手嶋龍一のレビュー一覧

  • 知の武装―救国のインテリジェンス―
    この本の発刊された当時のニュースの裏側が描かれており、今までと違った視点でニュースが捉える事ができる。

    普段、何気なく読み飛ばしてしまう政治の小さなニュースでも、後世に与える影響が大きいものだったりする事がある。

    ニュースでも仕事でも、インテリジェンスを意識して、もう一段文脈を深く考え、行動して...続きを読む
  • 知の武装―救国のインテリジェンス―
    主に外交・政治に関する2人の考えの披露の場である。

    情報分析を担う者はこのように考えるのかという点で新鮮だった。

    ニュースで見る一面だけでなくその背景、流れを踏まえた紹介は面白い。ロシアの紹介が中心となるのは、佐藤氏の経験によるところであるが、プーチン大統領や国のあり方はこうした人にしかわからな...続きを読む
  • 動乱のインテリジェンス
    インテリジェンスに詳しい二人が2012年民主党政権当時の世界情勢について語る。対談を文字に起こしているので、話題があちこちに飛ぶのはやや読みづらい。
    悪い二元外交の例として、鳩山元首相のイラン訪問を挙げている。イランのインテリジェンスが、鳩山氏の「NPTが不公平、ダブルスタンダードだ」という言葉を引...続きを読む
  • 汝の名はスパイ、裏切り者、あるいは詐欺師 インテリジェンス畸人伝
    歴史上から、現代までのインテリジェンス偉人伝という感じ。昔のいわゆる
    スパイだった人から、現代のアサンジ、スノーデンまで。
    昔の本物のスパイの方々はインテリジェンス小説家としての
    側面がある人が多くて新たな発見
  • 米中衝突 危機の日米同盟と朝鮮半島
    もうこのお二方の対談本で外れは絶対ない。今回も2018年の日米朝中関係の読み解きをして頂いて、終始目から鱗の内容。特に4章の北朝鮮とカジノについては、シェルドン・アデルソンを全く知らなかったのでとてもとても勉強になりました。新聞やネットニュースなんかどうでもよいので、お二方のウィークリ対談本(マンス...続きを読む
  • 米中衝突 危機の日米同盟と朝鮮半島
    朝鮮半島を巡る情勢を中心に、米中の衝突について、手嶋・佐藤両氏の対談で語られます。

    面白いと思ったのは、第2章。”OSを共有する米朝トップが「歴史的合意」を演出した”というタイトル。OSとは何か、というと、①反知性主義と②宗教(キリスト教長老派)、の2つ。

    まず、”反知性主義”について。反知性主...続きを読む
  • 賢者の戦略―生き残るためのインテリジェンス―
    インテリジェンスなんてあまりにも自分の生活に関係ない主題なので、特に感想もなにもないのだが、外交とはこう言う思想でやっていくのかと感心はした。読み物としては面白い。
  • 汝の名はスパイ、裏切り者、あるいは詐欺師 インテリジェンス畸人伝
    手嶋氏のインテリジェンスものは、ノンフィクションでもフィクションでも抜群に面白い。これこそ著者のこれまでのヒューミントとシギントの蓄積の賜物なんでしょう。最新の国際情勢をもとにしたインテリジェンス小説を期待しております。
  • 独裁の宴 世界の歪みを読み解く
    このお二人の話はほんとに為になるし、読んでいてもいちいち納得するため面白い。今の時代を生き抜くために取り入れたい情報の重要な情報元です。
  • 独裁の宴 世界の歪みを読み解く
    何点かはっとさせる記述があり、示唆に富んだ一冊。政府や報道を鵜呑みにしていては情勢はわからない。悲観だけでなく希望もある。選択肢の一つがみえた。
  • 動乱のインテリジェンス
    民主党政権時代の国際情勢を、2人の独特なジャーナリストが分析した対話本です。
    5年前の著作ですが、現在に通じる話題が多く、原発事故、領土問題、中国、北朝鮮、イランなどのトピックに対して、報道されない細部や背景を分析されています。
    中国が初の空母を購入する際は、はじめにマカオのビジネスマンが洋上カジノ...続きを読む
  • 賢者の戦略―生き残るためのインテリジェンス―
    佐藤さんは反知性主義に関しての発言も、本もあったので、第五章を期待して読んだ。
    その点では、あれ?と思う。
    あまり正面から反知性主義を論じていないから。

    ウクライナやモンゴルなどの「柔らかい脇腹」とされる地域から、核兵器をはじめとする軍事技術が拡散していってしまうこと、小保方さんのような人が生物兵...続きを読む
  • 汝の名はスパイ、裏切り者、あるいは詐欺師 インテリジェンス畸人伝
    面白かった。

    スパイ、インテリジェンスというものについて映画で観たものの印象しかなかったがもっと静か(⇔派手)で人間味があって継続的なものであるのだなと感じた。

    実在の人物を背景から詳しく紹介しているのでとても面白かった。
    初めて見る世界というものでした。

    パナマ文書についてもどういったものな...続きを読む
  • 動乱のインテリジェンス
    日本の周辺の安全保障関連トピック、中国のインテリジェンス、イランと鳩山由紀夫、イランと北朝鮮の核、アジアの政治経済について、インテリジェンス関係に造詣のある2人が対談。この2人の対談本は中身濃ゆいな。
  • 知の武装―救国のインテリジェンス―
    日本では重視されてない諜報活動・インテリジェンスにスポットライトを充てた一冊。

    2013年12月なので2年ほど前となるものの、対談形式で緊迫感が伝わる内容だった。
  • 賢者の戦略―生き残るためのインテリジェンス―
    この対談シリーズも3冊目。

    今回は、ウクライナ、イスラム国、東アジア(北朝鮮、中国等)関連、集団自衛権、反知性主義のレジスタンスの全5章。

    対談という形が読みやすく、二人の経歴からインテリジェンスとして読み解くことの楽しさが伝わる本だった。
  • 賢者の戦略―生き残るためのインテリジェンス―
    インテリジェンスに必要な事は、愛国心だというのが佐藤優の意見だ。ハッとさせられる。以前読んだ藤原正彦の、論理は情緒を起点に展開するという文脈を思い出す。大事な事だ。論理にしても、技法にしても、それを振るうのは、自らの理念だ。その理念を形成するのが人格、好き嫌い、つまり、愛国心が重要だ。これは企業人に...続きを読む
  • 賢者の戦略―生き残るためのインテリジェンス―
    第一次世界大戦から学ぶべき教訓の一つは、同盟によって国々が戦争に引きずり込まれたという部分が印象的だった。
  • 知の武装―救国のインテリジェンス―
    外交の詳細な情報と高度な分析力を持ち、実経験豊かな手嶋隆一氏、佐藤優氏の対談手記。尖閣諸島、TPP、沖縄などの日本の抱える課題を、取り巻く各国の情報戦略を解き解しながら解説。対談は明治時代に生きた優れたインテリジェンス発現者にも及ぶ。日本が生き残るためには、高度なインテリジェンスが指導者個人はもちろ...続きを読む
  • 賢者の戦略―生き残るためのインテリジェンス―
    手嶋氏と佐藤氏によるインテリジェンス対談第三弾。ウクライナ問題、イスラム国、集団自衛権等世界、日本の最新情勢の真相が分かり易く解き明かされている。