手嶋龍一のレビュー一覧

  • 公安調査庁 情報コミュニティーの新たな地殻変動

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    この二人の対談でハズレがあるわけなし。然もお題が「公安調査庁」。面白くないはずがない。お二人の博覧強記ぶりと経験に基づくあらゆる角度からの分析力は圧巻。共著を定期刊行してほしい程。

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    2020年08月08日
  • 日韓激突 「トランプ・ドミノ」が誘発する世界危機

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    さまざまなニュースが日々流れるが、この2人の対談を読んでおくと、それらがどのような大きな流れのなかの出来事なのかよくわかる。

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    2020年01月13日
  • 米中衝突 危機の日米同盟と朝鮮半島

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     基本的には、海洋国家である米国と如何に連携して、大陸国家である中国に如何に対峙していくか、が本書のテーマ。

     気になったのは、今後朝鮮半島にて中国の力が強まれば、否応なく対馬海峡の両岸で向き合うことになる、という事。それはつまり、現在の台湾が置かれている状況に酷似してくる事ではないだろうか?

     そう考えると、緩衝地帯・国家の存在(それが如何に気に障るものでも)が重要という事だろう。ただし、本書を読んでいると、その緩衝存在も緩衝として機能しなくなる事を思わされる。

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    2019年04月30日
  • 米中衝突 危機の日米同盟と朝鮮半島

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    オモロイ。Jアラートがイスラエルのコピーシステムで核弾頭には対応出来ない点、カジノは米朝、米中、日米でもキーワード。22年にマカオの米資本カジノ契約が切れる、北朝鮮と日本にカジノを売り込みたいアメリカ。GAFA新興米グローバル企業を米中、ヨーロッパどこが派遣を取り制御していくか。日本は何がやれるんでしょうか。。。

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    2019年03月17日
  • 汝の名はスパイ、裏切り者、あるいは詐欺師 インテリジェンス畸人伝

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    ネタバレ

    【裏を見た裏のある人々】ジョン・ル・カレやキム・フィルビー,さらにはアサンジやスノーデンに至る,情報(インテリジェンス)の分野で名を残した畸人たちに焦点を当てた作品。時代の変遷と共に移り変わるスパイ像を垣間見せてくれています。著者は,『外交敗戦』や『ウルトラ・ダラー』等の作品で知られる外交ジャーナリストの手嶋龍一。

    「こんな人物がいたのか!!」と楽しみながら,情報や外交に関する読み解き能力を高めてくれる一冊。それぞれのエピソードに人物紹介も挟まれるため,追体験的にもスパイの世界を満喫できるはず。ところどころに散見される手嶋氏ご自身のエピソードもどこか「芳醇」で◎。

    〜あまりに精緻に近未来を

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    2019年02月18日
  • 汝の名はスパイ、裏切り者、あるいは詐欺師 インテリジェンス畸人伝

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    汝の名はスパイ、裏切り者、あるいは詐欺師 インテリジェンス畸人伝。手嶋龍一先生の著書。国際政治を陰で動かしているスパイの存在。スパイという響きはとても格好良いけれど、時として裏切り者や詐欺師と非難されるような行動でさえ厭わない。世界で暗躍するスパイ、裏切り者、詐欺師たちの実態をもっと知りたくなる一冊です。

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    2018年11月29日
  • 知の武装―救国のインテリジェンス―

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    ・チェチェン人。「血の報復の掟」により強固な民族な絆。男子が生まれると七代前までの男系男子の名前と、生まれた日と場所、死んだ日と場所と死因を教える。殺害された場合は報復、仇が死んでいる場合は男系子孫に報復
    ・オバマ大統領の「シリアの挫折」は、今後の東アジア情勢に「重大なツケ」となって回ってくる。特に尖閣問題へ深刻な影響
    ・外交官は海外との正式な折衝の場では通訳を使う
    ・安全保障の主戦場は2つのスペースに移りつつある。「サイバースペース」と「アウタースペース」、即ち、ネット空間と宇宙空間
    ・未曾有の危機に直面して必要なのは、専門家の言うことをよく聞いて余計な喧嘩はしない、これはという人に任せるこ

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    2018年11月04日
  • 知の武装―救国のインテリジェンス―

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    この二人の共著は三冊目とのこと。毎回時代に即したニュースではつかみにくい視座を与えてくれる。中国、ロシア、韓国といった地政学的に無視できない国々との関係などとても勉強になる。

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    2018年10月28日
  • 独裁の宴 世界の歪みを読み解く

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    【極点化する世界で】「インテリジェンス」という言葉を巷間に広めるきっかけを作った2名が,北朝鮮やトランプ政権等,最新の国際情勢を語り尽くした作品。著者は,外交ジャーナリストとして特に米国に詳しい手嶋龍一と,元外交官の佐藤優。

    国際社会が目まぐるしく動いた2017年を概観する上でオススメしたい一冊。また,幅広いテーマに関して深い対談が行われているため,知的刺激と好奇心を受けること間違いなしです。

    〜「あいつらのやることは,わけが分からない」のだとしたら,我々の従来型の切り口のほうがどこかで間違っているのではないかと考えてみる必要があるのです。(佐藤)大変恐ろしいことではありますが,それくらい

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    2018年02月14日
  • 独裁の宴 世界の歪みを読み解く

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    2017/12/27 ジュンク堂三宮駅前店にて購入。
    2019/8/17〜8/19

    現在の世界を俯瞰するのに、このお二人と、佐藤氏と宮家氏の対談本ほど役に立つものは無いのでは?本作では、独裁をキーワードに現代世界史を分析する。今後も読み続けないといけないシリーズである。

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    2019年08月19日
  • 知の武装―救国のインテリジェンス―

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    大手マスメディアが信用出来ない。或いは十分な情報でない場合、読み解く力、眺める視座が大切になってくる。右か左かの話でもなく、実際を踏まえてどう考えてゆくかという部分でインテリジェンスの考え方は実際的で課題が具体的で有意義だと思う。広くこういう感覚を備えた人が増えたらなと思うしこれから必要になってくると思う。

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    2017年12月18日
  • 汝の名はスパイ、裏切り者、あるいは詐欺師 インテリジェンス畸人伝

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    スパイ小説の大家であるジョン・ル・カレをメタファーとして、様々なスパイの物語やご自身の記者経験を綴っており、著者の素晴らしい知性を感じました。
    そして、著者が主張されている様に、精緻で信頼あるインテリジェンスは、IT技術によるシギントやイミントではなく、ヒューミントであり、諜報員の知性・価値観であることも、強く確信しました。

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    2017年05月07日
  • 賢者の戦略―生き残るためのインテリジェンス―

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    インテリジェンスに通暁しているお二方による、最近の国際情勢や政治に対する現状分析と今後の見通しを述べた対談式の書です。
    お二人の書は、毎年一冊くらいで新書化されており、いつも楽しみにしています。
    一般的なメディアからは味わうことが出来ない、様々な情報を統合しての見解は、たいへん読み応えがあり、知的興奮を味わうことができます。
    今回は、一国の代表者として、アメリカ オバマ大統領と、安倍総理に対する、バックグラウンドから観た、今の政策運営の考察が、たいへん勉強になりました。
    我が国では、政治やビジネスの場において、インテリジェンスリテラシーに通じる人材の育成・輩出が、重要だと感じた次第です。

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    2017年05月07日
  • 知の武装―救国のインテリジェンス―

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    メディア出身の手嶋さんと、外務官僚出身の佐藤優さんの、実務派インテリジェンスの両巨頭による対談形式での、時事の安全保障問題に対する論評集です。
    両氏の対談書はこれで3冊目ですが、どの書を読んでも両氏の深い洞察による本質的な議論には、圧倒されます。最もインテリジェンスという性質上、まだまだ真因の部分は秘匿されているかもしれませんが。
    今回も、東京オリンピック招致成功による東アジアの安全保障情勢に対する考察や、スノーデン事件の問題の本質とアメリカやロシアの考え・行動に対する考察、安部政権に対する各国の評価など、かなり参考になりました。
    国家インテリジェンスに関する職業に就くことは、国家への忠誠心は

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    2017年05月07日
  • 動乱のインテリジェンス

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    この二人の対談集は2冊目ですが、今回も面白い内容盛り沢山です。
    いま衆議院選挙真っ盛りですが、TPP参加の是非に関しては、このような安全保障からの切り口があるのかと、あらためて思い知らされました。
    近視眼になりがちですが、戦略的思考で長いスパンでみることの重要性を感じる一冊です。

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    2017年05月07日
  • 知の武装―救国のインテリジェンス―

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    「二重忠誠問題」
    この本読んでてああタイムリーやなと思うところでした。
    歴史的にアメリカでカトリック教徒のケネディが大統領になれるか大問題となりました。
    なぜならアメリカとバチカンとどちらに忠誠を誓うかわからないから。
    日本の外務省でも特定宗教団体の信徒はリストがあるとのことです。
    これもどちらに忠誠を誓うかわからないから。

    世界的に二重国籍が認められてる云々という方もいますが本当に世界を見るときにベースを合わせてますか?ということです。
    僕は少なくとも政治家はこの本に書かれてるベースで二重国籍問題を扱うべきだと思います。

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    2016年09月17日
  • 動乱のインテリジェンス

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    「インテリジェンス」
    自分まで客観視できるくらい考え抜いて答えを出さないとこのレベルに至ることは無いのだと思います。
    民主党政権時に書かれてるのですが鳩菅がいかに無能な政権やったかがわかります。
    さすがに野田さんはかなりマシやったようですがσ^_^;
    あの頃の悪夢に戻るのは嫌ですが現政権で再現されるのももっと嫌です。
    まあネットの監視が効く時代ですからあそこまで酷いことにはならないのでしょうがσ^_^;

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    2016年09月15日
  • 知の武装―救国のインテリジェンス―

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    ネタバレ

    佐藤優氏と手嶋龍一氏の対談もの。東京オリンピックのアジアでの安全保障の意味、飯島訪朝、尖閣問題、TPP等々のテーマの、インテリジェンス視点からの解き明かし。手嶋さんの著作はあまり読んだ事は無いのですが、他の著作も読んでみたくなります。

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    2015年03月15日
  • 賢者の戦略―生き残るためのインテリジェンス―

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    佐藤優さんと手嶋龍一さんの“世界を読み解く対談集”、第3弾。
    相変わらずに2匹の獣がじゃれ合うかのような面白さです。

    題材は、ウクライナ、イスラム国、東アジア、集団的自衛権、
    そしてまっとうな意味での“愛国心”、な感じで。

    興味深かったのは、いわゆる“公開情報”を分析するだけで、
    国家が生き抜くための“インテリジェンス”を抽出できるとの点。

    そして、右派にも左派にもそれぞれに批判を加えながら、
    見失ってはいけないのは愛国心であろうとは、なるほどと。

    いずれにせよ、ブレない“軸”を作っていかないとなぁ、と。

    ん、「イスラム国」の傍若無人さから始まった今年、
    この1年を生き抜くためのヒン

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    2015年02月02日
  • 知の武装―救国のインテリジェンス―

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    ネタバレ

    「インテリジェンス」をテーマに、外交ジャーナリスト手嶋龍一氏と元外務省主任分析官の佐藤優氏が、対談形式で進めて行く著書。正直、この手の知識には疎い私にとっては、深すぎてついていけない部分もあったが、とにかく内容が知的で面白い。ソチ五輪について、北朝鮮への飯島氏の訪問について、東京五輪招致の裏側、TPPについてなど、ニュースで何となく聞いたことのあるニュースを、様々な情報を基に知的に読み解いていく作業はとても興味深いもので、我々素人に、ニュースに対する多角的な視点を与えてくれる。日本人はとかく、外交ニュースには疎い傾向があるが、こういった著書で知識を深めていきたいと思える本である。

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    2015年01月28日