【感想・ネタバレ】医龍 12のレビュー

あらすじ

日本の医療を変えるのは、あなたには荷が重い──と、加藤の前に立ち塞がった、強大すぎる対立候補者・国立笙一郎。すでにUCLAの教授職も辞してきたという彼の教授選への意気込みに、加藤は危機感を募らせる。そんな折、不在の朝田宛てに急を要するフランス語のメールが届いて…

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4度にわたりドラマ化された人気医療マンガ『医龍』!
教授に気に入られた者が出世する腐った封建社会と化した大学病院を変えるべく、教授選に出馬する加藤晶(かとうあきら)。しかし、女性の加藤では教授選での票の獲得は見込めない。
そこで教授選を勝ち抜くために天才外科医の朝田龍太郎(あさだりゅうたろう)を迎え入れ、大学病院の頂点を目指すが…。
この作品はとにかく登場人物たちにもの凄い魅力があります。
患者の事を第一に考え、圧倒的な技術で難しい手術を成功させていく朝田。医局内で自分が生き残ることしか考えていなかったが、朝田と出会い成長していく研修医の伊集院。大学病院の改革を目指し、女性初の教授を目指す加藤。
彼らバチスタメンバーが患者の命を救う為に奮闘する医療マンガとしての側面は勿論のこと、教授選を勝ち抜くために行われる心理戦や派閥争いといった人間ドラマも必見です!

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感情タグBEST3

ネタバレ 購入済み

政争

医龍と言えば、主人公が颯爽と難しい手術をどんどんこなしていくイメージだったが、医局内の政争の方がメインテーマだったのだな。

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2024年10月13日

購入済み

勢いよく濃いストーリーが展開され続けていて、ビッグウェイブ連発という巻でした。
霧島の「凡人発言」は意外でしたが、それを裏で盗み聞いている木原共々、何かしみじみ感じました。
98話「行かないで」もとてもよかった。

#アツい #感動する #ドキドキハラハラ

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2023年09月13日

mac

ネタバレ 購入済み

・「俺は凡人だ。お前と朝田が気付かせてくれた。礼を言う。
幼いころから俺は優秀だった。競争というものに敗れたこともなかった。期待され、それに応える事が当然だった。
今にして思えば、医者にはありがちなタイプだったな。
しかし、いくら俺が優秀でも、朝田という壁は越えられなかった。
努力で越えられないものを才能と呼ぶのだと初めて知った。
朝田を医局から追い出す事で、あいつに勝とうとしたが、その時こそが、俺が朝田に負けた瞬間だった。
お前が去った後、ようやくそう気付いたよ」
・「医局に、髪の長い男がいるだろう。肩まで垂らした」「木原助手(せんせい)?」
「俺が初めて明真に挨拶に来た時、医局員たちと一席設けられた。そこにその木原がいた。
上司にへつらい、目下の者には大きな態度。他人の話を聞くより、自分の話をするのが大好きな…ありがちな男だ。
ありがちな男ゆえに、その日、木原が何をしていたかなんて、誰も覚えちゃいない。存在感の薄い透明人間みたいなものか」
・「木原の下の名前を知っているか?」「…いえ」
「だろうと思ったよ。俺もそんな木原と同じ、ただのありがちな凡人だ。
加藤は若い世代を育てることで改革を進めるつもりらしいが、
木原のような、いまさら変わることのできない男たちはどうなる?
お雨たちには見えないかもしれないが、大多数が木原のような平凡な人間だ。
患者軽視と言われようが、誰かが彼らの存在を守らねばならない。
・・・俺は今は凡人である事を誇りに思う。平凡な人間たちと共に、根を生やして生きていけるのだからな。
毅彦(たけひこ)、木原毅彦だ。相手を人と思うなら、名前ぐらい覚えておけ。
俺は負けて初めて人を愛することを知った。朝田は患者しか愛せない。
あいつはきっと、お前のことも愛しちゃいないよ」
・「平凡な人間と共に生きていく…ね。霧島軍司がそんなことを。
言葉は奇麗だけど、所詮は手を汚した人間の居直りじゃないかしら。
自己保身のためならなんでもする。そういう生き方で十分だと、開き直っているだけでしょう」
「そんな人間だからこそ、手強いんじゃないでしょうか」

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2022年09月30日

購入済み

霧島含め各キャラの掘り下げ

医局の改革案とミキとの会話から霧島の内面が掘り下げられ、それに続いて朝田に対する考えを中心にバチスタチームも少し掘り下げられます。

霧島のような、弱さや格好悪さを逆手に魅力とするキャラには色々と考えさせられますね。
特に霧島の考える医局の在り方と国立のいたアメリカの医療の在り方は従来の日本の働き方とこれからの日本が目指すかもしれない海外の働き方の構図と似通っているので、多くの社会人にとって他人事ではないのではないでしょうか。

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2021年09月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前半国立、中盤霧島、後半朝田と
キーキャラクターにうまい具合に
スポットが当たってます。
この構成はさすがだな~と思うんですが。


木原のエピソードが一番面白かったなあ。
だんだんコイツの事好きになってきた。

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2012年02月20日

Posted by ブクログ

ネット社会である現代では、オンラインで手術を見ることも、指示することも、そしてもっと未来では手術をすることも可能になってくるのかもしれません。
そうなれば、不足しているといわれている麻酔医を病院外から担当したり、機会の力をもっと有効に使うことができるかもしれません。

第12巻でもオンラインで海外の医師が助言を求め、日本から手術の指示をするシーンがあります。きっと法律でさまざまな規制がかかってくると思いますが、命を一つでも多く救うためにもっと進んでもらえたらと思います。

また、この巻では「霧島の演説」が注目です!

彼は何を武器に選挙戦を挑むのでしょうか?
彼も昔の彼ではありません。
この巻を読んだ後、霧島も十分教授になれる器だということを思い知るでしょう。強敵の出現ですね。

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2011年08月14日

Posted by ブクログ

ほんと濃いキャラばっか出てくる漫画だ。どいつもこいつも相手の裏をかこうと虎視眈々と狙ってるから一息つく暇もない。油断ならない。

あと気になるのは国立先生の息子さんの無気力さ。まああんな親父さんじゃうんざりしてしまう気持ちもわからないではない、けど一体なにが理由なんだろう。

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2012年06月15日

Posted by ブクログ

木原の下の名前を知っているか?


……… いえ。




だろうと思ったよ。
俺も、 そんな木原と同じただのありがちな凡人だ。


加藤は若い世代を育てる事で、改革を進めるつもりらしいが。
木原のような、
なんの取り柄もない、 今さら変わることもできない男たちはどうなる!

お前たちには見えないかもしれないが、 大多数が木原のような平凡な人間だ。
患者軽視と言われようが、 誰かが彼らの存在を守らねばならない。

――俺は、 今は凡人である事を誇りに思う。
平凡な人間たちとと共に、 根を生やして生きていけるのだからな。



毅彦、
木原毅彦だ。
相手を人だと思うなら、 名前くらい覚えておけ。

俺は、 負けて初めて他人を愛する事を知った。
朝田は、 患者しか愛せない。

あいつは、
お前の事も愛しちゃいないよ。

(第95幕 権力の渦)

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

このマンガは絵が大きい。
普通4段くらいで組まれてるものが、このマンガは3段もしくは2段がほとんどなのでそれでどうも粗い感じがするんですね。
ディテイルの話を書き込んでいくというよりインパクトで押すという感じですかね。

教授選という少し入り組んだ話になってもそのあたりでやや物足りない。

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2010年05月04日

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