婚姻の掟の契約により始まった関係がお互いに好き合ったことで恋人関係になった
それで劇的に変わってしまうのかと思いきや、恋人になっても友達以上恋人未満みたいな距離感で触れ合い続ける久我と五色
掟の契約は二人を近くに結びつける強い動機となっているのだけど、二人が住む家は二人だけが住んでいるわけではなくて
...続きを読む、アパートの住人や久我の幼い姉弟も存在している
だから久我と五色に強い繋がりや想いがあったとしてもそれだけで完結しない。二人がいる空間には温かな雰囲気が満ちることになるのだろうね
それにしたって二人の進展ペースはゆっくり過ぎる気がしなくもないけれど(笑)
動物園に焼肉屋にピクニック、そしてクリスマス。付き合い始めたばかりの恋人にとってはどれも重要なイベントになりそうなのに、本人達は恋人として距離を詰めるよりもささやかな触れ合いを重要視しているように思えてしまう
だからそれらのイベントに久我の家族は同席しているし、その状況を五色は不満に思うこともない
一方で、二人がそういった想いで触れ合っているから二人の間には温かな雰囲気が流れるのだろうな
それでも恋人らしいシーンもちゃんと有ったんだけどね
久我に伝えたいことが有りすぎて80ページに及ぶ漫画を書いてしまった久我は幾ら何でも遣り過ぎである(笑)
ただ、そうやってゆっくりと距離を縮めていこうとも五色の生まれた環境は全てを許してくれるわけではなくて…
五色と久我が離れ離れになる可能性があるなら、五色に契約によって久我を縛り付けているという後ろめたさが有るなら。久我は五色を傍に引き止めるためにもっとしっかりした繋がりが必要になる
だからってプロポーズするとは思わなかったけど。
この二人って距離を縮める際はゆっくりなのに、恋人としての段階を進める際は急激なのだから本当に驚かされるね