L・M・モンゴメリのレビュー一覧
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ネタバレ『本屋さんのダイアナ』の序盤で「赤毛のアンが面白いのはアンの青春まで、アンの愛情は恋愛ばっかりで面白くない」と主人公の少女たちが話していたが、そう話すのも分かる気がする。
2作目までの雰囲気とかなり異なる、大人のための作品である。
アヴォンリーの人々はこれまでよりあまり出てこず、
親友のダイアナも結婚して忙しくなり、
アンも次々と求婚される。
今までおとぎ話のように素敵だったのに、この作品は現実を見せつけられる。
(とはいってもアンのコミニケーション能力が素晴らしいので大体都合よく事が運ぶ。うらやましい限りである。)
子供の頃の甘い空想と、幻滅。
アン自身もそこに悩む。
だからギルバートへの愛に気付けず、一度は彼の求婚を断ってしまうのだ。
友達としては良い、一緒にいて楽しい、でもそれ以上のものは求められたくない。
一方で、彼が他の女の子といるとキリキリしてしまう…
彼を失うと思うと怖い。
そしてようやく愛情に気づくことができたのだ。
この作品は、空想好きなアンが、いかに現実を受け入れて大人になるか、その成長過程が描かれている。
現実は空想とは違うが、それはまた良いものである。
■お気に入り登場人物
ディビィ:2作目でマリラとアンが預かった双子の一人。いたずらっ子。ぼく知りたいな。と、ずけずけ聞いてるのが可愛過ぎる。現実にいたら手を焼くんだろうなぁ。ちなみに、皆んながもう一人の双子、ドーラのことをあまり気にかけてないのが気になってしまう。良い子だし、大体は被害者なのでケアしてあげてほしい。ドーラ回も今後あるのかな……?
フィル:レッドモンド大学の同級生。新キャラ登場。すごい美人で、マンガにいそうな天真爛漫。友達になりたいなぁ。
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Posted by ブクログ
ネタバレ『赤毛のアン』は私の愛読書です。
村岡花子さんの訳しか読んだことがありませんでしたので、訳者が違うとどうなのだろう?という興味で読んでみました。
当然ですが、大きな違いはなかったです。
注釈が多くあり、今までとは違う見方も出来て勉強になりました。
大好きな作品ですが久々に読んだので、アンよりマリラに感情移入してしまいました。アンの成長した姿に幼かったアンがもういない寂しさに泣いてしまうマリラに泣けました。
アンは本当に次から次へと問題を起こします。でも子どもは皆、大小の違いはあっても何かしら騒動をおこして成長していきますよね。マリラとマシューが遅い子育てにあたふたしながら、アンに愛情を注いでいく過程が本当に大好きです。
アンの想像力豊かなおしゃべりはとても楽しいです。
シリーズ再読したくなりました。 -
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12年待ちましたですよ、侑子さんのアン・シリーズ第4巻を。記憶もかなり薄れたけど、そう、アンのあの「想像の余地」がサマーサイドの景観や風土を多彩な風に乗せて届けてくれる。しかしウインディー・ウィローズの周りは、なんてやっかいな人であふれているのか。攻撃的、卑屈性、自信家、皮肉屋、自閉症、主張癖を備えた老若男女が、よくもまあ次々とアンを襲う。いくらアンでもさすがに今回はと案じるが、レベッカ・デューの思いに違わずアンに解決できないことはないのか。ただ、テディ・アームストロング坊やはあまりに可哀そう。アンも神ではないのだし。シリーズは続くようなので、楽しみに次を待ちたい。
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三月の青と銀色のある日の暮れ方
こんな言葉がちりばめられていて、舞台のプリンスエドワード島へのあこがれがつのる。
単純な家庭の物語なのにひきこまれ、すいこまれ、つい開いて読みたくなる。
子どもの頃も好きな本だったが、大人になって読み返して、違うものを読んだかのように響きに違いを感じた。
最近はの人は読んでもこの響きを感じないのかもしれない。
人気はなさそうで、書店でも見かけることは減ってきたが本屋大賞やベストセラーよりも面白いとおもう。
いいものを読んだと思える本のひとつだった。
物事がシンプルであっても退屈でない、重なりあう美しい日々のくらしがたくさん出てきて憧れてしまう。村岡花子の翻訳が絶品である。
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ネタバレ『赤毛のアン』シリーズ2作目
相変わらず訳が読みやすい。アンが間違って牛を売っぱらってしまったり、鼻に化粧水と間違えて赤い塗料を塗ってしまうところは笑った笑った。
マリラが引き取った双子のデイヴィのいたずらっ子ぶりには驚かされる。それに対してドーラはとてもいい子なのに、みんなにおもしろみがないと言われていてちょっと可哀想だなあ。でも手のかかる子ほどかわいいと昔から言うしなぁ……。
ハリソンさんにポールにミス・ラヴェンダー、シャーロッタ四世と、今作で新たに登場した人物もそれぞれに魅力があってよかった。特にミス・ラヴェンダーの恋の結末は少女漫画みたいで、なんてロマンティックなの……!
あと思ったのは、1作目のラストでせっかく仲直りしたのに、ギルバートの影が薄いな? 普段はアヴォンリーじゃなく、ホワイト・サンズにいるから仕方ないけれども。いや~、1作目のギルバートが不憫すぎて好きになっちゃって。次作『アンの愛情』で同じ大学に行くから、いやでも登場回数が増えるよね?
さて、3作目ではどんな人たちに出会えるかしら? 楽しみ楽しみ。 -
購入済み
若かりし時代に戻った気分
10代に読んで以来、約60年振りに読みました。
そして、多感だった10代の忘れていた自分に出会ったような気持になりました。幾つになっても夢を見ること、そして普段平凡に思えるようななかにも、素敵な事柄がたくさんあるということを考え直しました。