永井明のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ終わってしまうのがすごく残念ですが、とにかく最後まですごいマンガで、涙、涙でした。ずっと嫌いなままだと思った木原さんとかタラブチさんまで、最後には幸あれと思えてしまう、目をそらしたくなるような弱い面、卑怯でいやらしい面を真正面でとらえて、深いところまでえぐるので、登場人物のだれ一人として、伊集院君のセリフをかりれば「嫌いでいられるわけがない」でした。もう少し朝田と加藤先生の関係の進展をみたかった少女漫画好きの私ですが、加藤先生の「私は一人でやっていこうと思います」というセリフが、何かを得るには何かを失わなくてはならないということを知っている大人の女性の覚悟があらわれていて、一巻で加藤先生が朝
-
Posted by ブクログ
ネタバレ鬼頭と朝田のやりとりに残念なのにこんなにも清々しい別れの形があるのかと思った。
そして、ついに始まった教授選本選。
棄権1名の全会一致の結果には驚いた。
霧島の扱いが酷かったが、あれは霧島が教授になれないことを物語っているようでもあった。
明真を去る朝田。
でも、今までとは違う。
一人じゃない。
明真には、”ここ”には本物の仲間がいる。
ずっと、ここにいるから。
加藤のその言葉があったから、朝田は出ていけるんじゃないか。
またね。と言った加藤にきっといつか会いに来るだろうと。
そう思った。
ヘイユー
セイユー
エイユー
素晴らしい作品だった。 -
Posted by ブクログ
25巻に関するものではなくて、全体に対しての感想です。
とても面白い作品でした。天才医師がその腕を持って全てを救う、なんて話なのかと思い読み始めたのですがちょっと違って、タイトルにもなっている医龍という渾名の医師=朝田は主人公というよりは狂言回しで、本当の主人公は僕は伊集院という研修医だと思いました。
元々は、悪い意味で普通の医師であった伊集院が、朝田と出会い、周りを巻き込んで徐々に変わっていく様はとても心に響きました。
現実味の無い箇所は随所にあるんでしょうけど、医療の現場の現実を通して描く人間ドラマとして、とてもいいものを読ませてもらったな、という感じです。
ラストが少しさっくりと