手嶋龍一のレビュー一覧

  • 鳴かずのカッコウ

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    2024.0204〜02.12
    平和であることの有り難さを、恐さを感じた1冊。
    私の知らない所で、いろいろなやり取りが、国家間で行われているんだね。どこまで、行われているのかは、わかりませんけど。いきなり、空から
    ボンっと何かが落ちてくるのかもしれない。それを食い止めようと頑張っている人がいるかもしれない。いや、いて欲しい。
    壮太、どうか、平和な世界を。

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    2024年02月12日
  • ウクライナ戦争の嘘 米露中北の打算・野望・本音

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    日本のメディアで報じられるウクライナ戦争の進捗やロシア批判の論調だけでは足りない情報や視座を与えてくれる一冊。

    ロシアのふるまいは国際法的にも許されるものとは言えないが、
    ロシアが国際社会で孤立しているかというとそんなこともない。

    そしてウクライナ戦争開始にはアメリカやNATOにも落ち度はあったわけだし、
    アメリカとしては戦争が続くことによるメリットも享受している。

    ウクライナ、ゼレンスキーにも黒い歴史があり、今にいたっている。
    ウクライナの兵器、宇宙産業の存在は一つポイントになる。

    プーチンが狂ったかのように日本では報じられるが、基本的にプーチンはプーチンなりの思想でしっかり動いてい

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    2023年10月21日
  • ウクライナ戦争の嘘 米露中北の打算・野望・本音

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    元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏と、外交ジャーナリストで作家の手嶋龍一氏の対談。
    流石外交経験や情報リソースが豊富な二人の会話形式の本なので、ウクライナ戦争で、あまり表には出てこない内容が詰まっていると感じた。

    第1章 アメリカはウクライナ戦争の"管理人"
    第2章 ロシアが侵攻に踏み切った真の理由
    第3章 ウクライナという国 ゼレンスキーという人
    第4章 プーチン大統領はご乱心なのか
    第5章 ロシアが核を使うとき
    第6章 ウクライナ戦争と連動する台湾危機
    第7章 戦争終結の処方箋 日本のなすべきこと

    ロシアの核心は、かつて血を流して獲得したクリミア セバストポリ。ここ

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    2023年10月20日
  • ウクライナ戦争の嘘 米露中北の打算・野望・本音

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    今のままだとズルズルと10年戦争になりかねない。はっきり言って落とし所がない。
    だからこそまずは停戦ではないだろうか。

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    2023年07月08日
  • ウルトラ・ダラー

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    作者がワシントン支局にいたからこそかけた内容なのかもしれないと思いながら読むと、より興味深く読めました。思った以上に面白かったです。小説の中だけのお話ではなく、世界の国々では、国際情勢の最前では、似たようなことが起こっているのだなぁと思わずにはいられませんでした。

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    2022年10月21日
  • 汝の名はスパイ、裏切り者、あるいは詐欺師 インテリジェンス畸人伝

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    インテリジェンスのすごさ。MI6はあえてエスピオナージュ小説を書いてもらうことで、裾野を広げようとしているなんて、すごい。もう一度、ルカレを読み直そう。

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    2022年08月28日
  • 公安調査庁 情報コミュニティーの新たな地殻変動

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    公安調査庁が2001年5月の密入国事件で秘密裏に手柄を挙げていたというストーリーを皮切りに、公安調査庁の歴史や役割について手嶋さんと佐藤さんの議論形式で論を進めていく。

    珠玉は、公安調査庁の歴史を紐解いた5章と方向性を論じた6章かなと。特に、6章において、情報機関への国会の監視、情報機関員の身分保証、情報機関のメディア戦略の必要性というところはとても説得力があった。前半は少しダラダラ長すぎる感あり。

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    2022年08月22日
  • スギハラ・サバイバル

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    あらま! これ既に読んだことがあったみたい。 全然忘れています。 2012年だもんね。10年前に呼んだらしい。。。。

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    2022年09月07日
  • 公安調査庁 情報コミュニティーの新たな地殻変動

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    公安調査庁は組織として小さいながらも、ヒューミントをはじめとした非常に優秀な情報収集能力をもった組織であることが分かる。

    その他、日本のインテリジェンス組織についての知識を色々と得ることができた。

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    2022年06月25日
  • 独裁の宴 世界の歪みを読み解く

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    読みながら、メモ書きしたくなる程、示唆に溢れる対談。今回もかなり踏み込んだ内容で、私がとりわけ興味を持ったのは核やミサイルに関する内容。オシント(公開情報諜報)を分析でき、コリント(協力諜報)を持つ二人だからこそ、他には無い著作に仕上がっている。

    北朝鮮のICBM(大陸間弾道ミサイル)開発は、ウクライナからそのエンジンが流出したとの見方が主流。ウクライナは、自国の軍事を統制しきれていない。その国をツールとして活用しようとするロシアですら、しかし、北朝鮮をコントロールできていない。一方でアメリカは、自国に届くICBMの破棄さえ、北朝鮮に飲ませれば、米朝関係正常化もあり得るか、など。佐藤優の推測

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    2022年03月12日
  • ウルトラ・ダラー

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    偽札疑惑に始まる、日本通の英国人エージェントが主人公のインテリジェンス小説
    だが、話は偽札に留まらず、読み進めるにつれて様々な事件との関連へと拡がっていく。
    その、様々な事件は実際にあった事件を基に構成されているため、ストーリーにリアリティがあるうえに、インテリジェンスに係るやりとりは著者のインテリジェンスの感性が随所に散りばめられており、その緊張感にかられて一気読みしてしまった。

    熱が冷めやらぬうちに、続編のスギハラ・サバイバルも読んでみたい。

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    2021年12月20日
  • 公安調査庁 情報コミュニティーの新たな地殻変動

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    やはり世界の動きや流れを掴む上で参考になり、あまり知られていない公安調査庁というCIAやMI6のようなインテリジェンス機関の役割、それが日本に必要な機関であることが論じられている。
    公安調査庁は戦後共産革命の阻止を目的に活動を行うも、そのノウハウと世界の変化から海外に重点を置き活動を行う。
    北大生のISIL入国阻止は当時耳にしたことはあったが裏側を知れた。

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    2021年06月22日
  • スギハラ・サバイバル

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    杉原千畝がインテリジェンスオフィサーとして、活躍する話かと思っていたら、例のビザ発給により生き残った人々のその後の話だった。
    もちろんそんな事は関係なく、ワクワクするのは間違いない。

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    2021年03月10日
  • 菅政権と米中危機 「大中華圏」と「日米豪印同盟」のはざまで

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    日本が誇るインテリジェンスマスターの対談。菅政権の課題、米中対立の現況が的確に語られている。いつも通り、期待通りの内容。

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    2021年02月23日
  • 公安調査庁 情報コミュニティーの新たな地殻変動

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     この二人の本は勉強になる。コロナで悲鳴を上げる前に何故こうなったのかを考えることが大切だ。情報と分析が日本の将来を決定する。

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    2021年02月13日
  • ウルトラ・ダラー

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    圧倒的なインテリジェンス。
    マジかぁ、と何度もうなる。 
    ラストは話の展開がちょっと早すぎる感あり。
    あぁ面白かった。

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    2021年02月05日
  • 公安調査庁 情報コミュニティーの新たな地殻変動

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    「インテリジェンスオフィサーは語らず。」(p38)

    これは人の身体のシステムも同じでしょうね。健康な時にお腹も歯も存在を忘れているがしっかりと機能してくれているわけで巣から。ところが、一度不調になると痛くなり気になって、不調な時ほど主張は激しくなっていき仕事が手につかない、勉強が手につかない。そんな経験は誰しもありますよね。
    縁の下の力持ちほど目立たないですが、機能はしっかりしていることを私たちは意識しておかないといけません。主張がないということで良い組織でも理解のないアホな議員は人気取りのために予算を削ろうとしてしまったりします。杉を植えると助成金が出たりしますし、他に削るところはあるのに

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    2020年07月31日
  • 知の武装―救国のインテリジェンス―

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    ネタバレ

    この本の発刊された当時のニュースの裏側が描かれており、今までと違った視点でニュースが捉える事ができる。

    普段、何気なく読み飛ばしてしまう政治の小さなニュースでも、後世に与える影響が大きいものだったりする事がある。

    ニュースでも仕事でも、インテリジェンスを意識して、もう一段文脈を深く考え、行動して行く必要があると感じた。

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    2020年04月05日
  • 知の武装―救国のインテリジェンス―

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    主に外交・政治に関する2人の考えの披露の場である。

    情報分析を担う者はこのように考えるのかという点で新鮮だった。

    ニュースで見る一面だけでなくその背景、流れを踏まえた紹介は面白い。ロシアの紹介が中心となるのは、佐藤氏の経験によるところであるが、プーチン大統領や国のあり方はこうした人にしかわからないだろう。

    インテリジェンスとは、経験・学習により身に着く部分が多いが、ある種のセンス・アートによる部分こそが昇華させうる。
    外交・政治に関する見方の視点を増やすにはおすすめ。

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    2020年03月30日
  • 動乱のインテリジェンス

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    インテリジェンスに詳しい二人が2012年民主党政権当時の世界情勢について語る。対談を文字に起こしているので、話題があちこちに飛ぶのはやや読みづらい。
    悪い二元外交の例として、鳩山元首相のイラン訪問を挙げている。イランのインテリジェンスが、鳩山氏の「NPTが不公平、ダブルスタンダードだ」という言葉を引き出している。

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    2020年03月14日