【感想・ネタバレ】貧乏お嬢さまのクリスマスのレビュー

あらすじ

もうすぐクリスマス。なのに公爵令嬢ジョージーは、スコットランドの実家で意地の悪い家族と貧乏で最悪なクリスマスを迎えようとしていた。そんなとき、ふと目に入ったのは「良家の子女を急募」という珍しい求人広告。小さな村で開かれるクリスマス・パーティーで、招待客たちを出迎える上品な仕事だった。無事に雇われた彼女を待っていたのは、雪の降る田舎の美しい風景に豪華なご馳走、ツリー、ヤドリギ……そしてダーシー! 神出鬼没の恋人が招待客の一人だと知り、完璧なクリスマスにジョージーは意気揚々。ところが、平和そうに見えた村に不幸な事件が相次ぐ。囚人の脱獄、毎日一人ずつ謎の死を遂げる村人――。やがて昔から伝わる魔女の呪いだという噂が立ちはじめ……!?

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Posted by ブクログ

ある屋敷のクリスマスパーティーに滞在することになり、どんどん犠牲者が増えるタイプの話。脈絡がないかと思いきやとある流れに従っていた事が判明し残りの該当者を守ろうとする。イギリスならではのクリスマス文化や食べ物が分かる回だった。

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2025年01月14日

Posted by ブクログ

貧乏お嬢さまのシリーズ6作目、快調です。
今回は王妃は出てこないけど、ダーシーはもちろん出て来るし、イギリスのクリスマスが楽しい。

ジョージーは公爵令嬢だが、家にはまったくお金がなく、かといって職を見つけるのも身分が高すぎて難しい立場。
スコットランドの実家の寒風吹きすさぶお城で、ケチな兄嫁一家と最悪のクリスマスを迎えそうになっていました。
ある仕事の広告を見つけて、これならと応募します。
クリスマス・パーティーの招待客を迎える上品な女性を急募というもの。

デボンの田舎のお屋敷で、イギリスならではのクリスマスが展開。
実はそういう行事に憧れる人を集めて宿泊してもらう企画で、アメリカ人などもやってきます。
ジョージーは王族だから喜ばれ、素朴な村での催しに来ていただいてと恐縮されますが、実家よりよほどいい食事を満喫。
しかも、そこにダーシーもやってきます。
謎めいた恋人ダーシーの一面がまた明らかに?

平和そうな村では実は不審死が続いていました。
一見したところは事故死、何の関連もなさそうなのですが、魔女の呪い説まで出て、だんだんブラックな状況に。
ある意味では、ミステリ風味がいつもより濃いのを楽しめます。
他の描写がユーモラスなので、ちょっとパロディ的な感じもあり、気楽に読めるのがいいところ☆

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2018年01月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

イギリスの古き良きクリスマスを味わえるお話
出てくる料理が美味しそう!
実家の家族とは上手くいかないジョージーも、今回はお母さんやおじいちゃん、そしてダーシーと仲良くやっているのが見られて嬉しかった。
将来の約束、これからの仕事の目処もついて、ジョージーの活躍がますます楽しみ。

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2024年10月06日

Posted by ブクログ

ラノク城で迎えるクリスマスを回避するため
小さな村で開かれるハウスパーティの
手伝いに応募したジョージー。
出迎えてくれた夫人や娘は優しい人たちだったが
次々とやってくる招待客は
ひとクセある老若男女ばかり。
しかも村の近くで主人の脱獄騒ぎがあり
毎日不審な死が続くに至って
平和なクリスマスの休暇にも暗雲が。

おお!
ついにダーシーの係累が登場。
少なくとも身元は本物でしたのね。

古き良き英国のクリスマスが描写されていて
それを読むだけでも楽しかったです。
結構いろいろパーティゲームとかするのね。
それにしても英国風のクリスマスを
過ごしにきたくせに何かと難癖つける
アメリカ人家族にはイライラするわ(−_−;)
わざとそう描いているとわかっててもね。

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2024年09月24日

Posted by ブクログ

リース・ボウエンの【英国王妃の事件ファイル】シリーズ第6弾!

今回はタイトル通りクリスマスシーズンの物語。

主人公のジョージーは、スコットランドにある実家のラノク城での悲惨なクリスマスから逃れ、仕事をゲットします。

その仕事とは、デボン州ダートムーアのはずれの村にある、ゴーズリー・ホールというお屋敷で、クリスマス・パーティーのホステス役を務めるというもの。

しかし穏やかな村には、何やら不穏な空気が流れていて、またもやジョージーは事件に巻き込まれていきます。

ミステリ部分について、謎のカギとなる設定はひねりが効いていておもしろいと思いましたが、トリックの部分ももう少し詰めてほしいかなというところでした。

今回については動機もやや弱いように感じました。

物語全体としては、古き良きイギリスのクリスマスの雰囲気が感じられてとても素敵です。

クリスマスということで、「家族」の温かみが感じられるお話でした。

ジョージーの大好きな母方の祖父はもちろん、いつもはまったく一緒に過ごせない母のクレアとの時間もたっぷりあり、クレアのジョージーへの思いやりも感じられる場面がありました。

つかず離れずの関係であるダーシーも登場し、ジョージーの恋の進展からも目が離せません。

相変わらずお金がなく、少ないドレスの中からなんとかコーディネイトを成立させるという、ジョージーの努力は変わりませんが、豪勢な食事やキツネ狩り、仮装舞踏会など、古き良き貴族の暮らしぶりが垣間見えるクリスマスの描写は、読んでいてワクワクします。

◇おすすめポイント
 ・古き良きイギリスのクリスマスの雰囲気を楽しめる
 ・ジョージーが家族と過ごせる幸せな時間が多い
 ・ジョージーとダーシーの恋の進展

◇こんな方におすすめ!
 ・クリスマスが大好き
 ・イギリスのクリスマス文化に興味がある
 ・貴族の暮らしに興味がある

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2019年11月22日

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