけに、一般のメディアで報道するものとは角度が異なる。首脳同士で会談している一枚の写真からでも数多くの情報が得られると言う。普通の人にはなかなかここまでできない。
  • 汝の名はスパイ、裏切り者、あるいは詐欺師 インテリジェンス畸人伝
    ゾルゲ、キム・フィルビー、あるいはパナマ文書にまつわるあれこれなど、名前は知っているけど、それほど知らないことについて、楽しく読むことができた。手嶋龍一氏の著作は、これまで佐藤優氏との共著をいくつか読んでいたくらい。単著は初めてじゃないかな。独特の文章を書く人だね。ひとつひとつの文章が、というのでは...続きを読む
  • 汝の名はスパイ、裏切り者、あるいは詐欺師 インテリジェンス畸人伝
    7つのスパイの物語(実話)。虚構の中を生きているような話もあり、スパイやインテリジェンスに縁遠い自分にとって、胡散臭さと「大人の世界」が感じられ、実に興味深い。
  • 汝の名はスパイ、裏切り者、あるいは詐欺師 インテリジェンス畸人伝
    記憶に新しいスパイ、密告者が紹介されている一冊。
    スパイの歴史についてではなく、各人物像に焦点を当てています。
    難い内容が易しく書かれていて、読みやすいと感じました。
  • 賢者の戦略―生き残るためのインテリジェンス―
    現在の日本を代表するインテリジェンス、佐藤優と手嶋龍一の対談。
    ウクライナ危機などの国際情勢を解き明かす。
  • 汝の名はスパイ、裏切り者、あるいは詐欺師 インテリジェンス畸人伝
     ずいぶんと凝った、しかし何かの真似に違いないと思う題名である。そんな衒学的な題名に似つかわしく、内容は過去のスパイやインテリジェンス事件の紹介で、この本を待ってましたと手に取るような人には既知なことばかりで、新たな発掘とか今までとは異なる見解が示されたわけではない。
     新著な割には、あまり新しさを...続きを読む