ウルトラ・ダラー

ウルトラ・ダラー

935円 (税込)

4pt

4.4

国家の謀略を暴いた「現代の黙示録」。

ダブリンに新種の偽百ドル札「ウルトラ・ダラー」あらわる――。一報を受けたBBCの東京特派員にして英国情報部員のスティーブンは、インテリジェンスを頼りに、国際諜報戦の暗部を照らし出す。浮かび上がってきたのは、米国、中国、北朝鮮の危険極まりなき謀略だった。1968年の日本人拉致から2002年の日朝首脳会談、そして偽札製造までを一本の線でつないだ本作は、「現実の事件が物語を追いかけている」と評された。

解説:歴史学者・山内昌之氏
<手嶋龍一氏の『ウルトラ・ダラー』は、もはやスパイ小説という古典的領域を乗り越え、日本人初のインテリジェンス小説のフロンティアを切り開いた作品となっている。手嶋氏の文学的世界それは、通常の文学修業や創作活動の延長ではまったく不可能な新しい文学ジャンルなのである>

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ウルトラ・ダラー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年09月03日

    本書に対する評価であった「日々のニュースがこの物語を追いかけている」は、20年近く経ったいまでも的を射ていました。

    0

    Posted by ブクログ 2022年10月21日

    作者がワシントン支局にいたからこそかけた内容なのかもしれないと思いながら読むと、より興味深く読めました。思った以上に面白かったです。小説の中だけのお話ではなく、世界の国々では、国際情勢の最前では、似たようなことが起こっているのだなぁと思わずにはいられませんでした。

    0

    Posted by ブクログ 2021年12月20日

    偽札疑惑に始まる、日本通の英国人エージェントが主人公のインテリジェンス小説
    だが、話は偽札に留まらず、読み進めるにつれて様々な事件との関連へと拡がっていく。
    その、様々な事件は実際にあった事件を基に構成されているため、ストーリーにリアリティがあるうえに、インテリジェンスに係るやりとりは著者のインテリ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年02月05日

    圧倒的なインテリジェンス。
    マジかぁ、と何度もうなる。 
    ラストは話の展開がちょっと早すぎる感あり。
    あぁ面白かった。

    0

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