あらすじ
累計300万部突破(電子含む)の大ヒットホームドラマ
『甘々と稲妻』の雨隠ギド、待望の新連載!
お姫さまが、婚約者になりました。
少女漫画家として、幼い妹弟をひとりで養う久我くん(23)。
助っ人アシスタントの五色さん(19)は、締め切りのピンチから救ってくれた
“神”だと思ったら、とある島の正当な“お姫さま”でした!
助けるつもりで彼女に触れた瞬間「婚姻の契約」(!!?)が強制発動――!!
一見クールな五色さんは、漫画が大好きで、初めて着るジャージにはしゃいで、
ときには久我くんとのお付き合い妄想にニヤつくタイプのお姫さま。
そんな素の彼女を知って、ハプニングではなくしっかり付き合いたいと告げた久我くん。
動物園デートで手を繋いだり、パジャマでハグを交わしたり…
お互いの気持ちを確認しながら段階を踏んで、季節は冬へ。
ついに二人きりでクリスマスデートに出かけます!
「大切な人には言葉を尽くしたい」と願う二人の、温かくて誠実なラブストーリー第2巻!
『甘々と稲妻』の雨隠ギドが描く、純愛ラブコメディ!
「思っていたのと違う…」というのが、第1話を読んだときの感想でした。あらすじを見ずに買ったので、まさかこんな不思議な設定だと思っていなかったのです。しかし、読み進めるにつれてこの作品にどんどんハマっていきました!
メインキャラクターである一郎と五色さんの関係は、初対面から始まります。言葉を交わしたり、一緒にお出かけをしたりして、少しずつ心を寄り添わせていくのですが、その様子がなんとも微笑ましいです。中でも、恋愛経験のない五色さんが「好き」という気持ちを実感するシーンは必見です!
そして、この作品を語る上で外せないのが、一郎の妹・まち、弟・ふみおの二人の存在です。
子どもというと、ついつい「いつでも元気で無邪気」という典型的なイメージを持ってしまう人は少なくないはず。漫画のようなフィクション作品の中ではなおさらです。しかし、子どもも子どもなりに気を遣ったり、言葉では言い表せない複雑な感情を抱いたりすることがあると思います。この作品では、「子どもらしさ」にとらわれない、生き生きとした子どもの姿を鮮やかに描いています。
ラブコメ好きはもちろんのこと、普段ラブコメをあまり読まない方や、ちょっぴり変わった作品を読んでみたい方におすすめです!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
らぶらぶで初々しくて優しくてあたたかくて…もうずっとモジモジにやにやしてしまいます(笑)。苦労性の少女マンガ家と、異界へとやってきた王族の姫。いろいろ障壁はあるけれど、ちゃんと向き合って愛を育んでいくふたりと、それを温かく包む周囲の人々。いいなぁ☺️。まだ出ていない「悪意」や姫の境遇など、今後きっと来るであろう暗雲にも、優しい強さで打ち勝ってほしいです。…てか、来るな暗雲(笑)。
Posted by ブクログ
>大切な方には言葉を尽くしたいと思いました
彼女が出来ても自分たち(弟妹)を大事にするよ、と言ってもらえた ふみお がほっとする一コマが素敵だと思いました。
全編あまあまな一冊で自己肯定感高まっちゃう。
ギドせんせー好きだ。
Posted by ブクログ
婚姻の掟の契約により始まった関係がお互いに好き合ったことで恋人関係になった
それで劇的に変わってしまうのかと思いきや、恋人になっても友達以上恋人未満みたいな距離感で触れ合い続ける久我と五色
掟の契約は二人を近くに結びつける強い動機となっているのだけど、二人が住む家は二人だけが住んでいるわけではなくて、アパートの住人や久我の幼い姉弟も存在している
だから久我と五色に強い繋がりや想いがあったとしてもそれだけで完結しない。二人がいる空間には温かな雰囲気が満ちることになるのだろうね
それにしたって二人の進展ペースはゆっくり過ぎる気がしなくもないけれど(笑)
動物園に焼肉屋にピクニック、そしてクリスマス。付き合い始めたばかりの恋人にとってはどれも重要なイベントになりそうなのに、本人達は恋人として距離を詰めるよりもささやかな触れ合いを重要視しているように思えてしまう
だからそれらのイベントに久我の家族は同席しているし、その状況を五色は不満に思うこともない
一方で、二人がそういった想いで触れ合っているから二人の間には温かな雰囲気が流れるのだろうな
それでも恋人らしいシーンもちゃんと有ったんだけどね
久我に伝えたいことが有りすぎて80ページに及ぶ漫画を書いてしまった久我は幾ら何でも遣り過ぎである(笑)
ただ、そうやってゆっくりと距離を縮めていこうとも五色の生まれた環境は全てを許してくれるわけではなくて…
五色と久我が離れ離れになる可能性があるなら、五色に契約によって久我を縛り付けているという後ろめたさが有るなら。久我は五色を傍に引き止めるためにもっとしっかりした繋がりが必要になる
だからってプロポーズするとは思わなかったけど。
この二人って距離を縮める際はゆっくりなのに、恋人としての段階を進める際は急激なのだから本当に驚かされるね