田辺千幸のレビュー一覧

  • 贖いのリミット
    アンジー回
    アンジーが苦手なのでところどころ読むのが退屈だった。それでもしつこくしつこくアンジーの内面の描写を見ているとだんだん同情してきてしまう。
    カリンスローターの著書をいくつも読んでいるけれど好きな女性の登場人物が1人もいない。みんな性格がひねくれていて、かといって個性的でもない。基本的な女性...続きを読む
  • ざわめく傷痕
    スケートリンク前でマークに銃をむける少女ジェニー(サラの患者)のシーンからはじまる。あー、レナを好きになれない。この巻ではサラもジェフリーもいまいちピンとこなかった。やっぱりウィルトレントを呼んできて欲しい。それにしてもカリンスローターの翻訳は誤植が多くて落ち着かない。そういえばジェニーはなんで射撃...続きを読む
  • グッド・ドーター 下
    上巻よりも良かった。ハッカビーなんだろ?と思っていたら…。その後は予測ついたけど、後半は面白かった。
  • 誠実な嘘
    CL 2021.11.6-2021.11.11

    アガサが子どもの頃から不幸すぎて辛くなる。
    そもそも教会の長老に妊娠させられた時に大人が正しい対処をしていたら違った人生になったろうに。
    せっかく結婚しても子どもが死んでしまったことで別れることになり、その後の人生が決まったんだろうな。
    子どもを望ん...続きを読む
  • グッド・ドーター 上
    裏カバーを先に読む習慣だもので・・が、実際の筋は首をかしげる~法廷劇か家族問題か・・はたまた

    冒頭の「住居の焼失~母親の惨劇」はくっきりと姿を現すのだが、そこから妹が陽になったり陰になったり。その立ち位置関係はともすると姉が入れ替わる。
    弁護士の父親は善悪が判別せぬが、街中の嫌われ者(被疑者、被告...続きを読む
  • グッド・ドーター 下
    下巻です
    読んでいて、この作者はどこまで女性に試練を与えるのだろうと思います
    上巻からあるシーンが繰り返し何度か出てきます
    家に押入った暴漢が母親を銃殺し、二人の姉妹が外に連れ出されて、姉は撃たれ妹は隙を見て逃げると言ったシーンです
    このシーンが出てくるたびに鮮明に、詳細に、残酷になってくるんです
    ...続きを読む
  • グッド・ドーター 上
    これはシリーズものではなく上下巻で完結

    この作者はどこまで女性と子供を痛めつけるんだろう?
    正義を貫こうとする弁護士の家族に起こった事件から始まる
    火炎瓶を投げ込まれて家が焼失した為、町から離れた一軒家に引っ越して間もなく、母親は銃で頭を撃ち抜かれ、長女は畑で撃たれて埋められ、次女は森に連れ込まれ...続きを読む
  • ざわめく傷痕
    グラント郡シリーズ第二作
    事件の凄惨さはいつもながら…読むのに力がいるしんどさ…

    現在続いてる別のウィル・トレントシリーズでは、三作目からヒロインとして登場するサラ・リントンが主人公です。

    あとがきでも書かれてましたが、現在の話ではサラは落ち着いた印象ですが、今作では感情で動く若々しいサラにちょ...続きを読む
  • ざわめく傷痕
     本書はグラント郡シリーズ『開かれた瞳孔』に続く第二作である。現在の人気シリーズであり今も続くウィル・トレントのシリーズに、三作目から登場しレギュラーとなっている医師サラ・リントンの過去の、それも二十年前ほども前の過去シリーズなのである。このグラント郡シリーズは、第一作『開かれた瞳孔』が先年改めて再...続きを読む
  • 貧乏お嬢さまの危ない新婚旅行
    イギリスの植民地、ケニアへのハネムーン。そこでは退廃の貴族生活が繰り広げられ。。。

    今回はジョージ―もダーシーも、いまいちミッションの達成感がないのがちょっと物足りないですが、ようやく結婚できた二人がとっても落ち着いた様子になってほのぼのしました。何せずっと二人一緒にいられるしね。

    次作は11月...続きを読む
  • サイレント 下
    <ウィル・トレント>シリーズは順不同で読んだいるため、ハンティングに続くこの作品を最後に読むことに。ジェフリーに前妻との間の息子がいることは知っていたが、それがジャレドだったなんて。そしてレナの恋人がジャレドだったなんて。女性キャラクターを深く濃く描き出すカリン・スローターの設定、恐るべし。
  • ざわめく傷痕
    スケート場で、13歳の少女が16歳の少年マークに銃を向ける事件。近くにいたジェフリー署長は少女ジェニーを射殺する。近くのトイレに遺棄された赤ん坊は、彼女が出産したのか。ジェフリーの元妻サラ・リントンが検死すると、ジェニーはひどく虐待され、出産できない体にされているのが分かった。虐待したのは誰か、ジェ...続きを読む
  • グッド・ドーター 下
    もたつく展開が気になっていたけど、下巻に入ってようやくつかめてきたのは、単なるミステリーではなく家族小説であること。悲劇に見舞われながらも、果敢に正義を貫いた父と最愛の母、2人の娘がその過去を乗り越えていく家族小説。そう考えると展開の遅さも納得できたし感動もした。でも、それにしても、名前がハリエット...続きを読む
  • 巡査さん、事件ですよ
    暇つぶしにはなる。
    ミステリよりも村での人間関係がメイン。まだ続きがあるので、読んでみたいとおもう。
  • グッド・ドーター 上
    朝日新聞の書評で見て。正義感の弁護士ラスティ・クインの妻ガンマ、娘のサマンサとチャーリーがラスティが弁護費を滞納していたザックらに襲われる。無残にガンマは殺害され、サマンサは生き埋めになりながらも一命をとりとめる。そして、そこから月日がたち、チャーリーも弁護士となった。とあるきっかけで訪れた中学で、...続きを読む
  • 家政婦は名探偵
    ウィザースプーン警部補は医師の死体を前にただ困っていた。どこから捜査に手をつけるべきか。
    家政婦のジェフリーズ夫人と話すといつだっていいく考えが浮かぶのに。
    彼女は何と言っていた?

    人の良い紳士な警部補と警部補のお屋敷の面々。
    警部補に恩義を感じ、その人柄をしたう彼らは、お屋敷の主人のためにこっそ...続きを読む
  • サイレント 上
    ウィル・トレントシリーズ4作目

    前半なので(なのか?)
    ややスローペース
    ウィルが尋問のテクニックを身につけたのは、施設で育って
    里親達の表情を読んできたからか
    または難読症(文字を読む、左右の認識などが困難)を気づかれない様に気を張り人を観察してきたことから発達した技術なのか
    「キャサリン・ダン...続きを読む
  • 巡査さん、合唱コンテストに出る
    表紙の愛らしさに惹かれて手に取る。3巻から読んでしまったけど、なんとかなった。
    ウエールズ地方の味がふんだんに出ていて嬉しくなる。
    たまに登場するウエールズ語の挨拶も興味深い。本当にウエールズ語は英語とは違う。
    作中で村の人が英語がわからない、とか、外から来た人たちがウエールズ語がわからない、という...続きを読む
  • 貧乏お嬢さまのクリスマス
    リース・ボウエンの【英国王妃の事件ファイル】シリーズ第6弾!

    今回はタイトル通りクリスマスシーズンの物語。

    主人公のジョージーは、スコットランドにある実家のラノク城での悲惨なクリスマスから逃れ、仕事をゲットします。

    その仕事とは、デボン州ダートムーアのはずれの村にある、ゴーズリー・ホールという...続きを読む
  • 巡査さん、合唱コンテストに出る
    リース・ボウエンの【英国ひつじの村】シリーズの第三弾!

    ウェールズの伝統行事「アイズテズヴォッド」で行われる合唱コンテストに、なし崩し的に出場することになった主人公のエヴァン。

    そんな中、村には有名なオペラ歌手が滞在することになります。

    彼を中心にさまざまな事件が起こり、エヴァン自身の生活や人...続きを読む