手嶋龍一のレビュー一覧

  • 知の武装―救国のインテリジェンス―

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    解読法というよりは、解読結果を二人で延々と語っているという印象。ただ、外交は色々な切り口で解説を読むと立体的に理解できる気がするので、そういう意味ではとても有益だと思う。

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    2014年08月05日
  • 知の武装―救国のインテリジェンス―

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    前回対談の動乱のインテリジェンスから約1年、その間に起こった事件としてアメリカのシリア侵攻のちゃぶ台返し、飯島勲の訪朝、スノーデン事件から麻生太郎のナチスのワイマール憲法発言、そして東京オリンピック開催の意味などなど。そうかわずか1年の出来事なんだなあと、この対談の後になりそうなのがタイの反政府デモとクーデター、中国の防空識別圏設定、ウクライナ騒乱、台湾学生の立法院占拠など次回は何が取り上げられるのか。

    こうやってみるとプーチン大統領の影響力が強い。シリアで阿部首相がシリア問題でロシア支持したことでプーチンが阿部首相を見直したとか。プーチンの「美しい誤解」とまで言うのは辛辣だが2月にはソチで

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    2014年06月19日
  • 動乱のインテリジェンス

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    情報の裏を取る。世の動きの真相を探る。鳩山由紀夫を動かしたように、目的に基づき状況を操作する。インテリジェンス機能が世に無ければ、政治は独善的で、戦争は破滅型となり、外交上の衝突は頻発するだろう。水面下の根回し、対象の俯瞰的かつ正確な理解が出来なければ、全く的外れな判断が横行するからだ。近しい行為は、通常の社会生活や、ビジネスにおいても、当然存在する。勿論、国家間で生じる規模の利害得失には繋がらないのだが。この利害得失が、機密性を要し、尚、インテリジェンスは高度化する。

    この機能が日本に今要求されるのは、特に、領土問題、安全保障について。この問題を、佐藤優と手嶋龍一が語るのだから面白い。正鵠

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    2014年05月21日
  • 動乱のインテリジェンス

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    最近では定期的となった、外務省のラスプーチンこと佐藤優氏とアメリカ勤務の長かった手嶋氏の対談本。2012年12月発行時点の国際情勢とその意味するところを対談形式でわかりやすくまとめている。

    内容は、日本周辺の領土・領海拡張としての沖縄の問題、中国・イラン・北朝鮮との日本外交等をまとめている。時事ネタが多いので、当時はこのような考えだったのかとしることや、全てが終わってから事後に検証するなど読み方はいろいろあるように感じた。

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    2014年04月19日
  • 知の武装―救国のインテリジェンス―

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    主には、尖閣諸島を中国が本気で奪おうとしてきているので、日本は米国、韓国との関係も含めてもっとしっかりしないとだめだ、という内容。

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    2019年02月04日
  • 動乱のインテリジェンス

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    この二人の組み合わせは幻冬舎新書でもあった気がするけど、ニュースに描かれていない世界情勢の裏事情を教えてくれるという良書。
    2冊めになると前ほどのインパクトはなくなってしまうし、前回以上に喋れないことが多くあるような印象だけど、日本の対して勉強していない新聞記者やニュースキャスターの解説よりもよっぽどためになるのは間違いない。
    現場を知っている人だからこその重みもあるわな。

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    2013年12月29日
  • 動乱のインテリジェンス

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    いろいろな観点から外交をはじめとするインテリジェンスの世界を語ってくれていて興味深かった。このようなことを知るとニュースもいろいろと考えさせられる。

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    2013年09月08日
  • 動乱のインテリジェンス

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    佐藤優と手嶋龍一。外交面とインテリジェンスの『裏街道』を歩んできた両氏による国際情勢の『舞台裏』を語りつくすとってもディープな対談です。『あの話の裏側はこうだったのか!』と何度も驚かされました。

    『外務省のラスプーチン』佐藤優氏と国際ジャーナリスト手嶋龍一氏のディープな国際社会の『裏側』をめぐる対談本の第2弾です。

    佐藤氏のおっしゃるように、国際社会は『新・帝国主義』の時代を迎える中、日本は『3.11』の東日本題震災で弱体化し、それを狙って韓国が竹島(独島)を、ロシアが北方領土を。そして中国が尖閣諸島の領有権をあの手この手で主張し始めた事に関する『危機』をめぐるスリリングなやり取りに始まっ

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    2013年08月14日
  • 動乱のインテリジェンス

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    沖縄、北海道独立。TPP≒国家安全保障。新オレンジプラン。確かに動乱。
    本書に参考文献としてあげられていた「日本の領土問題」を読後に第一章を再読。理解が深まる。

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    2013年03月16日
  • 動乱のインテリジェンス

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    まず日米同盟堅持が日本の国益に叶うという認識で話は進んでいる。領土ではなく権益の拡大と言う新帝国主義がアメリカ、EU、中国、ロシアなどを中心に進み、日本も対抗せざるを得ない。異質なものを取り込み外部とうまくやっていくには沖縄との付き合い方が非常に重要。日米同盟の最後の砦は嘉手納基地で、ここが無くなるとアメリカから見た日本の重要度が低下し、相対的に中国の影響力が増す。両氏ともナショナリストではなく、ドライな外交の力関係から話をしている。
    歴史的な認識では例えば孫崎享の「日本の国境問題」を評価しながらもアメリカ陰謀論の孫崎氏とは別のスタンス。

    尖閣諸島
    中国の目的はまず領土問題の存在を認めさせる

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    2013年03月03日
  • 動乱のインテリジェンス

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    二人の対談形式で進む展開。
    実務に長ける者同士の会話なので、ものすごく高度な内容になっている。とても面白い内容でした。
    この対談をする際に、手元資料なんかを見ながら会話をしているんでしょうか。それとも何も持たずに!?二人の記憶力の凄さ、物事の思慮深さに感嘆です。

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    2013年01月28日
  • 動乱のインテリジェンス

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    年明け読書の第一弾。外交、安全保障をさまざまな切り口から考える。第5章「アジア半球の新たな勢力地図」の部分 東日本大震災発生時にアメリカに滞在し、米国の報道を見ていた身としては、「トモダチ作戦の真相」については納得いく部分が多い。

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    2013年01月03日
  • 動乱のインテリジェンス

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    ニュースの読み解きの視点が高く、自分も偉くなったように感じてしまうが、あくまで一読者として楽しみたい。
    テーマが最近過ぎるためか、つばぜり合いが多く、踏み込んで斬っていない感じではある。

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    2013年01月02日
  • 動乱のインテリジェンス

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    面白かった!尖閣問題に絡めての沖縄の独立シナリオは衝撃的だった。筆者の持つ情報が全て真実かどうかは分からないが、日本でインテリジェンスが活用されているかどうかは外交姿勢を見ていると怪しく感じる。

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    2013年01月01日
  • 動乱のインテリジェンス

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    イランとかシリアのあたり面白い。それからTPPの読み方も。インテリジェンスとは?という語り口からいくのはちょっとおれおれ詐欺的で好きではないのですが、新書的にはありでしょう。大変勉強になりました

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    2012年12月10日
  • 動乱のインテリジェンス

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    佐藤優氏と手嶋龍一氏による対談本の第2弾。尖閣や竹島の話題はそこそこに切り上げて、中国共産党の内部闘争や、イスラエルとイランとシリアの関係など、世界における注目度の高い話題に多くのページを割いているあたり、さすがはプロのインテリジェンス・オフィサーといった感じである。国際インテリジェンスの価値観では、今年起こった一連の尖閣問題は「中国の勝ち」となるみたいだけど、あれだけ大騒ぎをしてしまったら中国海軍だって動きにくくなるし、国際世論は完全に敵に回してしまったし、日本にとってそれほど悪い結果だったとは思えない(経済的には痛み分けだけど)。それはそうと、読売新聞に「元首相がきちんと務まらなかった初め

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    2012年12月09日
  • 動乱のインテリジェンス

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    ネタバレ

    鳩山氏がイランに勝手に行ったことの弊害について論じてる部分は非常に勉強になった。

    『極端な愛国主義や軍事強硬策の台頭を許してしまうのは、政府指導部が国益を守るために毅然とした外交を推し進めない時なのですから。』という手嶋氏の言葉に深く共感する。

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    2014年04月08日
  • 動乱のインテリジェンス

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     読んで良かった。論壇ってなんなんだろうと、ほんとに考えてしまった。
     著者らは、本当に、人物だと思う。こう言う人にこそ、広告の権利を
     適切に与えるべきだと思う。沖縄の苦悩。本当に、涙がこぼれる位、
     良く分かった。間違った認識を持っていた。恥ずべき意識を抱いた。

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    2012年12月02日
  • 動乱のインテリジェンス

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    沖縄の日本離脱機運、幼稚な鳩山元首相のイラン訪問、ナルシスト菅首相の震災采配、野田首相のTPP参加表明の戦略的意義等、両氏の丁々発止とした議論は大変面白い。

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    2012年11月25日
  • 動乱のインテリジェンス

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    11/1に発行されたばかりの新刊である。本書は、尖閣国有化宣言とその後の中国の動き、中国の空母、シリア内戦長期化、TPP対応問題、などまさに今の外交課題についての著者二人による対談本である。それらは、日本では二国間の外交問題として、或いは経済問題としての報道がほとんどだが、本書では世界全体の中でどう見るか、見られているかの観点での議論が多く、視点がとても新鮮に感じる。特に佐藤優氏は外交の第一線の経験があり、その意見には説得力がある。本書を読むと、政治家も、外交官も、マスコミも勉強不足か世界を知らなさ過ぎると思えるし、自分の視野の狭さも実感してしまう。ホットな話題を扱っているので早く読んで、そし

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    2012年11月21日