永井明のレビュー一覧

  • 医龍 18
    ・(権力は美しい。人間同士、どんな関係であっても、その間に権力は存在する。
    親友や恋人同士であっても例外ではない。人間というものを美しいと思うなら、権力もまた美しい。
    僕は権力が欲しいのであって、ポストが欲しいわけじゃない)
    ・「野口教授、御乱心~~!!」「ちょっと待てよ、一体どういうことだよ...続きを読む
  • 医龍 17
    ・「今焼きつけなければ、この先一生想像することになる。見えない顔を想像し続ける方が、ずっと恐ろしい」
    ・(これから先、僕が全力で人を救うことをしなかったら、なんだか君を裏切ることになるような気がする。
    僕は引き受けたよ…僕が医者であることを)
    ・「いつか、僕も組織のことを考えるようになり、年を...続きを読む
  • 医龍 9
    ・「病院なんて信じなくていい。ただ、本物の医者は信じてほしい」
    ・「そういう知識の積み重ねが、一人前の医者を作っていくんだ」
    ・拡張型心筋症で、心臓が大きくなってる場合、除細動器の電極パッチの位置は、外側と背中で心臓を前後に挟む
    ・「私は今まで、たくさん研修医を見てきたけど、たいていの研修医は...続きを読む
  • 医龍 5
    ・「…頼む…君しかいないんだ…!!」「…は…はいっ」
    ・「さっきは殴ったりして…ごめんな」
    ・「…頼む、加藤。俺にとって、チームとは、共に命を追う大事な仲間だ。
    一人でも命を諦めない者がいれば、俺は何があっても共に前に進む。
    ここに戦っている仲間がいる限り。俺たちにできる戦いは、妥協を許さな...続きを読む
  • 医龍 10
    ・「二つの大動脈が、この冠状動脈を圧迫して、血流を止めてしまうなら、新しい道を俺が作る」
    ・「あいつらがいなければ、俺はここへは来れなかった」
    ・(今は、医局の誰よりも、あなたが頼もしい!)
    ・「・・・一緒に家に帰ろう」
    ・「礼はいらねえよ。母さんを引き戻したのは俺の手じゃねえ。あんたの手だ...続きを読む
  • 医龍 11
    ・「…いい気合いだったぜ。伊集院。逆位置って知らなきゃ、執刀医は誰が見てもお前だぜ」
    ・(なんでだろうな・・・敵に回ると決めたら、かえって素直に言える…)
    ・「母を救ってくれてありがとう」

  • 医龍 25

    堂々完結!爽やかな読後感

    間違いない名作。医療に院内政治に、そして何よりも人間の弱さと優しさを見事に描き切った。
    ラストの教授選から野口の手術、その後の怒涛の息もつかせぬ展開が凄過ぎた。
    敵も含めて全ての登場人物にとっての一定のハッピーエンドにとても読後感が良かった。
    朝田先生と加藤先生のほのかな関係性も切なくて、鬼頭...続きを読む
  • 医龍 14

    軍司のコンプレックス描写が見事

    医龍は、キャラクターの行動とその基になる動機、心理描写が非常に巧みで面白い!
    今回は、霧島軍司の朝田への思いが、かなり読ませる。
    それを経て、伊集院を育てようと決めて、手術を終える圧巻。
    なぜこのキャラクターはこの行動をするのか?の説明が圧倒的にうまい。伏線回収も見事。
    失った家族の代わりの...続きを読む
  • 医龍 24

    予備選決着

    朝田の手術が終了し、予備選が決着します。
    ついに長きにわたる選挙戦が終わると思うと感慨深いですね。
    中田と伊集院の前を向いた姿勢は見習いたいなと思いました。
  • 医龍 25

    堂々簡潔!

    なんだかんだで皆がそれぞれの道を見つけて終わる感じがするので読後感が良い作品ですね。

    最後の最後に加藤の女性的部分を使ってくるのは良い不意打ちでしたね!
  • 医龍 2

    朝田の医療に対する姿勢

    どこまでも患者に寄り添い続ける朝田の姿勢が本当に素晴らしいですね。
    闘病の話は自分の人生の終着点かもしれないので少し真剣に考えるべきだと思いました。
  • 医龍 20

    荒瀬の弱さ

    世界最高の麻酔科医バウマンの登場により挫折を味わう荒瀬に対して、国立、霧島、伊集院がそれぞれの立場か、今後の提案をします。

    強さを求める国立の信念、弱さをズバリ見抜く霧島の不気味さ、荒瀬が嫌いそうな綺麗事でぶつかる伊集院と三者三様のアプローチが面白いです。
  • 医龍 16

    伊集院の奔走

    この作品で一番印象に残っている話です。
    医術と医局政治が日本の柱ですが、そのどちらとも関係の薄い、伊集院が血液を運ぶ話です。

    医者の仕事とはかけ離れた行動ですが、それに触発されて各キャラが動かされる様子が良いです。
  • 医龍 19

    しぶとい野口

    野口、本当にしぶといですね。
    ポストではなく権力が欲しいという言葉通り、権力を求めて別次元の手を打ってきました。
    そして朝田の動きが読めず、展開の意外性を保ち続けてくれてます。
  • 医龍 18

    野口に動き!

    霧島に早期退任を求められてから動きの少なかった野口が急遽行動を起こします。
    悪には悪なりの信念があるとよく言う通り、この野口の至った境地もなかなか面白いです。
  • 医龍 23

    伊集院の執刀

    伊集院が朝田の執刀に挑みます。
    技術ではなく、朝田から学び続けた伊集院の姿勢や考え方で手術方針を決めていく過程で魅せてくれます。
  • 医龍 12

    霧島含め各キャラの掘り下げ

    医局の改革案とミキとの会話から霧島の内面が掘り下げられ、それに続いて朝田に対する考えを中心にバチスタチームも少し掘り下げられます。

    霧島のような、弱さや格好悪さを逆手に魅力とするキャラには色々と考えさせられますね。
    特に霧島の考える医局の在り方と国立のいたアメリカの医療の在り方は従来の日本の働き方...続きを読む
  • 医龍 11

    バチスタ変法と国立の登場

    今回は能力の高さや覚悟の強さではなく、王道の新術式での朝田の見せ場です。
    医療漫画で最も中心となる感動も束の間、肩書きだけなら作中トップとも言える国立が登場し、本格的に選挙戦が始まります。
  • 医龍 13

    バチスタ以外の伊集院

    バチスタチームのメンバーとは組んでいない状態の伊集院にスポットがあたる巻です。
    朝田、加藤に続く第三の主人公的な立ち位置として凡人なりに考えて生きる姿は、二人とはまた違った魅力があります。
  • 医龍 9

    伊集院、良い!

    選挙改革案の審議と第三回バチスタ手術が始まったところでこの巻は終わります。

    そのため、この巻の最大の見せ場は伊集院のプチ活躍と言って差し支えないと思います。