永井明のレビュー一覧

  • 医龍 10

    mac

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    ・「二つの大動脈が、この冠状動脈を圧迫して、血流を止めてしまうなら、新しい道を俺が作る」
    ・「あいつらがいなければ、俺はここへは来れなかった」
    ・(今は、医局の誰よりも、あなたが頼もしい!)
    ・「・・・一緒に家に帰ろう」
    ・「礼はいらねえよ。母さんを引き戻したのは俺の手じゃねえ。あんたの手だろ」

    0
    2022年09月30日
  • 医龍 9

    mac

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    ・「病院なんて信じなくていい。ただ、本物の医者は信じてほしい」
    ・「そういう知識の積み重ねが、一人前の医者を作っていくんだ」
    ・拡張型心筋症で、心臓が大きくなってる場合、除細動器の電極パッチの位置は、外側と背中で心臓を前後に挟む
    ・「私は今まで、たくさん研修医を見てきたけど、たいていの研修医は、実習になると我先に切りたがるわ。
    だけど、あなたのように臆病で、いつもビクビクしながら切ってる子がいる。
    えてして、そんな子が、いい医者になるものよ。今のあなたのままで、どんどん場数を踏みなさい」

    0
    2022年09月30日
  • 医龍 8

    mac

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    ・「患者は誰でも完全な健康体に憧れるものだ。症状が完治する魔法の手術がある…
    とお偉い大学病院の医者に唆されれば患者はつい乗ってしまう。
    研修明けに何年か市中病院に勤めていた頃、私も霧島のような大学病院の医者に何人も患者を奪われた。
    薬で症状を抑え、病気と一生付き合う気持ちで生きていけば、危険な手術など必要ない人たちだった。
    大学の外科医は、患者の症状ではなく、自分の手術にしか興味の無い者たちだった。
    手術が終わりさえすれば、患者は用済みだ。患者はてっきり、
    手術後も大学病院でアフターフォローしてもらえるものと思っていたが、
    現実は、元の市中病院への紹介状を手渡されるだけ。

    0
    2022年09月30日
  • 医龍 7

    mac

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    ・「もし、僕に技術(うで)があったなら、決してあなたのような人に頭は下げません。
    気持ちだけで患者が救えるなら、何も頼むもんですか!!」
    ・「手は貸すが、俺の仕事に口を出すな。代わりにメスだけに集中させてやる。
    俺が全身管理をやる以上、万に一つも間違いはねえ。それでも手術に失敗したら、おめえの腕がヘボってこった」
    「クククク。久し振りに本気でやらせてもらえるわけだ」
    ・「悪党を許せないなら、許さなくていい。あいつは責められるために今も悪党やってんだからよ。
    自分の犯した罪が、一生かけても許されない事は、荒瀬もよく知っている。
    だから、あの意地っ張りは他の道を選べなかった。これから

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    2022年09月30日
  • 医龍 6

    mac

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    ・「手術は競争じゃねえ。勘違いするな」
    ・「お前らに言っとくぜ。金で技術を売るってのが、俺と医療の線引きだ。
    払えないってんなら、線を踏み越えて俺に近づくな」
    ・「君は、患者や家族との間に、まだうまく一線を引けていないようだな」
    「…わかりますか!」
    「一人の患者に時間を取られては、他の患者がおろそかになる。
    それに、患者や家族に近づきすぎて、同情や共感を抱え込みすぎると、感情におぼれて、かえって判断が鈍くなる。
    医者は医者だからこそできる事がある。患者に同化してはいけない」
    「…そうなんですよね」
    「だけど、それを、わずらわしい患者から逃げる口実にしてはいけない。
    線を引

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    2022年09月30日
  • 医龍 5

    mac

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    ・「…頼む…君しかいないんだ…!!」「…は…はいっ」
    ・「さっきは殴ったりして…ごめんな」
    ・「…頼む、加藤。俺にとって、チームとは、共に命を追う大事な仲間だ。
    一人でも命を諦めない者がいれば、俺は何があっても共に前に進む。
    ここに戦っている仲間がいる限り。俺たちにできる戦いは、妥協を許さないという事だ」
    ・(朝田の毒気に当てられて、こんなとこまで来ちまった。
    僕自身、気づかないうちに朝田に感化されていたのか?人を殴ったのも初めてだ」

    0
    2022年09月30日
  • 医龍 4

    mac

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    ・「誰かが助けてくれるのがチームじゃねえ。死に物狂いで全員の役に立とうとするのがチームだ」
    ・(責任なんてとったことのない奴に限って、そんなものに憧れる!)
    ・「お前が引き受けて、お前が切った患者だろォ。責任はお前が取るんだよ。
    お前のミスで患者が死んだら、お前が遺族に頭下げて、お前が提訴されたりするんだよ。
    それが手術する人間の最低限の覚悟だろ。
    俺のチームに入った以上、これからも責任は背負わせるさ」
    ・「待ちに待った患者だと?勘違いするなよ。患者が医者を待ってるんだぜ」
    ・「あんたの改革は、あんたの妥協をごまかすための道具じゃねえ。人間は無限に自分をごまかせる。
    改革のため

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    2022年09月30日
  • 医龍 3

    mac

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    ・「キミの心臓だよ。すげえだろ。手にすっぽり収まるくらい小さいのにパワフルでさ。
    船の機関部のように熱く動くんだ。あんたは死のうとしているのに、こいつは必死に生きようとしていた。
    外科医やってっと、時々とてつもなく、こいつが愛おしく見えてくるんだ」
    ・「私はね、生きよう生きようとしている心臓を見ると、いつも赤ちゃんのように思えるの」
    「…赤ちゃん?」「そ。誰の胸の中にもいる、小さくて元気な、無力な赤ちゃん」
    ・「あなたがなぜ死にたいのか、理由は分らないし、知ってもきっと何もしてあげられない。
    だけど、その子は一人では生きられないの。誰よりもあなたを必要とし、誰よりもあなたを愛してい

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    2022年09月30日
  • 医龍 2

    mac

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    ・クルマのバッテリーを除細動器代わりに
    ・「バチスタは難しい手術だ。外科医だけに任せるわけにはいかん。
    それに、術後の治療計画を立てるプロが、チームには必要なんじゃないのか?
    短い付き合いになるが、お前のような奴とは、それくらいがちょうどいい」
    ・洞不全症候群:右心房にあり、心臓の調律を司る洞結節の機能が障害されている状態。
    ・完全房室ブロック:房室結節からヒス束に至る高度な伝導障害。
    ・「まだ…迷っているのか?そんな時は、患者の心の声を聞くんだ」
    ・「患者はモルモットじゃねえ。このままあんたの好きにはさせねえぜ!!」
    ・「末期ガンの痛みは想像を絶する。最後は人格すら吹き飛んで

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    2022年09月30日
  • 医龍 1

    mac

    ネタバレ 購入済み

    ・気胸:針(割ったボールペン)で脱気→人工呼吸で肺に空気を送り込みふくらませる応急処置
    ・「関係ないね。俺は論文症例ではなく、患者を切りに来たんだ」
    ・心タンポナーデ:損傷を受けた心筋からでた血液が、心外膜と心筋の間に溜まった状態。
    通常、出血部を切開し、血液を排出する処置を行う。
    心筋の鈍的損傷だけでは急激な心停止は不自然。他の原因。心臓の穿孔。鋭的損傷。穿孔部位からの出血。
    指で外傷を押さえた心臓マッサージ。
    ・「死なせていい患者なんていねえんだよ」
    ・「教科書通りの症例など一つとしてない。
    だから外科医は、実際に数を切ることでしか成長しない」
    (現在では、遺体による手術

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    2022年09月30日
  • 医龍 25

    購入済み

    堂々完結!爽やかな読後感

    間違いない名作。医療に院内政治に、そして何よりも人間の弱さと優しさを見事に描き切った。
    ラストの教授選から野口の手術、その後の怒涛の息もつかせぬ展開が凄過ぎた。
    敵も含めて全ての登場人物にとっての一定のハッピーエンドにとても読後感が良かった。
    朝田先生と加藤先生のほのかな関係性も切なくて、鬼頭先生と朝田の友情にも胸熱。
    最後の最後は余韻ある終わり方で、最初読んだ時はもっとハッキリしてほしいと思ったけど、今読むと、これで良かったんだなぁと。詩的な終わり方でした。

    #深い #感動する #エモい

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    2022年09月29日
  • 医龍 14

    ネタバレ 購入済み

    軍司のコンプレックス描写が見事

    医龍は、キャラクターの行動とその基になる動機、心理描写が非常に巧みで面白い!
    今回は、霧島軍司の朝田への思いが、かなり読ませる。
    それを経て、伊集院を育てようと決めて、手術を終える圧巻。
    なぜこのキャラクターはこの行動をするのか?の説明が圧倒的にうまい。伏線回収も見事。
    失った家族の代わりの絆という海のシーンや、朝田のレッサーパンダのキーホルダーが雪に埋まるのを見守るシーンの巧みさ。
    ついには言葉ではっきりと、朝田が好きだった、、、と認めるシーンが万感。

    #感動する #アツい #ドキドキハラハラ

    0
    2022年09月29日
  • 医龍 2

    購入済み

    朝田の医療に対する姿勢

    どこまでも患者に寄り添い続ける朝田の姿勢が本当に素晴らしいですね。
    闘病の話は自分の人生の終着点かもしれないので少し真剣に考えるべきだと思いました。

    0
    2021年09月06日
  • 医龍 25

    ネタバレ 購入済み

    堂々簡潔!

    なんだかんだで皆がそれぞれの道を見つけて終わる感じがするので読後感が良い作品ですね。

    最後の最後に加藤の女性的部分を使ってくるのは良い不意打ちでしたね!

    0
    2021年09月06日
  • 医龍 24

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    予備選決着

    朝田の手術が終了し、予備選が決着します。
    ついに長きにわたる選挙戦が終わると思うと感慨深いですね。
    中田と伊集院の前を向いた姿勢は見習いたいなと思いました。

    0
    2021年09月06日
  • 医龍 23

    購入済み

    伊集院の執刀

    伊集院が朝田の執刀に挑みます。
    技術ではなく、朝田から学び続けた伊集院の姿勢や考え方で手術方針を決めていく過程で魅せてくれます。

    0
    2021年09月05日
  • 医龍 20

    ネタバレ 購入済み

    荒瀬の弱さ

    世界最高の麻酔科医バウマンの登場により挫折を味わう荒瀬に対して、国立、霧島、伊集院がそれぞれの立場か、今後の提案をします。

    強さを求める国立の信念、弱さをズバリ見抜く霧島の不気味さ、荒瀬が嫌いそうな綺麗事でぶつかる伊集院と三者三様のアプローチが面白いです。

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    2021年09月05日
  • 医龍 19

    購入済み

    しぶとい野口

    野口、本当にしぶといですね。
    ポストではなく権力が欲しいという言葉通り、権力を求めて別次元の手を打ってきました。
    そして朝田の動きが読めず、展開の意外性を保ち続けてくれてます。

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    2021年09月05日
  • 医龍 18

    購入済み

    野口に動き!

    霧島に早期退任を求められてから動きの少なかった野口が急遽行動を起こします。
    悪には悪なりの信念があるとよく言う通り、この野口の至った境地もなかなか面白いです。

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    2021年09月05日
  • 医龍 16

    購入済み

    伊集院の奔走

    この作品で一番印象に残っている話です。
    医術と医局政治が日本の柱ですが、そのどちらとも関係の薄い、伊集院が血液を運ぶ話です。

    医者の仕事とはかけ離れた行動ですが、それに触発されて各キャラが動かされる様子が良いです。

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    2021年09月05日