今井むつみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
<目次>
第1章 認知のしくみから学習法を見直そう
第2章 「知っている」と「使える」は別
第3章 氷山の水面下の知識
第4章 日本語と英語のスキーマのズレ
第5章 コーパスによる英語スキーマ探索法
第6章 コーパスによる英語スキーマ探索法上級編
第7章 多聴では伸びないリスニングの力
第8章 語彙を育てる熟読・熟見法
第9章 スピーキングとライティングの力をつける
第10章 大人になってからでも遅すぎない
付録 探究実践篇
<内容>
英語の「独習法」だが、これだけで独習法がみにつくわけではない。ただ、オンラインの辞書やSkELL、COCAなどの英単語の例文をあげるツールなどを駆使しつつ、結論は、まず語彙を身につけ、あとはそのジャンルの例文を多く読み、定冠詞や前置詞などを感覚的にマスターしていくしかない、ということ。 -
Posted by ブクログ
認知心理学におけるエビデンスとセットになっているというよりも,個人的経験が綴られている印象。この本でないと明記されていないというのは「スキーマ」という捉え方くらいで,他の本はそのスキーマで示されていることを,スキーマと呼ばずに説明しているのではないだろうか。外出を控えた中で家で英語学習でもというコロナ禍に出版されたことがそれなりに売れた背景があるのかもしれない。
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「わかりやすく教えれば,教えた内容が学び手の脳に移植されて定着する」という考えは幻想であることは認知心理学の常識なのである。(p.3)
たとえば料理教室に通って料理を学ぶ人はたくさんいるが,プロの料理人になりたい人は,そもそも,町の普通の料理教室には行かず,自分の目指す料理人のもとで厳しい修業を重ね,腕を磨く必要があるだろう。家で普通にごはんが作れるようになりたいというのと,料理のプロになりたいのでは,学び(修業)に対する覚悟も,方法も,時間やお金のかけかたも,まったく違うのである。(p.9)
英語は動作の様態の情報を主動詞で表し,移動の方向は動詞以外(前置詞)で表現する。(p.65)
もう一つ大事なことは,聞き取りが苦手だと思ったらマルチモーダルな状況ーーつまり,音声以外に視覚情報もあり,内容についてのヒントを与えてくれる映像メディアを練習に使うことである。(p.140)
なんといっても語彙力をつけることがリスニング力向上には欠かせないし,マルチモーダルな情報を使って英語の聞き取りに慣れてきてから音だけの媒体の聞き取り練習をしたほうが,学習の認知メカニズムの観点からはずっと理にかなっている。(p.141)