手嶋龍一のレビュー一覧
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日本のメディアで報じられるウクライナ戦争の進捗やロシア批判の論調だけでは足りない情報や視座を与えてくれる一冊。
ロシアのふるまいは国際法的にも許されるものとは言えないが、
ロシアが国際社会で孤立しているかというとそんなこともない。
そしてウクライナ戦争開始にはアメリカやNATOにも落ち度はあった...続きを読むPosted by ブクログ -
元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏と、外交ジャーナリストで作家の手嶋龍一氏の対談。
流石外交経験や情報リソースが豊富な二人の会話形式の本なので、ウクライナ戦争で、あまり表には出てこない内容が詰まっていると感じた。
第1章 アメリカはウクライナ戦争の"管理人"
第2章 ロシアが侵攻に踏み切った真の理...続きを読むPosted by ブクログ -
ラジオニッケイの「読む本棚」で今放送されている本。手嶋龍一はインテリジェンス(スパイ)小説が多いが、今回は新型コロナ発生源の武漢が舞台でアメリカ、香港(イギリス)のインテリジェンスがその謎を負う。しかし最後は尻切れトンボ感を禁じ得ない。Posted by ブクログ
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今のままだとズルズルと10年戦争になりかねない。はっきり言って落とし所がない。
だからこそまずは停戦ではないだろうか。Posted by ブクログ -
58武漢ウイルスって言い始めたのがあの方で無かったら、世界はどうなっていたのか。彼の国寄りのWHOさんでは解明できなかった、いや公にできなかったことでしょう。麗人がご無事でなにより。Posted by ブクログ
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読みごたえたっぷり。
中国の近代史とコロナを掛けた想像豊かな内容。
手嶋さんらしく国際的な展開に面白さがある。
最後がコロナに翻弄されている現代に向けて謎かけしながら終わるところが好感を持てる。
本当にあったのではないか?これは事実に基づいた小説ではないか?と思わせるだけの説得力があって力作だ。Posted by ブクログ -
知り合いから頂戴したことで初めて手にした作者の作品。
日本ではほぼその組織や機能がない、情報組織、インテリジェンスをテーマにした本作品は、ノンフィクションかと思うほどのリアルな情報に裏打ちされた巧妙なノンフィクション。
武漢から世界中に広まったコロナウィルスの発端ももしかしてこうなのでは?と思わ...続きを読むPosted by ブクログ -
インテリジェンスのすごさ。MI6はあえてエスピオナージュ小説を書いてもらうことで、裾野を広げようとしているなんて、すごい。もう一度、ルカレを読み直そう。Posted by ブクログ
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公安調査庁が2001年5月の密入国事件で秘密裏に手柄を挙げていたというストーリーを皮切りに、公安調査庁の歴史や役割について手嶋さんと佐藤さんの議論形式で論を進めていく。
珠玉は、公安調査庁の歴史を紐解いた5章と方向性を論じた6章かなと。特に、6章において、情報機関への国会の監視、情報機関員の身分保...続きを読むPosted by ブクログ -
公安調査庁は組織として小さいながらも、ヒューミントをはじめとした非常に優秀な情報収集能力をもった組織であることが分かる。
その他、日本のインテリジェンス組織についての知識を色々と得ることができた。Posted by ブクログ -
読みながら、メモ書きしたくなる程、示唆に溢れる対談。今回もかなり踏み込んだ内容で、私がとりわけ興味を持ったのは核やミサイルに関する内容。オシント(公開情報諜報)を分析でき、コリント(協力諜報)を持つ二人だからこそ、他には無い著作に仕上がっている。
北朝鮮のICBM(大陸間弾道ミサイル)開発は、ウク...続きを読むPosted by ブクログ -
やはり世界の動きや流れを掴む上で参考になり、あまり知られていない公安調査庁というCIAやMI6のようなインテリジェンス機関の役割、それが日本に必要な機関であることが論じられている。
公安調査庁は戦後共産革命の阻止を目的に活動を行うも、そのノウハウと世界の変化から海外に重点を置き活動を行う。
北大生の...続きを読むPosted by ブクログ -
杉原千畝がインテリジェンスオフィサーとして、活躍する話かと思っていたら、例のビザ発給により生き残った人々のその後の話だった。
もちろんそんな事は関係なく、ワクワクするのは間違いない。Posted by ブクログ -
日本が誇るインテリジェンスマスターの対談。菅政権の課題、米中対立の現況が的確に語られている。いつも通り、期待通りの内容。Posted by ブクログ
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この二人の本は勉強になる。コロナで悲鳴を上げる前に何故こうなったのかを考えることが大切だ。情報と分析が日本の将来を決定する。Posted by ブクログ